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「 IRON ROAD 和鉄の道 」 Mutsu Nakanishi Home Page

和 鉄 『たたら』探訪 & 『風来坊』 Country Walk   since 1999
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2011年 9月 Monthly Page  from Mutsu Nakanishi 

monthlyindex.htm  2011.9.5.更新  by  Mutsu Nakanishi 

更新記事概要 更新記事リスト



播州平野に広がる田圃には秋の実りがずっしり 西神戸伊川谷 & 滝野・社周辺で

播州 千ヶ峰の谷奥 岩座神集落の石垣づくりの棚田にも 稲穂がずっしり 実りの秋もまじかです 2011.8.24. 多可町加美 岩座神で  


「時代を共に生きる 平和の願い  非核・脱原発
   出来ない出来ないの言葉に惑わされず まず一歩  そこに知恵あり」と

まだまだ カンカン照りに入道雲そして一機に雷が鳴ってゲリラ豪雨と夏もまだ残る中
ちょっぴり 秋を感じ始める時節 9月がはじまりました。

東日本大震災からの復興や原発事故の収束の道筋がまだ見えない中、
不景気に円高と重苦しい不安感がぬぐえぬ中での9月の出発
新政権の新しい風が吹き渡り、一気にこの重苦しい空気を吹き飛ばしてほしいもの。

今夏は 梅雨明けが早く、花の咲く時期が不安定だったり、蝉の鳴くのも遅れたり 
そして ゲリラ豪雨に 今まで見たことないコースからの台風の早々とした上陸等々
何か今までと違う季節感に不安を感じる毎日に、「地球温暖化の影響が我が身にも」と感じています。

でも 道路際の崖や山裾の荒れ地には、一斉に白いタカサゴユリの花が咲き出し、今年の夏ももう終り。
あのうるさかった蝉の声も小さくなり、空は秋の雲にそして涼風も吹きはじめました。

街中を一歩離れると うっすら色づいた田の稲穂を一斉に揺らしながら、田から田へと吹きわたって
行く風が見えます。この一週間で 田圃が一機に黄色くなり、空には 赤とんぼも舞い始め、
垂れ下がった稲穂のずっしりとした感触に嬉しくなる。

また、丘の上の農園の栗林には毬栗がぎっしり、柿の実も幾つか色づき、農協の直売場を覗くと、
活気ある売り声と共に 甘いぶどう・イチジク・梨が棚一杯にならび、今が出荷の最盛期。 

実りの秋がもうついそこまで。 
今いっときしか見られぬ晩夏から早秋への移ろいの素晴らしい田園風景です。
この夏 家にくすぶっていると 頭ももやもや碌なことを考えませんでしたが、
青空を吹き渡り始めた風に乗って 戸外へとびだして・・・・・と思っています。

ホームページを9月のページに更新
相変わらずですが、また、ご意見・情報などお知らせください。

                  2011.9.1. 神戸にて Mutsu Nakanishi

◆ 東日本大震災・津波・原発事故

声かけあい 支えあって
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みんなで支援の手を!!  支援金窓口
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日本赤十字社
NHK
   

  「あの高嶺 鬼すむ誇り 
    その瀬音 久遠の賛歌 
        この大地 燃えたついのち 
             ここは 北上 」
     
.          北上市市民憲章より
 


      近くの山裾の荒れ地のあちこちで 「高砂ユリ」が今年も一杯さきました この花が咲き出すと 夏も終りです 妙法寺横尾道で
 

神戸の街の向こうに入道雲
 2011.8.2. 菊水山より
 秋の空の下 栗の木には毬栗がぎっしり
  2011.8.31. 伊川谷の栗林で
 すっかり秋の空の神戸山麓バイパス
 2011.8.31. 西神戸山麓バイパスで
 ひまわりの花と同居 柿のみ
  伊川谷の農園で 2011.8.31.
更新記事概要 更新記事リスト
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2011.9月の便り

