平成21 年1月、大規模な鉄器工房群(12
棟)を含む23棟の竪穴建物跡が発見され、弥生時代後期(2世紀後半)としては国内最大規模となる鉄器生産集落。当初「五斗長垣内遺跡・ごっさ かいと遺跡」は当初「垣内遺跡」として発表されましたが、遺跡のある地名を入れて正式名「五斗長垣内遺跡」と命名された。
現在 五斗長垣内遺跡周辺は 、国指定史跡化及び遺跡を活かした地域づくりに、淡路市、兵庫県、地域住民が連携して取り組んでおり、 遺跡そのものは すでに埋め戻されているが、尾根筋の上方に 遺跡全景を一望できる展望台が整備され、播磨灘や家島諸島など遠方の景色も見渡すことができるようになっている。
また、遺跡の傍らには 地域の人たちによってモニュメントとして 竪穴住居(鍛冶工房)が作られ、本年12月18日には弥生時代の鉄器づくりが体験できる日本唯一の工房である「ごっさ鉄器工房」1棟が完成する。
今後、「ごっさ鉄器工房」を中心として体験学習事業を展開するとともに、地域の新しいシンボルとして活用するという。
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