早速 埋蔵文化財
センタに現地説 明会を問い合わせてインターネットで得た資料 をプリントアウトしたり、
五万分の一の地図に今回知った奥出雲の製鉄遺跡の位置をマーク。
10月13日の早朝に家内と二人、神戸から車で現地説
明会の集合場所である奥出雲雲南市掛合の小学 校へ。
集合時間は13時半。
なんといっても 奥出雲 たたら製鉄のメッカ 先進地
奥出雲の古い製鉄遺跡の現地説明を聞くのは初めて。
どんな話がきかれるか・・・・また、 古代製
鉄が始まる頃の話が聞けるかもしれないと期待が高まる。
今回現地説明会のある「大志戸U
製鉄遺跡」を含め、狭い範囲の山間に製鉄炉が 8基も見つかっている。
残念ながら いずれも中世の製鉄炉であるが、古代製鉄が始まる初期の製鉄遺跡が出土した羽森V製鉄遺跡が記されたところに近い山中。
日本のたたら製鉄の
先進地で数々の 伝承が残る奥出雲。斐伊川が山間を縫って島根 半島へ流れ下る奥出雲は「ヤマタのオロチ」伝承や「金屋子神」伝承などと共に古代から隆盛を極めたたたら製鉄地帯。
今も唯一「日本刀保護協会たたら」では 年に一度刀鍛冶への「玉鋼」供給を目的とし
た「たたら」製鉄の操業を行っている。
また この雲南市吉田にはたたら製鉄の山内や高殿がきっちり保存している「菅谷たたら」などがある。
いろいろの伝承はあ
るのですが、製鉄が始まった頃の出雲のたたらの様子がわから ない。
本当に出雲の鉄はどんな風に続いてきた
のだろうか日本海を右に海 岸沿いを走って、
松江を過ぎて、松江道に入ると左手の
山中へ入ってゆ く。
2007.10.13. 奥出雲 中国山地の山並み
松江道 三刀屋・木次IC 周辺で