「時代を共に生きる 平和の願い  非核・脱原発
      出来ない出来ないの言葉に惑わされず 
              まず一歩 そこに知恵あり」と
 
西神戸の夏の終わりを告げる高砂ユリ

● 夏 風来坊Walk 等々
    9月ホームページ更新しました

● 魏志倭人伝に記載されている「南北市糴」 
  難しい「糴」の読み ご存知でしょうか… 

● 東播州千ヶ峰の谷奥 
  急斜面に広がる岩座神(いさりかみ)の石垣棚田 

山口の陶芸家 田中講平さん 
  今度は第58回 日本伝統工芸展に8回目の入選

● ホームページの収蔵量が多くなりましたので
  ホームページを見やすく改造中です

◆ 今月の更新記事概要

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 西神戸の夏の終わりを告げる高砂ユリ 

私の住む西神戸周辺の道路際の盛土や山裾の荒れ地で 
一斉にタカサゴユリの白い花が咲き出し、夏の終りを告げています。
このタカサゴユリ、ほんの数日で赤茶けてしぼんできてしまうのですが、
一番盛りには 真っ白な可憐なユリに見とれるのもしばしば。

この花は台湾原産の帰化植物と教えてもらいましたが、
毎年その数を増やすその生命力にもびっくりですが、
このはなが咲き出すと「もう夏も終わり」と教えてくれる花。
 楽しんでいます。

ハイカラ好きの港神戸の影響と言うわけではないでしょうが、
春先に旗振山の林の中で見つけた綺麗な色をした人懐っこい「相思鳥」
これも侵略的外来種でこの近辺の山から繁殖しだした鳥だという。
高砂ユリも「相思鳥」も神戸ゆかりの生物 
外来・外来と言わずに楽しもうと・・・・・

最近の男性的な気候変化も亜熱帯外来種の日本居座りかも…・

と原発 誰もが避けて通れない課題 もう意思表示せねばならぬ時

「時代を共に生きる 平和の願い  非核・脱原発
      出来ない出来ないの言葉に惑わされず 
               まず一歩 そこに知恵あり」
と思っています

★★  今月のhome page 更新記事 ★★

 

1. 2011年夏                  2011.8.11
  佐川美術館「セガンティーニ」展と湖面に広がる蓮の花
    琵琶湖 守山佐川美術館 & 草津水生植物公園 蓮の群生地

2.【スライド動画】
  真っ青な空にもくもくと入道雲 神戸の夏2011 2011.8.8.
    西神戸 鵯越の奥にそびえる菊水山からの大阪湾の眺望

3. 南北市糴 朝鮮半島と倭を結ぶ「和鉄の道」2011.8.25
     魏志倭人伝の時代 朝鮮半島の鉄との交易品は何か・・・・
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4. 鉄のモニュメント 奈良 三輪神社 鉄の大鳥居 2011.8.2.
    久し振りに 奈良 巻向・三輪を歩く  
   1.  鉄のモニュメント 三輪山大神神社の大鳥居
   2.  巻向 箸墓から 三輪山大神神社の大鳥居へ歩く
      ● 和鉄の道 元興寺の鬼「がこぜ」  四季折々 2009年2月 Iron Roadよ
      ●  耐候性鋼板の鳥居 JFEエンジニアリング? カタログ
      ● 和鉄の道 古代 初期大和政権が王城の地に求めた産鉄の地 
      鉄の山「三輪山」とその山麓を縫う山辺の道 2004.3. より
   
5. from Kobe  9月 
    実りの秋が もう そこまで 
         暑い夏 ふと頭をよぎったこと 
       1. 鉄の歴史に 今の生き方を考える 
              東日本大震災の復興・原発事故の収束の試行錯誤が続く中 
        世界を覆う不景気 政治はあいもかわら ぬ荒廃 
                      そんな中で ふっと頭に浮かんで 読み返してみた 鉄のはなし
         2. 京都 大文字の送り火騒動 に見た日本の情報社会のほころび
   
                   .

   
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  夏 風来坊 Walk などなと 9月ホームページ更新しました

暑い夏 如何でしたでしょうか・・・・・  
私の方は ちょっぴり、世相の動きや 東日本大震災・原発事故に頭をめぐらしながら、
相変わらず この暑い夏を楽しんでいます。 

お盆には 息子一家や娘一家もみんなやってきて 久しぶりに華やいだ夏のひと時でした。

「この暑いのに よう行くなぁ」と言われるのですが、
暑いよりも好奇心です。

思いつくままこの夏のメモ記録です
 


   琵琶湖畔 草津水生植物園 蓮の群生地で 2011.8.11.

