直線で切り込まれ、きれいに整形された岩肌 そして垂直に掘り
込まれた周囲の岩壁も含め、石が削りやすい凝灰岩質の竜山石といえども、強力な鉄製「鋼」の工具が大量にそろわないと製作は難しいだろう。
やはり、製鉄集団がこの謎の石造物の製作にはかかわっていたかも知れない。
大きな岩盤の表面を削って頂上部へ階段が刻まれ、頂上部は頂上公園になっていて、そこからは四方
が一望。
すぐ南にはこの岩山の尾根続きに石材切出しによる垂直の崖が続く「竜山」が見えている。
また、直ぐ西には同じく石切り場のある佐保山 北には三角の美しい山頂を持つ高御位山が見える。
いずれも竜山石の名産地である。
岩山を下って、元の生石の郷へ戻ってくると、操業中の石切場とその工場が覗けました。
竜山石は古墳時代大王の石棺の材料として広く使われたが、その
後も種々の建設資材などとして使われ、現在も種々の用途に使われている。この竜山地域から北の高御位山にかけてはすべてが岩山。まだまだ 採取が可能な竜
山石の産地。
今後 どうなるかは わかりませんが、 現在の景色 古墳時代の石材採取地の歴史の街として残して
もらうとありがたいと思えのですが、虫のいい話かも・・・・・。
不思議な巨大石造物が 巨大岩盤の中に閉じ込められている。
この石の周りをゆったり巡りながら、この石造物にイメージを膨らませ、いやになったら、
一望できる播磨平野を眺める静かな石切りの郷walk。
いかがでしょうか・・・