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布留川の上流側は狭い谷の崖の底を流れ、今は水がないが 雨が降ると一気に水位が上がりそうである。布留川と石上神宮の森との間を坂道が奥へ続いている。
振り返ると天理教の施設の屋根が見える高台にいて、布留川はずっと下の谷底を流れている。布留川は両岸が丘の崖になっている狭い谷を流れくだり、布留の大橋周辺で一気に広いところへ出る。
大雨になれば、川幅が狭いので うまく制御しないと鉄砲水だろう。
下の布留遺跡の辺りが、古墳時代 幾度となく流路をかえる布留川の氾濫原だったのにも納得。
物部氏は鉄の技術そして 渡来人の技術があったゆえに、この布留の地に本拠を構えることができたとも思えてくる。
この布留川の奥に、洪水調節や上水確保のためなど多目的ダムとして「天理ダム」が作られたのもうなづける。地図によると この道をまっすぐ行くと石上神宮の鳥居の前へ出て、南へ行けば山之辺の道。そのまま谷筋を溯れば北岸を天理ダムへ行く幹線道路に合流できる。
天理キャンパス内の杣之内地区も午前中に歩いておきたいので、ここで引き返し、後で時間があれば、再度もう一度 少し奥まで 布留川を歩いてみたい。
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