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日本で一番低い分水界[水別れ]を越えて 瀬戸内海と日本海を結ぶ氷上回廊 
加古川から由良川水系域へ 山越のない「水別れ街道」を行く 2011.5.14.  1106mzwkre01b.htm 
古代 大陸・朝鮮半島から日本へ 日本海沿岸から大和を結ぶ鉄の道
3. 氷上回廊 概要 と 古代 氷上回廊周辺の古代遺跡分布

   参考1. 氷上回廊 概要
 参考2. 氷上回廊周辺 但馬・丹波・丹後の主要古墳分布図
                       2.1. 氷上回廊周辺 但馬・丹波・丹後の主要古墳分布図
                  2.2.   但馬・丹後は古代鉄の王国  そして 氷上回廊は日本海沿岸と瀬戸内・大和を結ぶ古代の鉄の道 

 参考1. 氷上回廊 概要 氷上回廊と日本で一番低い分水嶺 丹波市氷上町石生水別れ 
     
     
    風が出会い、水が入り混じるところ 雪国の風と南国の風が、ここで出会う
     水が生まれ、川が入り混じり、そして また二つの海へと分かれていく・・
丹波市氷上町石生の「水分(みわか)れ」は、本州で最も低い標高の中央分水界で、日本海に注ぐ由良川と瀬戸内海側へ流れる加古川をつなぐこの低地帯は「氷上回廊」と呼ばれている。
中央分水界は、日本列島を太平洋側と日本海側とに隔てる“高い壁”のようなものであり、わずか95.4m の標高の氷上回廊は、多くの生物の南北の移動経路として重要な役割を果たしてきました。
例えば、カナメモチやリンボクなどの照葉樹林(*)構成種は氷上回廊に沿って日本海側に入り分布域を拡大し、アブラボテ、ニゴイ、ホトケドジョウなどの魚類も氷上回廊を北上して分布域を拡大したとの報告もあります。
南下の例としては、日本海側を分布域とするユキグニミツバツツジが六甲山や淡路島諭鶴羽山に分布し、六甲山のブナも日本海側のブナに由来するものと考えられています。
このように、多種多様な生態系が県内に存在する背景には、動植物が出会い、交わった氷上回廊の存在が重要な役割を果たしたと考えられている。
       ひょうごの生物多様性ひろば  http://www.pref.hyogo.jp/JPN/apr/topics/biodiversity/index.htmlより


氷上回廊は1000〜3000m級の山々が 連なる本州の内陸部にあって、標高わずか95mで本州を南から北へまたぐことができる兵庫県から京都府の内陸部を南北に貫く細長い低地帯。この特殊な地形によって、雪国と南国の気候が出会い、生命が不思議に入り混じり、 豊かな文化と歴史が培われてきました・・・
● 日本海側と太平洋側に大きく分断された川魚たちの世界
氷上回廊の低地帯では、かつて、日本海側へ流れていく川と太平洋側へ流れていく川とが、洪水のたびに入り混じり、北国と南国の二つの世界で進化してきた魚たちが、この入り混じった水の中で頻繁に出会い、相互に広がっていった。
氷上回廊を通り抜けて、日本海側と太平洋側の境界線を越えていた。
日本海側の河川にのみに生息するといわれていたヤマメが、太平洋側に生息するアマゴ(ヤマメの近縁種)と混生しているのが見つかった。(丹波市青垣町の佐治川(加古川上流域))
オヤニラミやイトモロコ、ナガレホトケドジョウなどの南方系の魚は北の由良川 に、北方系のホトケドジョウやアブラハヤ、ミナミトミヨ(※今は絶滅)などは 南の加古川に分布を広げた。
その結果、ホトケドジョウとナガレホトケドジ ョウ、アブラハヤとタカハヤなど、本来北と南で別々に暮らしていた近縁種同士 が同じ河川で共存するとても珍しい水域となっている。
● 陸の生き物たちも、この氷上回廊を南北に駆け抜けてきた
低地に暮らす植物たちにとって、高い山々に登ることは容易ではありませんが、氷上回廊は、標高100m内外で本州をまたぐことができる低地帯。太古の昔から、寒冷な氷河期と温暖な間氷期という気候変動を繰り返してきた地球の気候変動のリズムにあわせて、植物たちも、この氷上 回廊を北から南へ、南から北へと駆け抜けていた。
 氷上回廊を取り巻く地域では、今もなお、南国の森に栄えるカナメモチやリンボク、ヤマモモ、モチツツジなどと、 北国の森に栄えるユキグニミツバツツジやカタクリ、エゾエノキなどが豊かに混在しています。
             丹波市ホームページ 「氷上回廊」より  http://www.tamba-hikamikairo.com/index.html

日本で一番低い分水界「水別れ」の両側東西に連なる中央分水界の標高 

日本海と瀬戸内をつなぐ氷上回廊の瀬戸内側から日本海までの標高 
氷上回廊の分水界丹波市氷上町石生で95mときわめて平坦な回廊で太古から重要な動植物の移動路であった

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    参考2.  氷上回廊周辺 但馬・丹波・丹後の主要古墳分布図 
        2.1. 氷上回廊周辺 但馬・丹波・丹後の主要古墳分布図
            氷上回朗は日本海/瀬戸内を結ぶ重要な交流路  大陸・朝鮮半島と大和を結ぶ重要な交流路であったに違いない
インターネットにあつた資料を集めましたので、時代の異なるものやプロット漏れがあるとおもいます。
古代日本の黎明の時代に氷上回廊周辺から日本海にかけての地域に大きな勢力(国)があり
初期大和王権と大きくかかわっていたいたことやこの時代に氷上回廊が重要な役割を果たしていたことを示す参考資料とお考えください。

兵庫県の主要全貌後円墳        丹波・丹後の主要古墳分布          日本海沿岸の大型円墳    

      2.2. 但馬・丹後は古代鉄の王国  そして 氷上回廊は日本海沿岸と瀬戸内・大和を結ぶ古代の鉄の道 


【弥生時代 鉄製品が出土した丹後の遺跡】
       邪馬台国大研究・ホームページ / 丹後半島の歴史 / 遠所遺跡遠所遺跡より  http://inoues.net/tango/enjyo_iseki.html
  
  【但馬・出石  砂鉄を副葬していた入佐山3号墳】  【但馬の大王の墓 和田山 茶すり山古墳(巨大円墳)】
       和鉄の道 コウノトリが結ぶ古代和鉄の道 但馬 出石・豊岡より
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1106mzwkre02.htm   2011.6.5.  by Mutsu Nakanishi