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ひまわりの夏 2012 
古代たたらの郷 佐用 
千種川流域に咲くひまわり畑と製鉄神「天目一筒神」を祭る「天一神社」を訪ねる

1. 「ひまわりの夏2012」 
     千種川沿いの河岸段丘一面を黄色に 佐用町林崎のひまわり畑 《1208himawari01.htm》

千種川沿いの佐用町下野  川岸に広がるひまわり畑はまだつぼみのまま 今年は開花時期が一番最後のようだ  2012.7.18.
神戸からは 田園地帯を眺めながら 快適に原チャリで、国道171号線を三木・
小野を経て播磨平野の北縁の丘陵地に入り、青野ヶ原の丘陵地を越えて福崎へ。
後は 中国道と併走しながら山崎断層の中を走る国道を山崎に入り、
さらに中国山地の中に分け入り、佐用へ。3時間弱の快適な原付ハイク。
中国山地の中、うっそうとした森林の中 見覚えのある切窓峠を越えて佐用に入り、山間の集落下三河で北の谷間から流れ下ってきた千種川に出合う。 
この千種川に沿って南へ山間を下れば、ひまわりに出会える。
下三河から川沿いに出て少し下って正面に中国自動車道の赤い高架橋が見えてく
ると下野の集落である。何度も通った千種川沿いの県道53号線。
川の向こうの山の中腹のトンネルを出て高架橋が川沿いを渡ってゆく。
この高架橋下 藪のあたりにも古いたたら跡がある。
また いつもなら 千種川の流と一面黄色のコントラストが美しいひまわり畑が広がっているのですが、
今年は種まき時期が一番最後でまだひまわり畑はつぼみのまま。どうも この下野地区では咲く時期を一番後ろに遅らせたようだ。
この下野には かつて たたら製鉄で繁栄した様子を示すたたら唄が残っている。    .
西播磨の古代たたらは 当初 この千種川に合流する西の佐用町市街地を流れ下る佐用川流域が中心であったが、採取される砂鉄が高温で粘ばいスラグを作る高チタン系であったため、次第に低チタン系砂鉄が採取出来る千種川本流の千種・下三河にその中心が移ったといい、下野もそんな千種川本流のたたら場で随分繁栄したようだ。
今は もうここが古代製鉄の痕跡を示すものはほとんど残っておらず、
わずかにこのたたら唄にその痕跡がみられる。
◆参考  西播磨 佐用町周辺の製鉄遺跡分布
下野がまだひまわりがさいておらず、ちょっと心配しながら中国道の赤い高架橋をくぐって漆畑の集落にはいると、大きくカーブする千種川の川岸一面にひまわりが咲いているのが見みてきた。
今年も 西播磨 佐用のひまわりが健在である。 

漆畑周辺の千種川 
時期的には満開なのですが、、この漆畑のひまわり畑と見る位置が平面なのと花の盛りが過ぎて一面まっ黄には見えない。
漆畑の集落本村は川の反対側 道路際の山の裏側の高台に隠れているのですが、この高台に登ると川筋一帯が見渡せるので、
この本村へ入る坂道の上から千種川の川岸 漆畑のひまわり畑 全体を鳥瞰する。
【 千種川の川岸 漆畑のひまわり畑   2012.7.19. 】 
 千種川の川岸 漆畑のひまわり畑   2012.7.19. 

佐用町林崎のひまわり畑へ
漆野からしばらく千種川に沿って 狭い山間を抜けてゆくとまもなく、ぱっと広い田園地帯画開ける。旧南光町の中心部特久地区に入った。一面緑の田園の向こうに黄色の部分が見え、幾本もの旗やテントがその際に建っている。 この場所が目的の林崎ひまわり畑。千種川の広い海岸段丘が広がる傾斜地にひろがる田園の中に「若鮎ランド」とよばれる野球球場や旧南光町の町民の集いの場???? の諸施設があり、この周り一帯にひまわり畑がひろがっていた。県道53号線から千種川にかかる橋を渡ってひまわり畑の側に移り、ひまわり畑を眺めながら駐車場に原付を止めてひまわりに出会いに行く。


【 佐用町林崎のひまわり畑  2012.7.18. 】

千種川が流れ下る北側から 林崎のひまわり畑を眺める  2012.7.18.

南側から 佐用町 林原ひまわり畑 全景  2012.7.18.


佐用町 林崎ひまわり畑でみたひまわりの顔  2012.7.18.

こんなひまわりにも出会えました

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