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東寺 ・ 知恩院 ・ 建仁寺 ・ 清水寺 の アウトライン 1203kyotera01.htm
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◎ 知恩院 三門
知恩院三門 知恩院 遠景 知恩院 鐘楼
知恩院は、全国に7000余の寺院を擁する浄土宗の総本山。法然上人が浄土宗を開創し、念仏の教えを説いた寺であり、
また、建暦二年(1212)入寂した地で、現在高台に法然上人の御廟がある。本殿は御影堂と呼ばれ、法然上人像を祀る。◆ 境内は73000坪を誇り、江戸時代の元和7年1621)に二代将軍徳川家忠が三門を建立。また寛永16年(1639)に徳川家光公が御影堂を建立するなどし、現在の寺が形づくられた。
◆ 知恩院へ来て、まず対面するのが高 さ24メートル、幅50メートル、
木造の門としては日本最大級の三門(国宝)である。
また、知恩院の大鐘楼で突かれる除夜の鐘は京都年越しの風物詩近世初期の建物である三門を始め、経蔵・大方丈・小方丈など
重要文化財も多い。 ◎ 建仁寺の「竜」と俵屋宗達「風塵雷神図」
建仁寺方丈 境内 建仁寺 法堂 京都祇園のど真ん中にある臨済宗建仁寺派の大本山。1202年(建仁2)栄西禅師が建立した京都最初の禅寺で、
1586年(天正14)ごろ、安国寺恵瓊により再興され、京都五山第3位の格式を持った。
勅使門(重文)は、銅板葺、切妻造りの四脚門で、扉に矢痕があるところから矢の根門とも呼ばれる。
方丈(重文)は、銅板葺、単層入母屋造で、文禄年間(1592-96)に安芸の安国寺から移築したもので、
白砂を敷きつめた枯山水庭園がある。また、建仁寺は俵屋宗達作の最高傑作国宝「風神雷神図」を所蔵し、
立派な龍「雲龍図」と「双龍図」がある。俵屋宗達 国宝 風神雷神図
「雲龍図」は海北友松によって桃山時代に描かれた方丈襖絵で、とても迫力のある襖絵の龍である。もうひとつの「双龍図」は、平成14年(2002年)創建800年を記念して小泉淳作画伯によって2年の歳月をかけて
描かれた法堂の畳108枚分の大天井画。 これもまた大迫力である。なお、龍は仏の教えをたすける八部衆の一つといわれ、住職が上がって仏法を大衆に説く法堂の天井に数多くの龍が描かれている。建仁寺法堂は今回天井に竜が描かれるまで、天井画が描かれたことはなかったという
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方丈襖絵 海北友松作「雲龍図」 法堂天井画 小泉淳作作「双龍図」. ◎ 清水寺 古代東北の雄アテルイとモレの碑
清水寺 正面 清水寺 舞台 北天の雄 阿弖流為・母禮之碑 「清水の舞台」で有名な清水寺は778年(宝亀9年)延鎮上人により開創され、その後、坂上田村麻呂が帰依し、
堂塔伽藍を整備したという。本尊は十一面千手千眼観世音菩薩。蝦夷征伐の征夷大将軍 坂上田村麻呂坂村麻呂を知っている人は多いが、敵となった蝦夷の首長阿弖流為・母禮の名や阿弖流為・
母禮の碑が坂上田村麻呂ゆかりのこの清水寺にあることを知る人は少ない。.
◆ 清水寺の寺伝によると、「木津川の北流に清泉を求めてゆけ」との霊夢を受けた延鎮上人が音羽山麓の滝のほとりで、
草庵をむすんで永年練行をしていた行叡居士から観世音菩薩の威神力を祈りこめた霊木を授けられ、
その木で千手観音像を彫作して居士の旧庵にまつったのが清水寺の起こりとされている。
その翌々年、坂之上田村麻呂が妻の安産のために鹿を求めて入山して清水の源をたずねた田村麻呂が、
出会った上人から殺生の非を諭され、自らの行いを悔い、鹿を弔らつて下山し、妻室と共に深く観世音に帰依するようになり、
清水寺に仏殿を寄進し、ご本尊に十一面千手観音を安置した。
その後、上人は田村麻呂と協力して地蔵尊と毘沙門天とを造像してご本尊の両脇士とし、本堂を広く造りかえ、
今の清水寺の元を築いたと伝えられる。
また、現在の清水の舞台は、江戸時代の寛永10年(1633年)に徳川家光の寄進によって再建されたもの。◆ この舞台の下の崖の縁にアテルイ・モレの石碑(「北天の雄 阿弖流為(あてるい)・母禮(もれ)之碑」がある。
岩手県奥州市地域を本拠地とした蝦夷(えみし)の首長・阿弖流為(アテルイ)と母禮(モレ)の名前である。
二人は平安朝廷の東北平定政策に対して勇敢に戦ったが、郷土の犠牲に心を痛め、征夷大将軍・坂上田村麻呂の軍門に下りました。
将軍は両雄の武勇、器量を惜しみ朝廷に助命嘆願しましたが、許されず処刑された。
石碑は、平安建都1200年を期して1994(平成6)年に有志により建立された。◆ 山口の童謡詩人金子みすずの詩をモチーフにどこか哀愁を帯びた童子を手がけるなどそのやさしいまなざしを描く
風の画家中島潔氏が5年以上の歳月をかけて金子みすずの代表作「大漁」はじめ、襖絵46枚を奉納し、
本年1月末大阪でその襖絵46枚が襖ごと展覧された
八坂ノ塔 知恩院境内 石段上から見る山門 祇園八坂神社石段下
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1203kyotera01.htm 2012.3.5. by Mutsu Nakanishi