● 友達がポケットから出した白黒の昔の小さな写真
この夏 昔の仲間の会に出かけたのがきっかけで、思いがけず、次々とミニ同窓会。
「友達の友達はみな友達」式に 幼馴染というか4・50年ぶりの仲間たちと次々と出会えました。
同窓会世代 語りだすと止まらぬみんながみんな持っている「プロジェクトX」。
もう 名前もさだかでなく、頭の中はごちゃまぜなのですが、夜遅くまで、酒を酌み交わし、話し出すともう昔にタイムスリップです。
どないしてるかなあ・・・と気になっていた仲間にも 思いがけず出会えました。 
そんな中で、一番インパクトがあったのが、仲間がポケットから出した 免許書写真ぐらいの白黒の小学校遠足の集合写真。
よってたかって 虫眼鏡で拡大して眺めると みんな「これが おれや これがあんた これがあいつ」と記憶が次々と…・。
昔写真というと貴重品で、写真撮ってもらうというと晴れ姿 こんな小さい写真やったと。
この一枚に詰め込まれた記憶のおおきさ こんな写真よう残っていたなあと・・・・
今の世代に この話しても 判ってもらえないやろなぁ・・・・と。でも 何でも残しておかんのと 残してくれていた仲間にありがとう。
この秋もまた・・・・・です。

 美術館へ
ちょうどスイスの風景を描きつづけた「セガンティーニ」展が来ている それも家内が勧める琵琶湖の佐川美術館で。
最近は見たい興味が合わず、久しぶりに二人で出掛けました。 計算して作られた環境ですが、素晴らしい雰囲気で「セガンティーニ」が鑑賞できました。
併設されている彫刻の佐藤忠良館 陶芸の楽吉左衛門館 日本画平山郁夫館も私の好きなコレクション ご満悦でした。
一日ゆったりとすごせる佐川美術館おすすめです。
また、東アジアの古代の様子が絵で直接見られる展覧会 奈良国立博物館の「天竺へ 三蔵法師3万キロの旅 絵巻」京都国立博物館の、国宝「法然上人絵伝」全巻が解説付きで展示された「法然展」も素晴らしかった。
どの展覧会もおおよそイヤホンをつけて展示の前に立てば、詳しい解説が誰に邪魔されることなく聞けるので、思いもかけない見方も教えてもらえ、うれしい。
最近は図録を買うより、こっちの方がいいと・・・・。

● かんかん照りの暑さでしたが、相も変わらず風来坊walk
夏のカンカン照りの暑さ 真っ青な空に入道雲 山に登れば 大阪湾全体が見渡せる絶好の機会と菊水山へ 
汗をかきかきでしたが、心地よい汗 期待にたがわぬ大阪湾のバノラマ展望が楽しめました。
また、東播磨の千ケ峰の山懐 岩座神集落 両側を尾根に挟まれた狭い谷奥の急傾斜地に幾段も石垣でかこんだ素晴らしい棚田が広がっていました。
季節感を感じられ、時折訪ねる東播磨の山里が点在するお勧めの多可町妙見山周辺です。
また、久しぶりに奈良巻向・三輪山山麓 眼下に広がる大和平野 琵琶湖岸の蓮の群生地にも。
家内の実家が残る京都にも時折出かけるのですが、今年は家の京朝顔を楽しんで夏恒例の植物園の京朝顔展にはいけずでした。また、京都五山の送り火もセシュウム騒動で
ちょっと気分的にいやになって よう出かけませんでした。 また 来年です。

さしもの暑かった神戸の街も朝晩はちょっと涼しくなったのかなあ…・
上記した夏の風来坊Walkやちょっと調べた鉄のことなどを 相変わらずですが、ホームページの記事に取りまとめました。

暑い暑い夏 ホームページ更新できるかなあ…・と思っていましたが、「和鉄の道」・「Country Walk」・「From Kobe」それぞれに何とか記事掲載。
気の向くまま 足の向くまま 好き勝手な記事で、 以前の記事の見直しや、再訪も多く、「まてよ これ 以前にかいたなあ・・・」と
後ではっと気が付くこともあるのですが、 それはそれ・今の私の視点・興味とご理解ください。

たたらの新しい記事かけないなあ・・・と思っている矢先に 
知人から「朝鮮半島から鉄を持ってきたというが、見返りの日本側の交易品は何だったのか」の質問によう答えず。
これも 和鉄の道の謎のひとつ。
頭もばらばら まだ 確信はありませんが、一応 頭にある話を整理して、この謎時にトライしてみました。
また Country Walk  相変わらず、足の向くまま 気の向くまま 思いついた時がWalkの時とばかりに
この夏は 琵琶湖の佐川美術館と蓮の群生地 そして 久しぶりの奈良巻向から三輪へ山麓を歩きました。 
また、神戸近郊 足の老化防止に登る須磨連山で 久しぶりの澄んだ空 大阪湾全体が見通せました。
ごくごく 個人趣味の記事ばかりですが、お暇な時にどうぞ。 また、ご意見などお聞かせください。

