【2012年12月
便り】
1.師走 ルミナリエで
2.単身でスーダンの製鉄遺跡を調査する
若き考古学者 関広さん
3.山口萩焼の田中講平さんの
陶芸作品集のご紹介
4. 今月のhome
page 更新記事
5.今年一年 和鉄の道を振り返って |
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師走 今年も神戸ルミナリエへ
12月 一気に寒波襲来 暖冬のここ数年とは違う寒さにビックリですが、
いかがでしょうか
師走 あっという間の一年 ありがとうございました
巷では選挙が始まリましたが、わけのわからぬ末期的症状なのでしょうか・・・
前回よりもっとひどくなるなぁ・・・と。
「うそも 空手形も何でもあり 聞きかじり 鵜呑みの話」
マニュアル書いてもらって、だから罪悪感も責任も何もなし
見抜けぬやつが悪い 怖かったら俺について来い」
これが強い政治家なのでしょうかね・・・・・・・・
こんな政治ってありなのか・・・
・・・・・・・・
さあ 選挙結果はどうなるでしょうか・・・・・・
情報化=howto to 万能から脱して 落ち着いた時代になってほしいですね。
12月 神戸ルミナリエが始まるとやっぱり あの光の環の中へ入って来ようと。
声をかけ助け合い多くの人が触れ合い
人生観が変わったことを決して忘れまいと自然と足が向く
閉塞感にさいなまれながらの一年 老齢者には ついてゆくのが精一杯
みんながおだやかな笑顔で暮らす日々が早く訪れるよう願う毎日
いったい 何が変わったのか
でも 振り返えるまい 健康でいることこそ 感謝して暮らさねばと。
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単身でスーダンの製鉄遺跡を調査する
若き女性考古学者 関広尚世さん |
10月26日久し振りに愛媛大学東アジア古代鉄文化研究センターのアジア歴史講演会
に参加した。講演は以前紹介したスーダンの製鉄遺跡を研究している若き女性考古
学者関広尚世さん
「アジアとアフリカの境界で鉄に出会う-メロエ文明の鉄器生産とスーダン共和国の現状-」
.
メロエは世界遺産にも登録されたナイル川中流東岸の砂漠の中に点在する古代遺跡
まだ、国作りがこれからのスーダンに単身飛び込み、大臣や学者を動かし、メロエ
の製鉄遺跡の重要性を説き、一緒になって調査を進めるそのパワーにビックリ。
以前「こんな黒い塊が砂漠にゴロゴロ 鉄滓なのですが・・・」と見せてもらった
ときには「ほんまかいな??」と思ったのですが、分析も済んで確認済み。
ヒッタイトの鉄が世界に広がってゆく重要地点アフリカ・アジアの境界での
古代大製鉄遺跡群。 また、講演で初めて知るスーダン。
独特のピラミットが建ち並ぶ世界遺産遺産にもビックリですが、危ない国となんと
なく思っていましたが、「発展途上であるが、治安もしっかりした近代国家だ」と
関広さんはスーダンをPRする。
ヒッタイトからたたらへの鉄の謎を解く鍵が見つかるかも知れぬ単身スーダンへ
飛び込んでの研究。期待一杯です。
といっても 何も出来ないのですが、関広尚世さんの今後の展開応援したい。
【参考】以前「和鉄の道」2012.1.5.
で紹介した記事のサイトを添付
ナイル川中流域 古代スーダンの製鉄遺跡世界遺産 鉄の都メロエ遺跡
http://www.infokkkna.com/ironroad/dock/iron/12iron01.pdf
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山口萩焼の田中講平さんの陶芸作品集のご紹介 |
萩焼陶芸家の田中講平さん 山口の親しい友人としてつき合わせてもらっている。
私は才がなく、陶芸をようしないのですが、陶土に含まれる鉄分の動きや窯が
たたら炉と通じるところがあり、また、新しい陶芸技法への取り組みの話など
いつも興味深々で話を聞くのを楽しみで、田中さんのホームページ作りにも参画
させてもらっている。
この秋、田中さんの作品集や登り窯などをまとめたスライド動画の整理作成
に携わらせてもらい、ホームページに11月掲載された。
萩焼陶芸や登り窯などに興味がある方にも是非ご紹介させていただきます。
◎ 萩焼窯元「陶房葉月」田中講平のホームページ
http://www.k2.dion.ne.jp/~hazuki/index.htm
◎ 田中講平の作陶2012Now
http://www.infokkkna.com/hazuki/tayori/2012hazukinow.htm
今年一年 和鉄の道を振り返って
あっというまの一年。今年一年 独りよがりの記事に終始したと承知しているが、
何を掲載してきたのか見直してみた。
◎「和鉄の道」11件
たたら製鉄遺跡を訪ねるというより、「鉄」をキーワードに、鉄の役割を
垣間見る記事がほとんど。 たたら製鉄の謎にはせまれなかったなぁと。
今 日本で産業の主役からの交代を余儀なくされていると見える鉄が
今後どんな新しい役割を生み出していくのか
そっちの方にも興味新進です。
現地に立って、鉄関連遺跡・遺産の今を記録しておけば、何かの役に立つと思っ
てきましたが、情報化社会の急速な進歩で その役割も変わってきたと感じてい
ます。
自分の興味と楽しみが終わることはないのですがあ どうしようか・・・と。
◎「風来坊」23件 From
Kobe 11件
だんだん行動半径が狭まって 同じ場所の掲載が多くなっていますが、
私のその年の季節季節の便り
ここ数年デジカメで精密画像を大量に記録したり、精密動画記録が出来るように
なって、文章よりも映像記録の方が面白くなって、スライド動画での記録が
多くなっています。
また、From Kobe には同じことを繰り返し書いていて 成長がないなぁとは
