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3.  奥出雲「たたら街道」高速道路「松江道」工事で製鉄遺跡続々 2007.10.13.
雲南市吉田 中世の製鉄炉が4基出土し た「大志戸U製鉄遺跡」現地説明会に参加
1. 奥出雲 雲南市の松江道建設工事で出土した製鉄遺跡とその位置づけ

 
今回出土した製鉄遺跡はいずれも中世の製鉄遺跡で、時代とともに 磨かれてゆく製鉄炉・たたら場を見る貴重な遺跡という。
古代 6世紀日本での製鉄が始まり、8世紀大和王権で確立された 鉄アレイ型の排滓坑を持つ量産大型炉がふいご装着とともに
日本各地に広がってゆく。
そして、この鉄アレイ型製鉄炉を中心に中世にかけて、数々の炉床の防湿 の工夫がなされ、
製鉄炉を中心に操業に必要な原料置き場や諸施設などが効率的に配置され、たたら場が完成されて行く。

また、この奥出雲の南西部の大田川流域芸北の製鉄遺跡群では「床釣り」構造の下 部炉床が発達し、
同時に製鉄炉を中心に効率的に諸施設を配置したたたら場構造のユニット化が推進された。 

これらの中世たたら製鉄技術の改善進化が江戸時代大規模なたたら製鉄業 高殿・たたら山内など「たたら鉄山」経営として
花開いてゆく。 そんな中世の製鉄炉の炉床構造変遷の特徴ある製鉄炉が今回の発掘で出土したという。 


  なお 本項の記事は 下記 現地説明会の参加でいただいた資料やインター ネット検索で調べた資料などを
  現地参加記録と ともに整理して作成しました。
1. 「鉄穴内遺跡」・「堂々ノ内(2)遺跡」 現地説明会資料
2. 「大志戸(2)遺跡」 現地説明会資料
3. 「たたら街道」2007年3月特別号


 
参考 1.中世 芸北の たたら 広島県豊平町坤束製鉄遺跡
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  江戸期に繁栄を極める高殿を中心とした永 代たたらの原型が作られたという中世の芸北のたたら
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2.いにしえの島根 7巻 記録に残る遺跡たち.

 たたらを掘る  炉の下に眠るたたら職人 の「秘伝」 & 「たたらの変遷」

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 和鉄の道【5】2005
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10.「加計 隅屋鉄山絵巻」と加計・豊平町の製鉄遺跡
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       豊平町中世の製鉄遺跡群を訪ねて
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和鉄の道【4】2004 
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7.播磨国風土 記 和鉄の道【2】「御方里」周辺 
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     安積山製鉄遺跡(平安末期の遺跡)探訪 
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 和 鉄の道 【6】2006 
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 8.「出羽鋼」の郷 島根県 奥石見 瑞穂町市木 walk
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  奥石見 瑞穂町 古墳時代6世紀の今佐屋山製鉄遺跡を訪ねて


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unnan01.htm   2008.3.1.  by Mutsu Nakanishi