青森・八戸
縄文の郷「是川」 2008.10.30.
13. 縄文文化を代表する是川遺跡・風張遺跡を訪ねる
● 縄文漆の素晴らしい文化を咲かせた縄文晩期の是川中居遺跡
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● 墓域のある広場を環状に取り囲む住居群 縄文後期の環状集集落 風張遺跡 |
korekawa00.htm 2008.12.15.
by Mutsu Nakanishi
左手奥 八戸の中心街から太平洋 中央を馬渕川が流れその向こう丘陵地に是川遺跡 そして右手奥 種市岳
10月29日薄暗い夕刻 東北新幹線の終点「八戸」駅に着く。
久しぶりの青森 やっぱり肌寒い。
八戸を中心とした青森県東南部はかつて岩手県も含め、南部藩属したところで、「サンパチカミキタ」地方といわれる。
漢字で書くと「三八上北」。
はじめて名前を聞いたときには「コリャなんちゅうとこや」とびっくりしました。
南の岩手県から八幡平・八甲田の山並みと北上山地にはさまれた山間を馬渕川が北へ流れ、この八戸で太平洋へ注き、東北新幹線も南から北へこの川沿いを抜けて八戸へ入ってくる。
この一帯に「戸」のつく地名があり、三戸・八戸・上北とこの地域の中心的な街をつなぎ合わせた呼び方という。青森に入ると「津軽」と共に何度も聞くこの「三八上北」の中心が現在の東北新幹線の終点「八戸」である。
この八戸の街の端を取り囲む丘陵地に縄文の郷「是川」があり、真っ赤な色も鮮やかに縄文の漆製品が大量に出土した是川遺跡や縄文の土偶を代表する合掌土偶を出土した縄文の環状集落
風張遺跡が隣り合う。
また、八戸から南へ 八甲田の山々と北上山地の間を流れ下ってくる馬渕川沿いの山間を遡れば、縄文を代表する大集落 御所野遺跡。今も縄文の森に包まれ田中にストーンサークルの広場を中心に環状の土屋根竪穴住居が建ち並ぶ。
いずれも 縄文を代表する東北の遺跡で、青森三内丸山遺跡と一緒に世界文化遺産登録を目指している。
是非自分の眼で確かめたかった場所である。
この秋 会津で大学仲間の同窓会があった機会に八戸の縄文の郷「是川」の是川遺跡・風張遺跡と岩手県一戸町の御所野遺跡分水嶺を越えて南に入った盛岡に隣接する滝沢村 岩手山山麓の湯舟沢ストーンサークルを訪ねました。
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