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  魏志倭人伝に記載されている「南北市糴」
     難しい「糴」の読み ご存知でしょうか… (糴・テキ 糶・チョウ と読む) 

「魏志倭人伝の時代 朝鮮半島の鉄と交換する日本側の交易品」について 調べていて 「南北市糴」「糴」の字ニ久しぶりに出会う。
 何と読むのでしょうか・・・・・  今回はちゃんとこの読みを調べようと
 
魏志倭人伝の3世紀 日本では鉄がまだ作られず朝鮮半島から輸入していた時代で、
魏志倭人伝に「国出鉄、韓、ワイ、倭皆從取之」と記されている。
その魏志倭人伝の対馬・壱岐の様子を書いた記事それぞれに「南北市糴」という語
が記述されている。
何度も魏志倭人伝の和訳を読んだことがあり、「交易」のことだと意味はわかるの
ですが、「糴」の字をどう読むのか 難しい漢字である。
漢和辞典を引っ張り出しましたが、まず この部首が判らずお手上げ。総
画数で調べるしか手はないが、それも掲載されていない。
ふっと パソコンで手書き入力してみればわかるかも知れないと 
やってみるとちゃんと出てきました。
「糴・テキ」と読むらしい。

   漢和中辞典を引っ張り出して調べ直すと
     「糴」:【テキと読む 米・穀物を買い入れる】とある。 
                ちなみに部首は「米」左側の「入」と「米」で米を買う 
                右の「」で音「テキ」をあらわすという。
     「糶」:【チョウと読む 米・穀物を売る】の字もある。
                左側の「入」と「米」で米を買う
                右の「」で音の転音「チョウ」をあらわすという。

  糶糴【チョウテキ】や糶糴売買という語もあり、競・セリ売買のことをいう。

魏志倭人伝に記載された「南北市糴」の部分
日本に広く漢字が入る前からある凄い文字。
こんな難しい語は 今では使われていないだろうと思っていましたが、津軽市の字地名に 糴(いりまい)という地名があり、
姫路には「糴川(せりかわ)」さんという名前の方がいらっしゃるという。
3世紀の語・文字が簡略化されることなく そのまま使いつがれてきていることも凄い。

そして、この「糴」・「南北市糴」との魏志倭人伝の記述で、
この3世紀 壱岐・対馬には広く朝鮮半島と日本各地を中継交易した「海人」たちがいたことが見え、鉄もこの怪人たちによって日本へ持ち込まれたに違いないと。
壱岐・対馬の海人たちが、朝鮮半島から日本各地にわたる広い交易網を持ち、朝鮮半島の鉄を日本で売って、米・穀物を手に入れていた事が見えてくる。
日本の黎明期 農耕をしていた人たちと共に 航海術にたけ、広く交易した海人の人たちがいたことは頭にありましたが、朝鮮半島の鉄入手に大きくかかわっていたこと
余り頭にありませんでした。この魏志倭人伝に書かれた「南北市糴」の語がそれを示しているとを今回まで気づきませんでした。

この「糴」の語一つでその交易の実態が浮かび上がってくる。 漢字とはすごい。 
文書に記された文字や語を読み取るだけでなく、文字からその中身・意味を読み取ることの重要性。 
今回文書の研究・深い読みの研究の重要性を認識しました。
また、この語がいまも生き続けている事にも 漢字の凄さを感じました。

本題の「魏志倭人伝の時代 朝鮮半島の鉄と交換する日本側の交易品」については まだよく判りませんが、
今月 「和鉄の道 「南北市糴(してき) 朝鮮半島と倭を結ぶ和鉄(てつ)の道 .魏志倭人伝の時代 朝鮮半島の鉄との交易品は何か・・・・」に整理結果をまとめて掲載しました。
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  播州 千ヶ峰の谷奥 山の急斜面に広がる岩座神(いさりかみ)の石垣棚田 2011.8.24.


