「草原と森林限界に沿って製鉄跡がいくつも点在する」ユーラシア大陸の東西を結ぶIron
Road 鉄文化の伝播路を考える上で重要な発見
BC1世紀 匈奴がモンゴル草原を支配している時代
すでに「東西ユーラシアの鉄文化東伝の道がユーラシア大陸中央の草原と森林限界を西から東へ伝うように伸びている」
今確認された最西端は西シベリア・バイカル湖西岸。
日本海沿岸まではもうすぐである。
日本で製鉄が始まる5世紀後半 製鉄技術と人が交流したIron
Roadがこの草原利道につながっている可能性が出てきた。
たのしみな≪ユーラシアメタルロードの探求≫のプロジェクトである。
モンゴルで発掘された製鉄炉跡に興味津々出でかけた「鉄と匈奴」のシン
ボジュウム。ユ-ラシア大陸草原にIron
Roadを形成する製鉄遺跡群へとつ
ながっていることを知って、今後の研究の進展に期待大。
また、品質の悪い素材しかできそうもない小型の製鉄炉で作られた小鉄塊でも、それを鍛冶技術で補って、高度な鉄器製造を作り上げるモデルがあることにも興味津々。
蕨手刀と東北の古代製鉄やそして竪型炉に伴って地方から突然現れた踏み鞴などなど 地方の古代製鉄技術を見直すきっかけになるかもしれない。
謎だらけの日本のたたら製鉄を解く糸口が見つかるのでは??と今後の展開に興味深々な愛媛大学「ユーラシアメタルロードの探求」のプロジェクト。また来年の秋のシンポが待ち遠しい。
2013.11.20.
愛媛大学第6回国際研究シンポ「鉄と匈奴」を聴講して
MUtsu
Nakanish
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