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「 発掘された日本列島2013展 -新発見考古学速報- 」に見る
   昨年度発掘された製鉄関連遺跡の紹介  2013.6.15.

  2.大清水B遺跡・沢入B遺跡 福島県新地町 2013日本列島発掘新発見展より
        平安時代大和政権の蝦夷征伐の最前線の兵器庫 武井製鉄遺跡群の製鉄遺跡  
          同一時期・同一地点で 9世紀半ば 異なるタイプの製鉄炉 竪型炉と箱型炉が併設
 

 
                 


       平安時代大和政権の蝦夷征伐の最前線の兵器庫 武井製鉄遺跡群の製鉄遺跡
        平安時代 9世紀半ばの製鉄炉 同一時期・同一地点で竪型炉と箱型炉の異なる二つの製鉄炉が併設     
   同時期に二つの異なるタイプの製鉄炉が併設されているのは福島県浜通り北部の特徴
奈良・平安時代 7世紀後半から9世紀後半にかけて、福島県浜通り地域で多数の製鉄関連遺跡が確認されており、中でも相馬地区地方では 新地町・武井製鉄遺跡群 相馬市・大坪製鉄遺跡群や、南相馬市・金沢製鉄遺跡群など200を超える製鉄遺跡が出土している。
これらの製鉄遺跡群は律令国家体制を整え、製鉄量産化技術を確立した大和政権蝦夷征伐の最前線の武器庫としての役割を担っていた。
また、これらの製鉄遺跡群の製鉄炉は近畿で育まれた大型の箱型炉と東北で育まれた竪型炉の両方がそれぞれの場所・時期に応じて建設されてきた。 
今回発掘された武井製鉄遺跡群の大清水B遺跡・沢入B遺跡の注目すべき点は近畿で育まれた大型の箱型炉と東北で育まれた竪型炉の両方が同時期・同地区に並立し、「ズク鉄・銑鉄」生産に用いられていたことで、福島浜通り 北部地区遺跡群の特徴だという。
 
【参考】 1.
和鉄の道 黄金吹く行方製鉄遺跡群 福島県 原町  蝦夷征伐の兵器庫 金沢製鉄遺跡
. 2.
和鉄の道 口絵2007  口絵3.& 口絵4
口絵2007  3.古代製鉄炉の変遷  たたら炉の大きさと構造の変遷
口絵2007 4. 8世紀 モデル化された量産古代製鉄炉を完成 地方拠点に大製鉄コンピナートが出現           .
   https://www.infokkkna.com/ironroad/dock/iron/7iron00.pdf
  
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1308shinhakkenten02.htm  2013.8.5.  by Mutsu Nakanishi