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写真アルバム
 
京都市最高峰 火伏せの神 愛宕神社が鎮座する霊山
  愛宕山 (924m)  紅葉 Walk   

2008.11.15.  0812atago00.htm by Mutsu Nakanishi

3. 帰りは愛宕山の東尾根筋 月輪寺道を清滝へ      0812atago03.htm
 
3時を廻ると日差しも弱くなってきた。 出発が遅かったので、
頂上部でぐずぐずしていると日が暮れてしまう。
西の保津川や北の地蔵峠から高雄へ抜ける道もあるが、
今日はそのまま清滝へ戻る。 

階段状の参詣道を引き返すのを避けて、下りで約2時間ちょっと
少し長くなるが、参詣道が続く尾根と谷を挟んで北側にある月輪寺
から清滝へ下る。

なんとか日没までには清滝へ降りれるだろう。 

3時20分月輪寺道の分岐から下りだす。階段ではありませんが、
やはりきつい下り道。 
下り始めて直ぐのところに大きな岩がゴロゴロ転がっている。
磐座かも知れぬ。 
この山がかつて、霊山修験の山だった名残を初めてみたような気が
する。    .


月輪寺から清滝への下山路入口 2008.11.15

       頂上の直ぐ下の尾根筋道の崖にゴロゴロ大きな石が転がっていた 2008.11.15.
こちらの尾根筋道も山の紅葉が美しく ちょうど夕暮れの光に紅葉か浮び上って 色の変化が素晴らしい。
参詣道に比べて時間が長くかかるためか、もう 誰もこの道を下ってこない。
わずかに大学生のグループが超スピードで駆け抜けていったのと、外人グループがゆっくり下っているのを追い抜いたのみ。
「あんまりゆっくりしていると日が暮れるよ」と声をかけて先に進む。

月輪寺道も尾根筋 林の中で展望が開けないが、表参詣道より、雑木が多く紅葉の変化が美しい 2008.11.15.
   清滝への尾根筋の下山路 月輪寺道 2008.11.15.
 
30分ほどで下って、そのまま尾根筋を下って空也滝から清滝へ出る道と月輪寺へ回ってから清滝へ下る道との分岐。
月輪寺への道を取るとまもなく山の斜面にへばり付いた無人の月輪寺。夕暮れの光に紅葉した木々が美しい。
また、ここは枝谷の最奥部になっていて、谷筋の紅葉した山々が見通せ、その先には遠く市街地がかすんで見える。
地図をみると真南清滝から嵯峨野の方向である。まだ だいぶ下らないと清滝に行き着かぬ。
月輪寺は南の清滝方面に開けた谷の奥 見晴らす山々の紅葉が美しい  2008.11.15.

月輪寺を経て清滝川沿いのドライブウエイに出たときには 谷筋はもう夕闇の中。薄明かりの中を清滝への道を急ぐ。
5時過ぎに清滝へついたときには とっぷりと日も暮れていました。

深山ではありませんが、愛宕山の神域として守り継がれてきたためなのでしょうが、
京都の街からすぐそばに市街地と隔絶してドライブウエイ一本通っていない静かな明るい山があり、
素晴らしい紅葉が登山道全体を覆っていました。

清滝川沿いのドライブゥェイに下った時はもう 夕闇 2008.11.15.
久しぶりの京都の紅葉を楽しみながらのWalk   やっぱり 紅葉は全山紅葉の山が良い。
標高約100mの清滝から標高924mの愛宕山頂上まで標高差約800m水平距離約4.5Km 平均勾配約18/100と記録を出してみると
私の最近の山歩きではきつい部類。
「愛宕山」が霊山として信仰された山の姿が垣間見えました。

また、愛宕山の参詣道では 多くの方が声を掛け合いながら登る和やかな市民の山でもあるとも感じました。
いままで、いつも眺めるだけの山でしたが、こんなに近いところにいろんなバリエーションが楽しめる山があると今まで以上親しみのある山になりました。。
7月31日夜の愛宕山「千日詣」
この日お参りすれば、千回お参りしたのと同じ役得があると言い、かがり火が参道を照らし、愛宕山が一番にぎわう時と聞く。
次に機会があれば、是非出かけてみたいと思っています。
また、清流の清滝川・保津川と緑の森 新緑の季節も静かな山歩きができそう。
お勧めの市民ハイクの山です。ただし、下りに難のある方はその準備も怠りなく。

真っ暗な清滝駐車場で 出発待ちのバスの運転手さん そして 遠くから清滝へやってきた人たちと 
今日一日の紅葉談義を楽しむ


  今回の愛宕山 紅葉 Walk 登山道でみた愛宕山の紅葉写真集をこのページの最後に添付しました。

       ■ 京都 愛宕山 紅葉 walk 写真集  2008.11.15.

     いつもの事ながら ピントの甘い写真ばかりですが、もう一度 愛宕山の素晴らしい紅葉を



清滝は交通の便が悪い深山の中と思ってきましたが、夜遅くまで路線バスが走り、細いトンネルを抜けると15分で喧騒の嵐山・京の街。 イメージの違いにもびっくり。要は清滝川沿いの広い駐車場がない狭い谷間でしかも交互通行しかできぬ狭いトンネルしかないことが、喧騒を阻んでいるようだ。

この不便さが、美しい景色・静かな環境を今も残しているとしたら、
部外者の言い分かも知れないが、この程度の不便さは受け入れねば・・・と。
バスがトンネルを抜けるともう喧騒の世界。 この喧騒にもちょっぴり 参加したいと。
嵐山でバスを降りて、繁華街状態の渡月橋を渡って 阪急の嵐山駅へ

ふっと 遊び心で 思いついた「愛宕山 紅葉Walk」でしたが、素晴らしい京都の山紅葉とWalk
夜 JRや新幹線の車窓から京都の北西の端 真っ暗な空にうっすらと山のシルエツトの中 
ポツンとひとつだけ 瞬かぬ星が見えたらそれが愛宕山 
お勧めの市民ハイクの山です。

                                       2008.11.15.夜   阪急電車に揺られながら
                                        Mutsu Nakanishi
       愛宕山walk行動表   清滝→表参詣道→頂上・愛宕神社→月輪道→清滝  GPS記録より
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京都市最高峰 火伏せの神 愛宕神社が鎮座する霊山愛宕山」 紅葉 Walk
京都 愛宕山 紅葉walk
1. 清滝から表参詣道を愛宕山山頂へ
2.
3. 下山路 月輪寺を経て清滝へ
4. 愛宕山 紅葉 Walk  写真集 
.【完】
.

2008.12.15.   0812atago03.htm   by Mutsu Nakanishi