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「 IRON ROAD 和鉄の道 」 Mutsu Nakanishi Home Page
和 鉄 『たたら』探訪 & 『風来坊』 Country Walk
New Page 2008年 9月 from  Mutsu Nakanishi
h2009.htm   2008.9.1.  by Mutsu Nakanishi

多数の銅山の坑口が点在する東播磨多可 妙見山(左)と加古川の中流 西脇から眺めた多可周辺 右端に妙見山が見える  2008.8.25.
本当に暑かった夏も お盆が過ぎるとめっきりすすしくなり、田圃には稲穂が揺れ 秋の足音がすぐそこまで・・・・・
ホームページを更新しました  9月のホームページをお送りします.


本当に暑かった夏も お盆が過ぎるとめっきり涼しくなり、秋の足音がすぐそこまで・・・・・
北京オリンピックに一喜一憂した今年の夏 いかがだったでしょうか・・・・
神戸に来ていた孫たちが帰ってしまうと いっぺんに静かになって、つくつくぼうしの鳴き声 
はっと 我に返って、また平常の日々の生活に戻りました。

晴れと雨の境目 同じ街中ですごいスコールのところと晴れのところが混在する。
甲子園球場にすごい雨が降っているのに 私の住む須磨ではまったくその兆候なし
連日局地大雨警報が播磨や大阪に出ているのに 神戸では まつたくその兆候なし。
たった 一度だけ  来るぞ と一気に真っ暗になって すごい大雨とカミナリ  都賀川で命を奪った局地豪雨でした。
都会が制御できない局地熱帯の気候に見舞われるようになってきました。
ほんとに局地気象が荒れ狂う これは もう熱帯のサイン 

わが身に直接振りかかってくるほどに 地球温暖化の影響がスピード アップしている。 
この影響は気候にと止まらず、地球全体が一斉に変わり出している。 もう 他人事ではいられない。
そんなことを感じた今年の夏ででもありました。 

今日 炭酸ガスを直接原料にしたプラスチック製造の実証プラントが動き出したとTVのニュースが伝えている。
植林にとどまらず、産業活動として 炭酸ガス固定化のプログラムが具体的に動き出したことに大いに期待したい。
炭酸ガスの削減と固定化 両方のプログラムが成果を挙げることにより、同じ土俵に先進国・発展途上国が乗れると思う。
車を利用するのを少しひかえて 炭酸ガス削減にちょっぴり参加したような気分  
それでは もう いかんのですが・・・・・・

                                                                                     2008.9.1.  by Mutsu Nakanishi

2008年8月 丹後で 久しぶりに 父のふるさと 京丹後へ  2008.8.11.


■  From Kobe 9月    帚木蓬生著「国銅」(新潮社)に物づくりの思いを見る
                   奈良の大仏を作った長登の銅の周辺で
   

 8月の更新で 奈良大仏の銅を産出した山口県美祢市美東の「長登銅山」をご紹介しましたが、
先輩・友人諸氏より、  「帚木蓬生氏著の『国銅』に奈良の大仏建立と長登銅山の銅生産の様子が丁寧に描かれている。」
とのメールをいただきました。
長登周辺の秋吉カルスト台地の自然とともに 「丁子」として働いた「国人」という人物を通して、
長登銅山の鉱石採取から銅製錬の様子 そして 奈良の大仏建立の様子が克明にえがかれています。
面白くて 一気に読みました。
長登銅山竪坑での鉱石採取 たたら踏みと炉吹き製錬 製錬家庭での亜硫酸ガスとの戦いの厳しさ 
そして 鋳かけによる克明な巨大第仏の建立等々 
少しは知っていましたが、プそれらにたずさわる仲間・組織とともにロセスそして作業歌が克明に描かれていて、
古代のたたら衆の山の作業の様子がありあり。

本当に丹念に準備された筆。 長登での銅製錬 そして 奈良での 大仏鋳造を通じて、
物づくりの苦労とそして 物づくりから得られる喜びが苦労が生き生きと描かれています。

古代の物づくりというと浮浪・俘囚などを使った「苦役」のイメージがついて回るのですが、
「物づくり」の真髄というか 面白さが描かれ、
物づくりを通じて得られる真の技術とは何か  
物づくり技術として伝えたいことががふつふつと浮かんできます。

