喜撰山ダムは
天ヶ瀬ダム完成から2年後、1966年(昭和41年)より
喜撰山ダムの建設が開始され、それから4年後の1970
年(昭和45年)に発電所と共に完成した。
天ヶ瀬ダムの宇治川上流北側約300mの高さにある
喜撰山発電所の上池で、高さ91mのロックフィルダ
ムで、下池・天ヶ瀬ダム(鳳凰湖)との間で水を
往来させ、最大出力46.6万KWの電力を発生する。
喜撰山揚水発電所は 関西電力としては初となる
大規模な純揚水式水力発電所。
1960 年代後半からの電力需要増加に対応し,
原子力発電所等のベース電源と組合せてピーク需要
対応や緊急電源として揚水発電する。
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関西電力はこの後、円山川・市川の奥多々良木発電
所(多々良木ダム・黒川ダム)や、熊野川水系の奥
吉野発電所(瀬戸ダム・旭ダム)建設など大型の揚
水発電所を次々と建設してゆく。 |