      市原峠から眺めた千ヶ峰 2011.8.24.    背後に千ヶ峰の山並みが迫る岩座神集落の入口     多可町加美区岩座神集落周辺図

生野峠近くの東播磨/丹波の国境近く東播磨の名峰千ケ峰(標高1005m 東播磨の最高峰の山懐に兵庫県でも最も美しい棚田「岩座神の棚田」があると聞き、
「岩座神」の名前とこの位置が生野銀山から東の妙見山へと続く銅の鉱物資源帯の中にあるのに興味津々で出かけました。
妙見山の周辺は何度も銅や山里の景色が好きで出かけた場所ですが、棚田については知りませんでした。 

調べてみると岩座神とは 千ケ峰は古くからの信仰の山で、山の中にいくつも磐座や巨岩があり、
この千ケ峰の南西山懐にある岩座神の尾根筋にも幾つも巨岩・岩座があるという。
また  南北に延びる千ヶ峰の尾根筋と妙見山の尾根筋の間にある多可町加美地区は東播磨から加古川・西脇から国境・播州峠を越えて
和田山へと続く街道筋で、古代から開けた地で 妙見山周辺には 幾つもの銅鉱山跡や古代の古墳群が見つかっている。
その狭い谷合いの街道筋に古くからそびえる信仰の山千ヶ峰の登山口として栄えたのが岩座神集落だという。
鉄は出ない地区と言われていますが、ひょっとして 砂鉄で山を切りくずした場所かもしれぬと思いながら出かけました。
期待ははずれたのですが、狭い急傾斜の谷筋が千ヶ峰の西側山腹へぶち当たるそのどん突きの急斜面 千賀美祢の山腹を背に何段にも石垣で組んだ棚田と
集落の家々が並ぶ小さな集落。見上げても好し 集落の一番上から見下ろしても好しの美しい棚田が広がっていました。
収穫時にはまだちょっと早いのですが、実をいっぱいつけた稲穂が揺れる青田が早秋の風に揺れていました。
ここから 約1.5時間ほど登れば千ヶ峰の頂上。 もう1ヶ月もすれば黄金色になった棚田かみられるし、麓の妙見山山麓では赤い曼珠沙華が田の畔を飾る。
もう一度 この岩座神の棚田を訪れよう。その時に 今度は山靴はいて、千ケ峰にも登って・・・と。



     播州 千ヶ峰の谷奥 岩座神集落の石垣づくりの棚田にも 稲穂がずっしり 実りの秋もまじかです 2011.8.24. 多可町加美 岩座神で 

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  山口の陶芸家 田中講平さん 今度は 第58回 日本伝統工芸展に 8回目の入選
 第58回日本伝統工芸展(日本工芸会、朝日新聞社など主催)の入賞・入選者が日本工芸会より8月24日付朝日新聞で発表され、
 山口の陶芸家 田中講平が「青白磁円彫文花瓶」で8回目の入選。
 8月初め電話で 日本伝統工芸展の応募する作品の搬入でいそがしいと聞いていたので、「どうだったろう」時にしていましたが、うれしい便り。 
 9月21日(水)から10月3日(月)まで、  東京・日本橋の三越本店 で本展が開際。
 その後順次各地で開催。
 【京都展】10月12日(水)〜17日(月)   京都高島屋
 【大阪展】10月19日(木)〜24日(月)   JR大阪三越伊勢丹
 【広島展】 1月25日(水)〜2月12日(日)  広島県立美術館
 【松山展】 2月28日(火)〜3月5日(月)   三越松山店
  ほか
今年は 大阪・京都にも巡回されるので、是非 見にゆかねば・・・と今から楽しみです。
有名な作家たちから新進作家の作品まで 毎年恒例の伝統工芸の最大公募展 機会あれば 是非お出かけ下さい。
 
    ■ 萩焼 陶房葉月 田中講平さんのホームページ
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  ホームページの収蔵量が多くなりましたので、ホームページを見やすく改造中です

 1. home page file 収蔵庫 移転作業をほぼ完了しました

   新しいホームページ ファイル収蔵庫のアドレスは下記の通りです。
    . home page top page http://www.asahi-net.or.jp/~zp4m-nkns/index.htm
[新]ファイル収蔵庫 http://www.infokkkna.com/ironroad/index.html
[旧]ファイル収蔵庫 http://buffalonas.com/mutsu/www/index.html