帚木蓬生氏が『国銅』の著で描きたかったのは何だったのか・・・・・
別子銅山の作業を描いた「鼓銅図録」の工程絵図を重ねながら 
「吹屋」での物づくりの作業描写に夢中でした。

鉄と同じくフイゴを踏む「たたら」衆
この銅製錬の吹屋で歌われる作業歌も印象的ですね。

機械に名前をつけ、歌を歌って調子をとる。
そんな時代はるか彼方に消えてしまいました。

 「機械が物を作る」 「機械とマニュアルがあれば 効率よく物が作れる」とした現在の管理社会の中で 
うつろに響く「物づくり」技術の大事さをお題目のようにとなえても・・・・
物づくり技術で何を伝えないといけないのか・・・・・ 
マニュアルでは判らん作業の中に生きる知恵 
物づくりは この知恵なしでは 出来ないだろう。

材料屋としての思いいれもあって、 ちょっと異質な見方かもしれませんが、
全編にわたり そんなイメージで 一気に読みました。
教えていただいて 本当にありがとうございました。

      From Kobe  9月 
        帚木蓬生著「国銅」(新潮社)に物づくりの思いを見る
        奈良の大仏を作った長登の銅の周辺で

                                    2008.8.20. by Mutsu Nakanishi

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■ 山口の陶芸家 田中講平 さん 
   平成20年度 第55回日本伝統工芸展 入選

山口の田中講平さんの作品「青白磁流文大鉢」が 日本でもっとも権威ある日本伝統工芸展に入選。
既に 何度も入選されているのですが、新聞でその名前を見るとやっぱり うれしい。

   2008年 9月23日(火)〜10月 5日(日) 東京三越本店で開催予定です

   萩焼 陶房葉月 田中講平さんのホームページ

                           
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■ 9月のホームページに更新しました。
相変わらずですが、元気に Country Walk を楽しんでいます。 
今回は 見た目にもすがすがしい夏の風物詩「京朝顔」の展示会と
福井県若狭「三方湖」の畔にある「縄文のタイムカプセル鳥浜貝塚」です

夏の朝の楽しみのひとつ 「朝顔」 
植木鉢で背が高くならぬよう丹精こめて 何度もつるをを切りそろえて育て、
大輪の朝顔を同じ高さで咲かせる「京朝顔」
大輪の淡い花がすがすがしい。今年も京都の植物園で展示会があり、朝早く起きて出かけました。
関東で「朝顔市」や「江戸の変化朝顔」とはちょっとちがった魅力。
早朝の柔らかい日差しの中でさきそろった京朝顔の写真をとってきましたのでご紹介
 

 

また、この春 関西圏を走るJR新快速が福井県敦賀まで延びたのを機会にぜひ出かけたかった若狭 三方五湖のひとつ「三方湖」の畔にある「縄文のタイムカプセル」鳥浜貝塚を見学しました。
「関西に縄文の火を」が合言葉。 関西の縄文遺跡がもっとポピュラーになればと思うのですが。 
そんな思いもこめて、鳥浜貝塚へのwalkの紹介です。
「若狭」は関西圏ではないのですが、新快速が走り出して、神戸からでも2時間ちょっとで行けるようになり、昔からの京都・近江との結びつきを考えるともう関西。
昔からの交通路 近江今津で国鉄バスに乗り換えれば、もっと時間は短縮。
「あんたのそのかばん 京市沢のやね」とさらっと若狭の街で言われたのも 
若狭がもう関西です。
関西一押しの縄文遺跡「鳥浜貝塚」と本当に静かな三方の湖の風景です 
暑さボケではありませんが、あまりうまく出来ていませんが、暇な時にでもご覧ください。
                                          2008.8.1.  神戸にて  Mutsu Nakanishi



 
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●  ホーム ページ更新記事の概要  (  9月 1日更新 )
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1.  夏の朝の清涼をたっぷり 「京朝顔」  2008.8.4.
    京都府立植物園の「朝顔展」 
2. 「鳥浜貝塚」 縄文の時代観を換えた「縄文のタイムカプセル」を若狭に訪ねる
        福井県若狭町三方  2008.8.5. 
  1. 福井県若狭町三方「縄文のタイムカセル 鳥浜貝塚」を訪ねて walk.
    2. 縄文の時代観を書き替えた「縄文のタイムカプセル」鳥浜貝塚 概要                              . 
           1. 縄文時代像を塗り替えた鳥浜貝塚出土遺物
           2. 日本最古の栽培植物「ひょうたん」の種子と皮
           3. 鳥浜貝塚 & 三方湖周辺の写真
3.  From Kobe  9月 
  帚木蓬生著「国銅」(新潮社)に物づくりの思いを見る
     奈良の大仏を作った長登の銅の周辺で

