この一条通りを使って 奈良の市街地と平城宮をつなぐ祭が行えれば、祭が麺に広がり、この復元された大極殿が奈良の人達にとってのシンボルとなり、祭が奈良の人達のものになるのに・・・などと考えている間に西大寺駅に到着である。
朱雀門と大極殿とがそろうと平城京が本当に真っ直ぐ南北の軸を中心に造営されたこと、また その東西に聳える若草山と生駒山の山並みの中にすっぽり納まっていることもはっきり見えてきました。
そんな遮る物のない野っ原の緑の中に赤い大きな古代建造物が建っている。
頭にえがいていたイメージどおりの光景が見られて本当に満足。
これから さらに この中に次々奈良時代の建造物が復元されていくというのも楽しみ。
久しぶりの奈良 どっぷり一日の奈良
あまりよく知らないところを歩けてラッキーでした。
「大遣唐使展」もおもしろかったし、若草山の頂上からの展望の素晴らしさも。ゆっくりと平城京の中を南から北へ
立ち止まったり 振り返ったり デジカメでパチパチやりながら約1時間 平城宮を楽しみました。
大極殿の北側の国道に出るともう日も傾きかけた夕方 でも 西日がまぶしい。
この東西に伸びる県道を104号を東に取れば 法華寺のところ東に真っ直ぐ伸びる平城京一条通りで、東大寺の門前にいたる。
また、反対側の西に行けば近鉄西大寺駅に出れる。
この道を西へ夕日に向かって、坂を西大寺に下って帰路に着く。
復元大極殿の北西側から 南の朱雀門を眺めながら帰る 2010.6.11.夕
若草山の旧の名前が「三笠饅頭の三笠山」だと後で思い出しましたが、「国のまほろば 大和」全体を眺める素晴らしい展望台であること本当に知りませんでした。
奈良や生駒の山々をバックに朱雀門・大極殿がのっばらの緑に建つ平安京 古代ロマンを掻き立てる写真もピンボケながら撮れました。久しぶりの奈良にどっぷりつかった1日 平城遷都1300年祭を楽しんで帰りました。
平城遷都1300年祭の奈良を久しぶりに訪れて
帰路 神戸への直通電車の中で 一日を思い浮かべながら
2010.5.11. by
Mutsu Nakanishi
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大極殿の北側に出て 西の広い道を西大寺駅へ下ってゆく もう夕方 日が傾きだした 2010.6.11.
この道を反対の東へ行けば、平城京の一条通りに繋がっており 真っ直ぐ東大寺の門前である。
ただひとつ 気になりましたのは
平城宮の中の歩行規制に使われた縞々の三角帽子の多さには本当にびっくり。
車の通らぬ内部一杯に張り巡らされた縞々模様 復元された建物のまわりにも。。。
車が通らぬ中にど派手な規制具ガ居るのかと首を傾げました。
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平城宮跡の遺跡内には縞々模様のどぎつい三角帽子と横棒がやたらに使われ、
古代のロマンを求めてやってくる人には本当にめざわりと思うのですが・・・・・
どうも平城宮跡の野原はイベント会場への道としてしか考えられていないのではないか・・・・と。
この野原が 1300年前の平安京を思い起こさせるロマンの景色と考えているのは私だけだろうか・・・
奈良の古代のロマンを求めてやってくる人のイメージとはかけ離れたイベント主義に感じるのですが・・。
奈良の人はどうおもっているのだろあか・・・と。
「そんなこというのは お前だけ」やと言われそうですが、 でも 奈良の観光の姿勢がかいま見えました。
気持ちのよい奈良が低俗なイベント主義にならぬよう。
また、古代のロマンを奏でるこの場所が 奈良のみんなが楽しみにする祭の場に発展すれば、よいのに・・・と。
京都御所が四季を通じて京都市民に愛され、親しまれているように。
ここから東大寺大仏殿や若草山をつなぐ道を使った沿道の人達みんなが参加する祭が展開されれば
この復元大極殿も生きるのに・・・とついつい いらぬお世話の一言。
平城宮の遺跡内の通行規制と
車道規制に使われる縞々の三角帽子のあまりに安易な使われ方にびっくりして
2010.5.11. by
Mutsu Nakanishi
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