山口県 美祢の夏 2010.8月
美祢の家の草抜きに約10ヶ月ぶりに美祢へ。
梅雨時の集中豪雨で水浸しになった美祢盆地に被害はどうかと心配していましたが、元気な美祢に一安心
もっとも 鉄橋が流され、美祢線は今も不通。代替バスが国道316を瀬戸内海側の厚狭から美祢を通って長門を結ぶ。
本当に従来の治水・常識が通用しなくなった地球温暖化による自然の猛威
のんきなことを行っておらずに、治水への公共投資 真剣に考える時ではないでしょうか
久しぶりの美祢 トピックス 2つです。
1. 萩焼陶芸家 田中講平さんの登り窯も完成まじか 2010.8.2.
昨年11月から 陶芸活動の傍ら、独力でこつこつと登り窯の築造を進めている萩焼陶芸家の田中講平さん
前回訪ねた昨年秋はまだ、山裾に登り窯を築造する場所が整地され、其のそばに 膨大な煉瓦と石がゴロゴロ
田中さんはけろっと
「まず 登り窯の上屋を建てて それから 築造すすめる。 一人で全部やるので ぼちぼちやるよ・・・」と。
「もう 登り窯の天井部にかかった」と聞いていたのですが、どないなっているやろかと。
訪ねてびっくり。
イメージしていた以上に大きな登り窯が工房の山裾にどっしりと座って、
窯の天井アーチ部の煉瓦積みが進んでいました。 |
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萩焼 田中講平さんの陶房葉月で築造が進む登り窯 2010.8.2.
上屋の屋根架けも 築造も図面見ながら自分で・・・。
窯天井部のアーチ部の煉瓦積みも、形状に合わせて 山の竹を組んでアーチ骨組みに。
ちょっと考えなかったアイデア。 聞いているとほかにも色々田中さんの工夫が、実に緻密に組みあがりつつある。
「萩焼の修行時代に 2ヶ月に一回の割りで、登り窯を焚いていたので、その経験 イメージが形になってゆく」と。
ただただ すごいなあ・・・と。
作陶活動をしながら 約1年 登り窯の完成まじか。
今年の秋には この登り窯に火入れして 其の作品などで作陶展をやりたいと。
田中さんの登り窯築造の数々の工夫が
どんな萩焼作品になって 出てくるのか 今から楽しみ
また、陶芸教室の生徒さんもこの登り窯で自分の作品を焼くのを楽しみに
作品準備に大わらと聞きました。
今度は火入れの時に是非 訪ねようと・・・
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萩焼
陶房葉月 田中講平さんのホームページ
2. 店内に野菜工場のある洒落た野菜レストランがオープン 2010.8.2.
美祢も新しい街の息吹が・・・
「 美祢 国道316号沿いの道の駅「於福」・於福温泉に隣接して 地産地消の素晴らしい野菜のレストランが誕生。
今流行のレストランの中にある野菜生産工場がみられ、ふんだんに地域の野菜が食べられるバイキングレストラン。
珍しいだけでなく実においしい。
絶対喜ぶと思う。8月1日に誕生したところですが、絶対お勧め 」と教えてもらった。
「レストランの中にある野菜工場」にんて 東京の世界と思っていましたが、美祢にそんな洒落た店が出来た。
疲弊する地方の街の典型と思われた「美祢」に新しい顔が生まれ、
大都会にしか なじまないと思っていたことを地方が育て、リードしてゆく。
元気な活気ある場所として美祢の国道316沿いが面として広がって行くのはうれしい限り。
かつて美祢の住人だった私にも ちょっとうれしくて ご紹介。
場所は 国道316号線於福 道の駅於福・於福温泉の直ぐ隣。
美祢の新しい地域取組のレストラン誕生と今流行のレストランの中にある野菜工場が見られると興味深々で
家内と二人 早速出かけました。
普段着ながら ちょっと洒落た昼の野菜バイキングとティータイムが楽しめるレストラン。
残念ながら 午後6時閉店で、ディナ-を楽しむというわけには行きませんが、機会があれば 是非。本当にお勧め。
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