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「高溶接性・強度・靭性を兼ね備えた高級高強度厚鋼板の実用化の先駆」
鉄のモニュメント    宇治川 喜撰山発電所Walk     2009.5.10.
0906kisenyama00.htm  2009.6.5. by Mutsu Nakanishi



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1. 大型揚水発電所水圧鉄管と高級高強度鋼板の進歩 
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1.2. 喜撰山ダム& 喜撰山揚水発電所 概要
喜撰山ダムは 
天ヶ瀬ダム完成から2年後、1966年(昭和41年)より
喜撰山ダムの建設が開始され、それから4年後の1970
年(昭和45年)に発電所と共に完成した。
天ヶ瀬ダムの宇治川上流北側約300mの高さにある
喜撰山発電所の上池で、高さ91mのロックフィルダ
ムで、下池・天ヶ瀬ダム(鳳凰湖)との間で水を
往来させ、最大出力46.6万KWの電力を発生する。
喜撰山揚水発電所は 関西電力としては初となる
大規模な純揚水式水力発電所。
1960 年代後半からの電力需要増加に対応し,
原子力発電所等のベース電源と組合せてピーク需要
対応や緊急電源として揚水発電する。
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関西電力はこの後、円山川・市川の奥多々良木発電
所(多々良木ダム・黒川ダム)や、熊野川水系の奥
吉野発電所(瀬戸ダム・旭ダム)建設など大型の揚
水発電所を次々と建設してゆく。
喜撰山の発電所は地下260mにつくられた15階ビル相当する建物で、25万KVAの発電機2基を備えている(46.6万KW出力、)。ダムからその発電所までは長さ355mの水圧管路で結ばれている。


また、喜撰山発電所に設置された発電機は、当時世界最大容量の発電電動機でその後も日本が発電電動機の技術開発をリード。国立科学博物館「未来技術遺産」に登録されている。

喜撰山発電所フランシス形ポンプ水車
当時 世界最大容量だった揚水発電用水車


   ◆ 喜撰山ダム 航空写真 国土交通省近畿整備局琵琶湖河川事務所 琵琶湖河川情報BOXより Http://www.bbox.biwakokasen.go.jp/MZBBOX/ImagesBBox/html/z2007000130.html

 
       
     喜撰山ダムは宇治川渓谷の右岸に沿う山のすぐ向こうにあるが、急峻な地形に阻まれ、
     発電所港内の道路以外に道路はなく、一般道路からはダムサイトはみえない。
     また、喜撰山揚水発電所は非公開でダムサイトなど構内には立ち入れない

喜撰山ダム湖 と ダム堰堤  志津川林道 ダム北西端より 2009.5.10.


   ◆ 三室戸寺界隈で顔を出した宇治川発電所の導水路と送電線  2009.5.5.
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      大正2年(1913)に運転を開始した宇治発電所(宇治市宇治山田)へ南郷から山を越えてきた導水路。
      水口は瀬田川南郷洗堰の北360メートルの地点で、発電所まで11キロの水路が通されている      
 
       

    
 

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