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久しぶりに西播磨 古代からの製鉄の地「宍粟市千種」を訪ねる      2013.7.19.
近世(江戸時代初期から明治まで操業)の製鉄隆盛地 千種の鉄山跡
3.宍粟の製鉄地帯の中心部岩鍋の古代製鉄発祥の地の碑を見て波賀・一宮町から山崎へ

    千種川水系の千種から東の揖保川水系へ 山越ルート国道429号線
 

種の街まで戻ってきて、「千種」の交差点で国道429号線を東へ。岩野辺からトンネルをぬけて、揖保川水系の波賀町に抜けて、揖保川沿いの国道29号線を山崎へ戻ってゆく。

かつては岩鍋から峠を越えて波賀町側に越えてゆく厳しい道で、この峠道の山間には数多くのたたら跡がある千種の製鉄地帯で、千種からこの峠にかかるところ岩鍋は古代製鉄発祥の地伝承の碑が建っていました。そして、厳しい道だったとの思いはあるのですが、特に記憶はない。その後 別途訪ねたことのあるたたら場野々隅原や小茅野はこの峠道の南側の山中で、この国道429号線へでるのが、街へでる最も有効な手段と聞いていたので、どんな風につながっているのかも気になっていました。
また、そんな峠道国道429号線に「今はトンネルが開通し、道が改良され、非常に便利になった」と聞いた。
あの古代製鉄発祥の地伝承の碑はどうなったろうか そして トンネルの新しい道はどんな風に波賀町へ抜けてゆくのか 
興味深々で「千草」の交差点を東に折れて 国道429号線を行く。

 
千種から東へ入って 岩野辺川沿いの国道429号線を遡って、集落も途切れ、
山間のなだらかな坂道を登ってゆくと、北側の荒尾集落への分岐があり、
その分岐を通り越した道の傍らに見覚えのある
「日本古代製鉄発祥 金屋子神降臨の伝承地」の碑」がありました。
以前はもっと急な坂道の途中に碑があったような気がしましたが・・・・・。
広くなだらかな道に改良された道に移されたのかどうかは良くわかりません。
製鉄神 金屋子神降臨伝承
播磨国宍相(粟)郡の山間の村岩鍋に天から神が示現。
「わたしは金山彦。
 天目一箇神ともいう金屋子神である」と明かす。
そして、人にタタラによって鉄を作ることを教え,様々な道具を作る技術を人々に授けた。
そして,「これから西の方へ行き,
鉄を吹き道具を作ることをさらに多くの人々に教えねばならない」と,白鷺に乗って天空高く飛び立った。 
 

「日本古代製鉄発祥の地
金屋子神降臨の伝承地」の碑
その後, 金屋子神は出雲国に飛来し,能義郡比田の森に降り立ったと言う。この岩鍋は現在の千種 岩野辺である

     山越の鳥ヶ乢トンネルへと続く坂道                        上部から碑の在る平地部を振り返える

碑からさらに上へなだらかな坂道を少し登ったところが鳥ヶ乢トンネルの入り口で、トンネルに入る。 
全長1223mと長いので原チャリで走るのには緊張しましたが、とあっけなく揖保川水系の多賀町斉木の集落に抜けました。
かつては峠から斉木側への道は急な下りだったようですが、今は本当にすっと集落へ抜け出ました。
したがって、内海の集落や峠の南側の野々隅原や鷹巣・小茅野の集落へ行くには トンネルの手前で旧道へ行かないと行けませんでした。
 
斉木口で揖保川の本流に出会って、揖保川沿いの国道29号線を一宮町から山崎へ下る。この道も何度も走った道で この揖保川の上流域にも数多くの製鉄遺跡が点在する宍粟の製鉄地帯。
しばらく下ると安積の集落に入って 安積山製鉄遺跡の山裾を通って伊和神社の前の道の駅へ。 ここまで来ると山崎ももうすぐで、ほっとする。
千種から約1.5時間ほどで山崎へ出て後は山崎断層の中を福崎に出て神戸へ。久しぶりの千種再訪がうれしい1日でした  
 
      2013.7.19.夕暮れ近く西日を背に受けながら
             BY Mutsu Nakanishi

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近世(江戸時代初期から明治まで操業)の製鉄隆盛地 千種の鉄山跡  
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1. 江戸時代初期から明治まで操業の千種 西河内 天児屋鉄山跡再訪 
学習館併設のたたら公園
2. 今ユリの花満開のちぐさ高原の「ユリ園」に立ち寄る
3.
千種川水系家千種から東の揖保川水系へ 山越ルート国道429号線 
  宍粟の製鉄地帯の中心部  岩鍋の古代製鉄発祥の地碑を見て 
  波賀・一宮町から山崎へ
Photo Book〔20MB・64頁〕
久しぶりに西播磨 古代からの製鉄の地「宍粟市千種」を訪ねる
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【 参 考 】
  1. 鳥羽弘毅氏著「たたらと村 千草鉄とその周辺で」
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  2.【和鉄の道・Iron Road】西播磨の古代製鉄地帯 宍粟・佐用の製鉄関連遺跡 探訪
1.
古代鉄の大王国 播磨国 「千種鉄」「岩鍋」古代製鉄神 金屋子神 降臨伝承の地   
2001.1.
2.
古代製鉄の一大生産地「讃容の里」Walk  西播磨 佐用町 大撫山製鉄遺跡を訪ねて  
2003.11.
3.
「御方里」周辺  安積山製鉄遺跡探訪 一宮町                     
2004.2.
4.
産鉄の地 「御方里」の里を訪ねて 一宮町  
2004.6
5.
たたら製鉄 砂鉄採取の地形 西播磨 砥峰高原 一面ススキが覆いつくす 砥峰高原  
    https://www.infokkkna.com/ironroad/dock/iron/7iron18.pdf
2007.10
6.
たたらの郷に「ジキタリス」の花園を訪ねる                    
  奥播磨黒尾山西北山麓 宍粟市山崎町 野々隅原 大国牧場 花のWalk
    https://www.infokkkna.com/ironroad/dock/iron/9iron07.pdf
2009.6.21.
7.
奥播磨 千種川に注ぐ恋文川源流 たたらの郷 宍粟市山崎町小茅野(こがいの)集落を訪ねる  .
     https://www.infokkkna.com/ironroad/dock/iron/10iron08.pdf
2010.7.20
8.
「初期大和王権の成立に大きな役割を演じた西播磨」
    西播磨で古墳時代後期末の鍛冶炉跡が出土 有年 牟礼・井田遺跡を訪ねる 
    https://www.infokkkna.com/ironroad/dock/iron/11iron02.pdf
2011.3.
9.
千種川流域に咲くひまわり畑と製鉄神「天目一筒神」を祭る「天一神社」を訪ねる
  佐用  西播磨佐用町(旧南光町)林崎
2012.8.
 
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    1308chigusa03.htm   2013.8.5.  by Mutsu Nakanishi