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◎建仁寺の「竜」と俵屋宗達「風塵雷神図」
京都祇園のど真ん中にある臨済宗建仁寺派の大本山。
1202年(建仁2)栄西禅師が建立した京都最初の禅寺で、1586年(天正14)ごろ、安国寺恵瓊により再興され、
京都五山第3位の格式を持った。勅使門(重文)は、銅板葺、切妻造りの四脚門で、扉に矢痕があるところから矢の根門とも呼ばれる。
方丈(重文)は、銅板葺、単層入母屋造で、文禄年間(1592-96)に安芸の安国寺から移築したもので、白砂を敷きつめた枯山水庭園がある。また、建仁寺は俵屋宗達作の最高傑作国宝「風神雷神図」を所蔵し、立派な龍「雲龍図」と「双龍図」がある。
俵屋宗達 国宝 風神雷神図
.「雲龍図」は海北友松によって桃山時代に描かれた方丈襖絵で、とても迫力のある襖絵の龍である。
もうひとつの「双龍図」は、平成14年(2002年)創建800年を記念して小泉淳作画伯によって
2年の歳月をかけて描かれた法堂の畳108枚分の大天井画。 これもまた大迫力である。
なお、龍は仏の教えをたすける八部衆の一つといわれ、住職が上がって仏法を大衆に説く法堂の天井に数多くの龍が描かれている。
建仁寺法堂は今回天井に竜が描かれるまで、天井画が描かれたことはなかったという