 2. ホームページ内のキーワード検索  googleのエンジンで

ホームページの記事収蔵量も多くなり、多くのファイルを何とか見やすく呼び出したいと思案しています。

Googleのファイル検索システムをホームページに張り付ければ、
googleのサイト内検索の窓ームページ内のファイル検索ができることが判りましたので、
簡便的にgoogleのサイト内検索の窓を幾つかの目次ページに貼り付けました。

ページに貼り付けられた下記のような「 googleのサイト内検索の窓」の検索欄に
呼び出しファイル内に記述されていると思われる関係ワードを検索窓に書き込んで 検索を行って見てください。

             【設置したgoogleのサイト内検索の窓の例示】
  


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更新記事概要 更新記事リスト

 
  【今月のhome page 更新記事 概要】
 
 【今月のhome page 更新記事 概要】

●「和鉄の道・IRON ROAD」
  1.南北市糴(してき) 朝鮮半島と倭を結ぶ「和鉄の道」 2011.8.25. .
     魏志倭人伝の時代 朝鮮半島の鉄との交易品は何か・・・・
.
  2.鉄のモニュメント 奈良 三輪神社 鉄の大鳥居  2011.8.2.
    久し振りに 奈良 巻向・三輪を歩く  
    1.  鉄のモニュメント 三輪山大神神社の大鳥居
    2.  巻向 箸墓から 三輪山大神神社の大鳥居へ歩く
       ● 和鉄の道 元興寺の鬼「がこぜ」 四季折々 2009年2月 Iron Road
       ●  耐候性鋼板の鳥居 JFEエンジニアリング? カタログ
       ● 和鉄の道 古代 初期大和政権が王城の地に求めた産鉄の地 
      鉄の山「三輪山」とその山麓を縫う山辺の道 2004.3. 
.
●「風来坊・Country Walk」
  1.2011年夏           2011.8.11
   佐川美術館「セガンティーニ」展と湖面に広がる蓮の花
    琶湖 守山佐川美術館 & 草津水生植物公園 蓮の群生地

   2.【スライド動画】
   真っ青な空にもくもくと入道雲 神戸の夏2011 2011.8.8.
   西神戸 鵯越の奥にそびえる菊水山からの大阪湾の眺望
.
● From Kobe  9月   
      暑い夏  ふと頭をよぎったこと 
       1. 鉄の歴史に 今の生き方を考える 
         2. 京都 大文字の送り火騒動に見た日本の情報社会のほころび



.
*******************************************  今月の和鉄の道 製鉄遺跡探訪  ****************************************
.
 1. 南北市糴(してき) 朝鮮半島と倭を結ぶ「和鉄の道」  2011.8.25. .
               魏志倭人伝の時代 朝鮮半島の鉄との交易品は何か・・・・

        魏志倭人伝に記載された「南北市糴」の部分   朝鮮半島の鉄の入手が倭国はじめ周辺諸国の重要課題だったといわれる
 
   . 【PDF file】  南北市糴(してき) 朝鮮半島と倭を結ぶ「和鉄の道」  
.         志倭人伝の時代 朝鮮半島の鉄との交易品は何か・・・・
.
魏志倭人伝の時代 朝鮮半島の鉄と交換した倭側の交易品は何か」との質問を受けた。誰も明確には答えぬ和鉄の道の謎のひとつ 
 自分の頭もばらばらで、聞かれた質問に答えられずで、自分なりに 魏志倭人伝の記載記事ほか、今までに眼にしてきた資料などを
 整理して 謎解きにトライしました。
  
 また、魏志倭人伝に倭人が朝鮮半島の鉄を入手しに出かけて行っていたことが記されているのは知っていましたが、
 魏志倭人伝を注意深く読むとほかにも鉄関連の交易を記したと思われる記事が幾つもあり、交易品を探す手掛かりに・・・・・

  2. 鉄のモニュメント 奈良 三輪神社 鉄の大鳥居    久し振りに 奈良 巻向・三輪を歩く    2011.8.2. 

