共に元気出して 声かけあって
4月新年度の始まり。 数々の新しい出発と出会いに
毎年
「希望の未来を信じ、元気いっぱい前向いて チャレンジしてほしい」と
エールを送ってきましたが、今年はこの未曾有の大震災に会われた人たちに何と言って声をかければよいのか…
かつて 何度も訪れた地域での大災害発生に ただ茫然とするのみです。
被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
困難な中で 互いに声かけあって 生き抜く力が与えられますように
また、一日も早く手が差し伸べられ 立ち直られますようお祈りしています。
ただただ、自分に出来ることは何かと 気をもむばかりの日々であるが、
何万という人の群れが一夜にして厳しい境遇に置かれている。
日頃気にも留めてもいないことが自分の身に降りかかって、生活を打ち砕く。
想像だにしない非現実が現実に転換したと誰の目にもはっきり見える。
事の大きさに「がんばれ 元気出せ」と声かけるだけでは何にもならぬと。
都会の生活に慣れ親しんで「みんなで共生している」ことを忘れてしまった我々都会人。
日本全体が一つにつながり、そののつながりが一夜にして 断ち切られて初めて知る周りの人のありがたさ。
この現実を自分のものとして 被災地に眼を向け、「自分の壁を取り去ろう」
ひとつでも「共生・共に生きる 分かち合い」実践の第一歩を踏み出すことが一番か・・・・・
この新しい年度の始まり。
みんながみんな 新しい第一歩を踏み出さねば・・・・・と。
共に声かけあって この難局を分かち合い 乗り切って行かねば・・・・。
from Kobe by Mutsu Nakanishi