【2012年秋 便り】
1.深まりゆく秋
2.山中伸弥氏 ノーベル賞受賞
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おめでとう
2.東京スカイツリ-のこと
3.今年も盛んに特別展・講演会
たたら製鉄のルーツをもとめて
4. 今月のhome
page 更新記事 |
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深まりゆく秋
彼岸花が黄金色の田の畦を飾ったと思うと、今はコスモスが満開。
真っ青な空に子供たちの歓声が響く運動会 ラグビーシーズンも始まった
甲州から送ってもらったぶどうに舌鼓をうち
無花果に梨 そしてクリ 今は黒豆の枝豆で一杯
まったけが無いのが ちょっとさびしいが秋の味覚もうれしい
真っ暗な空のお月さんを見上げるのもこの秋
同窓会のお誘いにもOK
深まりゆく秋を 今楽しまねば・・・の毎日
「黄金色の稲穂」「彼岸花の景色」「ピンクに染まったコスモスの里」「蕎麦の花」
相変わらずの秋景色ですが、今年も伝えねば・・・・・・と。
この秋も元気な風来坊 もう文をよう綴りませんが、スライド動画にして
ホームページに掲載しました。
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稔の田 小野市天神
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播磨多可町 彼岸花の里
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京都美山 かやぶきの里
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爽やかな秋のそよ風に乗って
「山中伸弥氏 ノーベル賞受賞」の報 おめでとう |
60兆個を超える細胞から成り立つ私達の体 そのそれぞれの部位の細胞を
iPS細胞ひとつから作り出せると聞く。
再生医療・難病治療法の早期開発 そして 生命の神秘を解き明かすかもしれぬ
以前から何度となく候補に挙がっておられ、また、iPS細胞の業績業績からすれば
当然なのでしょうが・・・・・
それでいて 山中さんのインタビューを聞いていると本当に清々しい。
幾多の苦労を乗り越え ぶれることなく 誠実でまっすぐ「ただひたすら」
こんな誠実一筋の研究者が医学の世界にもおられ、
それがみんなに伝わるのが、嬉しい。
高さ634m・材重量約3万6000t 東京スカイツリ-のこと
毎週入るツアー折込広告に東京スカイツリー
縦に長い巨大鉄骨建造物は間違いなく現在の「鉄のモニュメント」
調べてみると 巨大地震に耐え、この重さ支えるための強度・靭性
・変形能に長けた新しい鋼材が開発されたという。
古くて新しい鉄
鉄鋼は剛柔にして時に応じてその態を変える
新しい鉄を象徴する現代の「鉄のモニュメント」
一度東京スカイツリーを探訪し、その技術を整理して
まとめてみたいと思っています。
From Kobe 2012.10月
高さ634m・材重量約3万6000t 東京スカイツリ-
「すごい鋼材が使われた!!」 |
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溶接熱影響部
調べていて 久しぶりに見つけた
溶接の熱で変質した鋼材の接合部
の模式図
忘れていた言葉を思い出しました |
卑弥呼の時代 今年も盛んに特別展・講演会
たたら製鉄のルーツをもとめて
弥生時代の終末期 2世紀 邪馬台国の時代の特別展・講演会が開かれている。
この時代を動かしたキーワードが「本当に鉄なのか???」と それを知りたくて
せっせと参加。
この弥生終末期の「鉄」が解き明かされれば たたら製鉄に先立つ精錬の開始が解ける。
そして 邪馬台国論争も解けるかもしれないと。
でも この時代の鉄の情報は少なく やっぱりよくわからないのが実情のようだ。
また、銅精錬のルーツも研究者によって見解が異なり、この時代 銅原料もまた大陸
・半島に頼っていたようだ。
特別展・講演会で聞いた私にとってはフレッシュな話
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1. 邪馬台国・初期ヤマト王権の成立に近江が大きな役割を演じたと森岡秀人氏
弥生時代の終り大型で見る銅鐸が出土する近江で卑弥呼の王宮に通ずる
四角に囲われた大型建物が近江にも出土する。
これらと近江の土器の動きを考えると邪馬台国・初期ヤマト王権に大きな
寄与をしたのは近江ではないか・・・・
また、卑弥呼は近江が出生地では・・・・・
この森岡秀人氏の説には魅力がある
近江で大型建物が出土した栗東の伊勢遺跡には一度訪ねよう。
2. この卑弥呼の時代を動かしたのは「鉄」よりも「銅」の入手と違ったか・・・
日本で鉄を作れるようになるのは5世紀以降 銅は融点が低いので、早くから
鉱石から銅が取り出せたと思っていましたが、実情は鉄と同じで 3・4世紀
銅もまた 大陸・半島に銅原料を頼っていた節がある。
伊都国ではこの時代大量の破鏡が墓から出土する。
また、纏向からも銅鐸を壊した破片が出土する。
これらの話を総合すると私見ながらは 破鏡や銅鐸の破壊は銅再生利用の原料
採取の可能性があり、大陸・半島は鉄ばかりでなく銅入手の重要な通商路出会
った可能性がある。卑弥呼がもらった100枚の鏡も銅原料でなかったか・・・・
卑弥呼や初期ヤマトの祭の象徴「鏡」にばかりに眼を向けてはいけないかも |
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今できることを 精一杯
声かけあい 支えあって
負けないで 忘れないで
暖かい希望の輪がつながっていることを
付和雷同せず 勇気・冷静・知恵 その重みを強く感じている昨今。
以前は 私もやっぱり スピードを追い続けた日々でしたが・・・・・。
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原因を人の所為にするな
ルーツ原因の解明と防止
そして(対策を突破された時の)歯止め
あまりにも人・個人の精にするこの頃
職場で徹底的に叩き込まれた言葉です。
「変えられるものを 変える勇気と
変えられないものを
受け入れる心のしずけさと
その両者を見分ける叡智と 」
「まあええか 元気だして行こう」と
心は行ったり来たりです |
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★★ 今月のhome page 更新記事
★★
1. |
【スライド動画】
出雲神楽「八岐大蛇」を鑑賞 淡路島伊弉諾神宮神楽祭 2012.9.23.