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■ 和鉄の道 Iron Road   たたら遺跡探訪   
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1.「鳥浜貝塚」 縄文の時代観を換えた「縄文のタイムカプセル」を若狭に訪ねる
        福井県若狭町三方  2008.8.5. 

 縄文のタイムカプセル 鳥浜貝塚 
  福井県若狭町三方
若狭 三方駅の西北 日本海側に広がる田園
かつて ここは広大な古三方湖
静かな湖面の三方湖
福井県若狭町三方
 
        「鳥浜貝塚」 縄文の時代観を換えた「縄文のタイムカプセル」を若狭に訪ねる
    1. 福井県若狭町三方「縄文のタイムカセル 鳥浜貝塚」を訪ねて walk.
    2. 縄文の時代観を書き替えた「縄文のタイムカプセル」鳥浜貝塚 概要                      . 
          1. 縄文時代像を塗り替えた鳥浜貝塚出土遺物
            2. 日本最古の栽培植物「ひょうたん」の種子と皮
              3. 鳥浜貝塚 & 三方湖周辺の写真
この春 関西圏を走るJR新快速が福井県敦賀まで延びたのを機会にぜひ出かけたかった若狭三方五湖のひとつ「三方湖」の畔にある「縄文のタイムカプセル」鳥浜貝塚を見学しました。
たたら製鉄遺跡でもなく、関西ではあまり話題にのぼらぬ縄文ですが、ビッグな関西の縄文。日本のルーツの1ページです。
フフリカ原産のひょうたんがすでにこの地で栽培され、野山の木の実を栽培採取して食料に。
身には漆を塗った装身具をつけ、草木を摘んで網を作り、丸木舟を操って漁をする。
交流ははるか遠くの国々にまで及び、交換で手に入れた数々の品が生活をさらに豊かにする。
若狭には 縄文の始まり 1万2000年前にすでにそんな村があった。
若狭はその後 古代には大陸と大和を結ぶ重要な交易路として、日本誕生にかかわってゆく。
そのルーツもまた この鳥浜縄文遺跡の若狭なのかも知れない。
どこまでも静かな三方湖 静かな三方湖の湖岸に立つと一挙に喧騒を忘れ、遠い昔に引き込まれて、 博物館で見た一つ一つを思い浮かべながら、遠い昔のイメージが膨らんでくる。  
鳥浜貝塚・若狭縄文博物館は「関西の縄文」 縄文の世界を知る上でも ぜひお勧めの場所です。

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■ Country walk  風来坊 
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1.夏の朝の清涼をたっぷり 「京朝顔 京都府立植物園の「朝顔展」 2008.8.4.

今年で49回目を迎える京都半日会の「朝顔展」が京都府立植物園で8月1日から始まった。
「朝顔は早朝から半日だけきれいに咲かせ萎れる。明日開く花はもうつぼみとして順次準備されている 」といい、
この朝顔展も開園は6時半。
誰でも咲かせられる朝顔。でも その奥は深い。 自分ではよう育てないが、好きな花。
江戸伝統の「変化朝顔」に「こんな姿の朝顔もあるのか?」とびっくりしたこともありました。

丹精こめて低い背丈に切りそろえ大きな花を咲かせる京都独特の「京朝顔」。
淡い色が見た目にも涼しい朝顔に 大輪の色鮮やかさが清涼感をいっそう際立たせる。
京都の義母が毎年丁寧に育てていた京朝顔である。
久しぶりの京都府立植物園 
朝のすがすがしい空気の中 木陰に展示された朝顔に
夏の朝のすがすがしさ」をたっぷり味わってきました。

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■ From Kobe   思いつくまま  
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1.From Kobe  9月 
   帚木蓬生著「国銅」(新潮社)に物づくりの思いを見る 
     奈良の大仏を作った長登の銅の周辺で

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2008.9.1..  h2009.htm       by Mutsu Nakanishi