   三輪山 大神神社  鉄の大鳥居

三輪山の麓から 大和平野の眺め  正面に箸墓 奥左:葛城・二上山 奥右:竜田・信貴・生駒の山並 

 三輪山と鉄の大鳥居     箸墓           大和平野に浮かぶ大和三山   
        山の辺の道・巻向周辺を歩くとどこからでも見える大神神社の大鳥居・箸墓・大和平野に浮かぶ大和三山
 
   . 【PDF file】  鉄のモニュメント 奈良 三輪山 大神神社の大鳥居    久しぶりに巻向・三輪 三輪山山裾を歩く   .
         1.   鉄のモニュメント 三輪山大神神社の大鳥居
2.  巻向 箸墓から 三輪山大神神社の大鳥居へ歩く
● 和鉄の道 元興寺の鬼「がこぜ」  四季折々 2009年2月 Iron Roadより    .
●  耐候性鋼板の鳥居 JFEエンジニアリング(株) カタログ
● 和鉄の道 古代 初期大和政権が王城の地に求めた産鉄の地 
      鉄の山「三輪山」とその山麓を縫う山辺の道 2004.3. より

大和平野の隅にぽっかり浮かぶ大神神社の無塗装耐候性鋼板でできた大鳥居。
耐候性鋼板でできた鳥居が数多くあることを知って久しぶりにこの大鳥居を見たくなって 奈良巻向・鉄の山 三輪山の山麓を歩いてきました。

  高度成長期 機能鋼板として真っ先に開発されたのですが、その使用展開に苦労した鋼板。 
  鳥居はそんな耐候性鋼板実用化の鉄のモニュメント。
  そんな思いをだぶらせながら 巻向から三輪山の山麓を歩いてきました。 

 

*******************************************  今月の風来坊  Country Walk *******************************************
..    
  1. 2011年夏  佐川美術館「セガンティーニ」展と湖面に広がる蓮の花 2011.8.11
       琵琶湖湖岸 守山 佐川美術館 & 草津水生植物公園 蓮の群生地
 
     .  2011年夏  佐川美術館「セガンティーニ」展と湖面に広がる蓮の花   2011.8.11 


      アルプスの画家セガンティーニ展が開かれた 琵琶湖岸 守山にある素晴らしい美術館 佐川美術館  2011.8.11.

「セガンティーニの展覧会が佐川美術館でやっている。是非行きたい」。
佐川美術館もゆっくり見学したいし、すぐ近くの守山水生植物園の蓮も満開のはず。 
セガンティーニの絵は アルプスの山々を背景にそこに住む人の素朴な暮らしを描いた心地よい絵。
久し振りに家内と意見一致で 8月11日に琵琶湖守山へ出かけました。 
鳴門大塚美術館の実寸陶板画で見て、強く感動したことがあるセガンティーニの代表作アルプス三連作「運命 ≪生≫≪自然≫≪死≫」は出展されていませんでしたが、
有名な「アルプスの真昼」ほか、美しいアルプスの自然のなかでのほのぼのとする暮らしの風景に気分爽快 気持ちのいい名画鑑賞でした。
同時に 佐川美術館で思いもかけず、日本を代表する彫刻の佐藤忠良・陶芸の楽吉左衛門・日本画平山郁夫の作品が素晴らしい環境の中で見られたのも収穫。
佐川美術館が人気である理由もうなずける。お勧めです。
また、すぐ近くの琵琶湖湖面 草津水生植物公園蓮の群生地では湖面をピンクの蓮の花が埋めつくし、美しい夏の琵琶湖の光景。
素晴らしい蓮群生の光景に出会えました。

           佐川美術館のすぐ南側の草津市水生植物園横 蓮の群生地で  2011.8.11.


  2. 【スライド動画】 真っ青な空にもくもくと入道雲 神戸の夏2011
            西神戸 鵯越の奥にそびえる菊水山からの大阪湾の眺望      2011.8.8.

8月8日 真っ青に澄みきった青空にもくもくと入道雲   大阪湾全体が見渡せるめったにないチャンス。
入道雲を見て夏の暑さ忘れ  暑い日差しが照りつける夏の午後 大阪湾全体が眺められる菊水山に入道雲を見に行きました。
菊水山からのさわやかな大阪湾展望をスライド動画に。気持ちさわやか。   暑さ忘れの神戸大阪湾の景色が伝われば… 
   .  真っ青な空にもくもくと入道雲 神戸の夏2011        2011.8.8.
 西神戸 鵯越の奥にそびえる菊水山からの大阪湾の眺望  
                   . PDF写真アルバム PPS動画 WMV動画



 
****************************************** from Kobe  2011年 9月   *****************************************
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     from Kobe  2011年 9月     実りの秋が もう そこまで 、この 暑い夏  ふと頭をよぎったこと を2件まとめました
 
           .   実りの秋が もう そこまで 、この 暑い夏  ふと頭をよぎったこと
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    1. 鉄の歴史に 今の生き方を考える 

