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 奥播磨 恋文川源流 たたらの郷「 小茅野(こがいの)集落 」を訪ねる
   1.かつての千種と山崎を結ぶ千種鉄の道 土万三差路から 恋文川を遡って小茅野の集落へ
   2. 恋文川源流 小茅野川沿いの県道520を行き止まりまで詰めて小茅野集落へ
   3. 白口峠の展望所から小茅野集落の全貌 そして 岡山・兵庫国境の山々の素晴らしい展望

   2. 恋文川源流 小茅野川沿いの県道520を行き止まりまで詰めて小茅野集落へ 
深山の山の稜線近く、山腹に突然現れた小茅野の集落の一部  2010.7.20.
車1台がやっと通れる狭い谷筋道の県道520を「帰りの不安半分・小茅野集落到着の期待半分」で 登ってゆく。
視界の効かぬ谷筋道で 山また山の中を走り抜けてきたイメージが強く、こんな山奥に本当に集落があるのだろうか・・・]
県道を少し登ったところで 急に空が開いて その空の山腹に人家が見える。ここだ。もう びっくり。
こんな奥深い山の稜線近くに明るい集落があるとは・・・・・。

山の稜線近く、山腹に突然現れた小茅野の集落〔県道南側の集落の一部〕
深い谷筋を抜け、空が開けた山腹に広がる小茅野の集落域に入り、少し進むと突然 道際に小茅野公民館が建ち、左手に小茅野集落へ入る道との分岐に出る。集落は左手の道を登ってずっと奥で公民館周辺にも人影無し。
頭に入った予備知識ではここから先 県道520のドン突きで人家もなく行き止まり道で、この谷筋道を詰め、その行き止まり周辺が小茅野後山たたら跡周辺である。
 茅野集落域に入った県道520公民館横 左へ小茅野本集落への分岐 
公民館前の位置は谷筋のど真ん中で、谷筋しかみえず、目標となるものがなく、周囲の位置関係がわからず、地図やインターネットで得た小茅野集落の概略図や遺跡地図を取り出して眺める。
小茅野集落へ延びる細い登り道は両側の尾根にはさまれ、奥の集落の様子が見えないが、この奥の稜線斜から山腹がなだらかなすり鉢状の小さなスロープになっていて、山体に取り囲まれた「底」の部分ガ集落。
この南からの一本道だけが集落への登り道である。
詳細はよくわからないが、道の南側の山の斜面に広がるところもそうですが、隠れ里というか 街道筋からはすっぽり隠れている。地形の状況からすると砂鉄採取の跡かもしれない。
   県道520より見えた南側の集落      公民館のところから北へ入った小茅野の本集落(インターネットより
インターネット・地図で見た小茅野集落の位置 どうも砂鉄採取跡のようにもおもうのですが・・
小茅野後山製鉄遺跡へはこの集落が隠れている小茅野の山に沿う谷川沿いをくるりと北側へ回りこんだところで、
地図では、集落からも点線の道が尾根越しにたたら跡の方へついているが、車ではどうも集落からは行けそうにないので、
後で集落の中へ行くことにして、そのまま県道を奥に進むことにする。
道は一層細く 車が一台とおれる程度になるがしっかりした道。
集落へ入る分岐のところに新しい「紅葉橋」の標識 そして 紅葉橋の少し上から右へ分水嶺を登って山崎アウトドアランドへの林道がつながっている。帰りを考えるとこの林道も確かめたい。狭い谷筋を川に沿って少し登ったところに谷川に滝があり、すぐうえに真っ赤な橋が架かっていて、紅葉橋と知れる。
 

小茅野集落への入り口から更に奥へ 県道520 
紅葉橋と東へ白口峠への林道別れ
(写真が撮れなかったので インターネットより)
この橋を渡った上のところから右手に山崎アウトドアランド・白口峠から東の山崎町上ノの集落へ山越えする白口林道が分岐していて、こちらがどうも本道のようだ。 
県道520は谷筋を真っ直ぐ奥へ続いているが、舗装道路ではあるが、整備があまりされておらず、道はいよいよ狭く、山腹から落ちた石や枯れ枝が散在。 路肩も少し不安。 車でたどるのは もうちょっと無理かもと思いながらも奥へ。
小茅野川沿いの谷筋 路肩を確かめながら小茅野の山腹の南側をまきながら北へそろそろと進む。
これは 山を越えて 直ぐ東側野々隅原へ行った時の県道546よりきつい。 
バイクでないと無理か・・・と。

小茅野から更に北へ伸びる国道520号線の最奥部 小茅野川の源流岩尾谷川沿い
紅葉橋の上の林道との別れから狭い谷道を詰めて、10分ほど 岩尾谷川にかかる流尾橋を渡ったところが少し広くなっていて、道は左へ折れ曲がって 谷川沿いを奥へつながり、また、ここで、小さな切通しを請えて東へ伸びる林道がとの別れ担っている。ここから先の道は細い上に荒れてでこぼこで、通行止めの標識が立っている。視界がまったく開けないので不安感が強い。まだ、谷筋が続いていて先がよくわからない。
もうほんの1kmも行かないところが小茅野後山たたら跡が出土した地点の原に出るよう二なのですが、まったく人影のない深山の中、
「家内はもう 奥へ行く不安と帰りを心配している」さいわい、ここでは 少し広くなっているので、ユーターンが可能。
バイクならばなんとかなりそうですが、車での先はもう無理。今回はここでストップして引返すことにしました。
様子がほぼわかったので、今度は一人で歩くつもりで出てこようと。
一旦 公民館横の小茅野集落の入口まで引返して 集落の中へ行ってから、
紅葉橋のところから、東へ林道に入って 分水嶺を登って、山崎アウトドアランドへ。 
そのまま白口峠を越えて旧山崎町上ノの集落へ降れれば下ろうと。
 

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1008kgino02.htm 2010.8.5.   by Mutsu Nakanishi