記・紀に記されたスサノオノミコトのヤマタノオロチ退治の神話を素材
奥出雲で盛んだった古代たたらを象徴しているという |
2 |
【情報】東京スカイツリ-にすごい鋼材が使われた!!
東京スカイツリ- 高さ634m・材重量約3万6000t |
3. |
【スライド動画】2012
秋 西神戸・播磨に小さい秋を探して【1】
豊かな稔りを迎えた 初秋の西神戸田園Walk
2012.9.7.
9月上旬 美しい空に惹かれ、秋を見つけに西神戸の田園Walk |
4. |
【スライド動画】2012
秋 西神戸・播磨に小さい秋を探して【2】
彼岸花の里
播磨多可町
今年も千ヶ峰・妙見山の麓に彼岸花を訪ねました
2012.9.27. |
5. |
【スライド動画】
2012.9.17.
京都北山ドライブ 花脊峠・佐々里峠を越えて
由良川源流へ
北山の森・大悲山 峰定寺・美山「かやぶきの里」を訪ねる |
6. |
【From Kobe 2012 10月】<<深まりゆく秋を楽しんでいます>>
【1】秋の夜長「 知らないところでパソコンが勝手に
作業 ??? 」
【2】東京スカイツリ-にすごい鋼材が使われた!! |
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【更新記事概要・更新記事アドレス
リスト】
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★ 今月の和鉄の道より
◎出雲神楽「八岐大蛇」を鑑賞
奥出雲のたたら製鉄を象徴すると言われるスサノオの大蛇退治
出雲や石見・芸北で舞われる神楽の代表的演目。
舞台一杯を大蛇が暴れる勇壮な神楽で、一度は是非見たかった神楽。
現地の夜神楽に行かないと見られないと思っていましたが、本年の淡路島
伊弉諾神宮神楽祭で舞われると聞いて、楽しみで行って来ました。
断片的にはビデオなど見たことがありましたが、伝承されてきたストーリー
を忠実に再現する雄壮な舞にびっくり。
奥出雲斐伊川の流れ・たたらの炎などをイメージしながら楽しみました。
お神楽と言うと退屈なものとずっと思っていましたが、昨年からこの神楽
祭に参加して、面白さに目覚めています。 |
出雲神楽「八岐大蛇」 伊弉諾神宮神楽祭 2012.9.23.
★ 今月のCountry walkより
西神戸の田園地帯では 秋の訪れとともに黄金色に稔った稲穂や真っ赤な
彼岸花やコスモスが咲き乱れ、最近は蕎麦の花も・・・・
今年はどうだろうか??と。
毎年深まりゆく秋の楽しみな景色
ここ数年 コスモスは夏の厳しい暑さと雑草に負けてピンクのコスモス畑が
見られませんでしたが、今年は抜群の美しさ。
地元の人達も「今年はええやろ」とニコニコ顔で自慢する。
「黄金色の稲穂」「彼岸花の里」「コスモスの里」「蕎麦の花」
相変わらずの秋景色ですが、今年も伝えねばとスライド動画にしてホーム
ページに掲載しました。
また、越えてみたかった京都北山 佐々里峠で由良川の源流にも。
近場ばかりですが この秋のCountry walkです。 |
「どうも 同じようなことばかりで、ホームページ更新してもなぁ」と
10月トップにホームページの更新を遅らせていましたが、旅の話や鉄の話が、
話の種になったり、思いもかけなかった記事の照会があったりで、
やっぱり記録はせっせと残しておかねば・・・・と。
毎日元気に神戸で過ごしています。
神戸に来られたら 是非一度 お訪ねください
気軽にお付き合いのほどを。
引き続き、色々お教えいただきたくお願いします。
2012.10.15. by Mutsu
nakanishi |