    東日本大震災の復興・原発事故の収束の試行錯誤が続く中  世界を覆う不景気 政治はあいもかわら ぬ荒廃
    そんな中で ふっと頭に浮かんで 「鉄学137億年の宇宙誌」を読み返してみて 頭によぎったことを書きとめました。

     「鉄がなければ人間はいきてゆけない。 鉄がなければ地球さえも存在しなかったかもしれない」 鉄の歴史
    今 地球温暖化対策として 鉄を海にばらまいて 光合成をおこなう植物プランクトンを増殖させることが真剣に検討されている。
    夢物語などという外野の声もあるのですが、、信憑性のある話として検討されている。一歩踏み出すことで、ぱっと視界が開ける話。

 2. 京都 大文字の送り火騒動 に見た日本の情報社会のほころび
    
    ことしのお盆 京都大文字焼きのセシュウム騒動  うすっぺらな情報が有り余るぐらい多いのに 
         その中から 真の情報をより分ける技術を 誰も持ち合わせぬ日本の情報社会  
    そんなほころびが垣間見えた事件でした

  
 
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■ 今月【9月】掲載 記事リスト  2011.9.5.
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今月 新たに掲載した記事
HTM file PDF file
1. 「和鉄の道・Iron Road」
 【PDF file】  南北市糴(してき) 朝鮮半島と倭を結ぶ「和鉄の道」  
.                志倭人伝の時代 朝鮮半島の鉄との交易品は何か・・・・
[ 1109yayoiironroad.pdf ]
11iron08.pdf
2. 「和鉄の道・Iron Road」
 【PDF file】
 鉄のモニュメント 奈良 三輪山 大神神社の大鳥居

  久しぶりに巻向・三輪 三輪山山裾を歩く
  1.   鉄のモニュメント 三輪山大神神社の大鳥居
  2.  巻向 箸墓から 三輪山大神神社の大鳥居へ歩く
 ● 和鉄の道 元興寺の鬼「がこぜ」  四季折々 2009年2月 Iron Road  より    .  1109gokaze.pdf
 ●  耐候性鋼板の鳥居 JFEエンジニアリング(株) カタログ  1109torii.pdf
 ● 和鉄の道 古代 初期大和政権が王城の地に求めた産鉄の地 
    鉄の山「三輪山」とその山麓を縫う山辺の道 2004.3. より
 4iron08.pdf

[ 1109makimuku.pdf ]
11iron09.pdf
3. 「風来坊・Country Walk」
  2011年夏                2011.8.11
 佐川美術館「セガンティーニ」展と湖面に広がる蓮の花
  
    琵琶湖 守山佐川美術館 & 草津水生植物公園 蓮の群生地
  .    1.アルプスの画家 セガンティーニ展  佐川美術館 
      − 光と山 − GiovanniSegantini−Light and Mountains−
   2.佐川美術館  彫刻の佐藤忠良館 陶芸の楽吉左衛門館 日本画平山郁夫館
   3.湖面に広がる満開の蓮の花 (草津水生植物公園 蓮群生地 )
参考 2008年の夏 スイスの旅より 
     セガンティーニが住んだサンモリッツ周辺 & ツェルマット周辺の山郷の風景
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11109sagawa00.htm  11walk09.pdf
4. 「風来坊・Country Walk」

【スライド動画】
 真っ青な空にもくもくと入道雲 神戸の夏2011        2011.8.8.

 西神戸 鵯越の奥にそびえる菊水山からの大阪湾の眺望  
 
                   . PDF写真アルバム PPS動画 WMV動画

1109kksi00.htm
11walk10.pdf
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【 WMV video 】

【 pps slide 】

5. From Kobe  2011年9月

   実りの秋が もう そこまで 、この 暑い夏  ふと頭をよぎったこと
 
  1. 鉄の歴史に 今の生き方を考える
      東日本大震災の復興・原発事故の収束の試行錯誤が続く中  世界を覆う不景気 政治はあいもかわら ぬ荒廃
   そんな中で ふっと頭に浮かんで 「鉄学137億年の宇宙誌」を読み返してみて 
      頭によぎったことを書きとめました。 
2. 京都 大文字の送り火騒動 に見た日本の情報社会のほころび

1109kobe00.htm
fkobe1109.pdf
.  「2010年 和鉄の道・Iron Road 」book
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2011.9.5. 更新 monthlyindexhtm/ infokkkna.com    by Mutsu Nakanishi