自覚しているのですが、害がなければいいかと。 お許しください。
あっというまの一年 齢を取るのが早くなると感じています。
でも 孫たちが、すくすく育ってゆくのもうれしい限り。
みんな元気に 明るい声で家に飛び込んでくるのがうれしい今日この頃です
どれだけ更新が出来るか、判りませんが、今後ともよろしくお願いします。
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12月になると「喪中の挨拶状」をもらうことが多く、
老齢になるにつれ、友人の訃報に接することが多くなった。
今年もがんばっていた仲間が先に逝ってしまった。
道端で一服している時など病床で戦っている仲間をふと思い出し、
「どうしているかなぁ・・・」と思い浮かべることがある。
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病気克服にあんなににがんばっていたのに・・・
もう一度会いたかったなあ という思いと今はただ 安らかにと祈るのみ
神の召すまま、先に逝った仲間の分まで 精一杯いきねば・・・・・と。
また、今 病気や困難に立ち向かっている仲間へ
「仲間がいる。 どうか病気・困難を克服して、
仲間の会に元気に加わって欲しいなあ 」と願っています。
何をするにも、今しかないとの思いも強いこの頃。
お互い元気で 日一日が笑顔で
今 元気で飛び回れることに感謝しつつ
2012.12.15. 神戸で ホームページ12月ま便りを書きながら
Mutsu Nakanishi |
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今できることを 精一杯
声かけあい 支えあって
負けないで 忘れないで
暖かい希望の輪がつながっていることを
付和雷同せず 勇気・冷静・知恵 その重みを強く感じている昨今。
以前は 私もやっぱり スピードを追い続けた日々でしたが・・・・
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原因を人の所為にするな
ルーツ原因の解明と防止
そして(対策突破の)歯止め
あまりにも人・個人の精にするこの頃
職場で徹底的に叩き込まれた言葉です。
「変えられるものを 変える勇気と
変えられないものを
受け入れる心のしずけさと
その両者を見分ける叡智と 」
「まあええか 元気だして行こう」と
心は行ったり来たりです |
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★★ 今月のhome page 更新記事
★★
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1. |
映像資料【スライド動画】2012.10.27.
旧別子銅山跡の産業遺産が眠る別子山
紅葉に彩られた念願の「別子山銅の道・銅山越」Walk |
2 |
映像資料【スライド動画】2012.11.1.&
11.2.
阿蘇谷にベンガラの原料・「阿蘇黄土」を訪ねました
また、日本一美しいダム 豊後竹田白水ダムへも
私の阿蘇谷「阿蘇黄土」を訪ねる 古代の製鉄原料???
.
阿蘇谷に大量埋蔵される渇鉄鉱
ベンガラ原料の「阿蘇黄土」
これが日本での製鉄の開始と関係していないか???
是非一度阿蘇谷に行って「阿蘇黄土」に出会いたいと・・・・・ |
3. |
【From Kobe 2012 12月】2012.12.15.
また ぶつぶつ 日本の現状に考えさせられることが多い
2012.11.25.朝日新聞に掲載された2つの記事を読んで |
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【更新記事概要・更新記事アドレス
リスト】
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〔今月の和鉄の道・Country walk より〕
◎ 四国 別子山銅の道 & 九州阿蘇谷を訪ねました
江戸時代別子山山頂部で銅の露頭が発見され、日本の近代化を支えた
住友の別子銅山。 厳しい山谷を越えて銅を港へ運んだ銅の道
こんな急峻な山奥に村があったのか・・・・
かつての禿山が植林でこんな豊かな緑の山に戻れるのか・・・
鉄ではありませんが銅を採取した先人の道を歩きました。
また、九州阿蘇谷には大量のベンガラ原料渇鉄鉱が埋まっている。
卑弥呼が魏に送った「朱」はこの阿蘇黄土の説もある。
この「阿蘇黄土」は第三の製鉄原料?? の思い捨てがたく、
是非 直接手にとって見たいと行ってきました。
また、帰りに本当に美しい白水溜池堰堤にも出会えました。
バチバチ撮ったデジカメ写真をスライド動画にしました。
私の私的ファイルみたいなものですが、お許しを |
禿山がうそのよう稜線の両側に銅山遺構が眠る別子銅山越道 2012.11.27.
阿蘇谷の阿蘇黄土(渇鉄鉱)焼くと簡単に真っ赤なベンガラに 2012.11.1.
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.豊後竹田萩町の山奥 日本一の白水溜池堰堤
特にトピックスはないのですが、旅の話や鉄の話が話の種になったり、
思いもかけなかった記事の照会があったりで、
やっぱり記録はせっせと残しておかねば・・・・と。
毎日元気に神戸で過ごしています。
神戸に来られたら 是非一度 お訪ねください
気軽にお付き合いのほどを。
引き続き、色々お教えいただきたくお願いします。
2012.12.15. by Mutsu
nakanishi
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