ほのぼの鉄道 福井 えちぜん鉄道 と 雪を戴く白山連峰 2009.4.3. 0905echizen00.htm 2009.5.5. by Mutsu Nakanishi 春 勝山市の背後に連なる白山連峰 2009.4.3. えちぜん鉄道 勝山市保田駅周辺より 春 青春18キップが発売されると決まって気になる場所が北陸。決まって北陸に足が向いてしまう。 昨年春 福井 九頭竜湖線で美濃・越前国境へ遡りながら、見られなかった九頭竜川をバックにする白山を今年は是非眺めようと。北陸の春のキーワード。 おろし蕎麦 長い長いトンネルを抜けてゆく異郷の地 早春の広大な平野と遠くに連なる白い峰々。 それに「古代鉄」 若狭・加越は北陸の鉄をバックに継体天皇も出現したといわれる「鉄」の故地。 早春の景色にどっぷり浸かって、また、良く知らぬ古代の製鉄関連地にも出会えるかも知れぬ。 陽だまりハイクのイメージにはぴったし。 1. ほのぼの 電車 えちぜん鉄道 永平寺勝山線 車中で 2. 久しぶりの永平寺 3. えちぜん 鉄道沿線 九頭竜川本流越しに 眺める白山連峰 参考 弥生後期から古墳時代にかけて 福井平野は鉄の先 進地 .. 「九頭竜川をバックにする白山」 walkにはもうひとつ理由がある。 福井からこの九頭竜川本流沿いを遡 る「えちぜん鉄道」に是非乗ってみたい。かつての京福電鉄から受継いで、えちぜん鉄道が九頭竜川本流 の河口から川に沿って三国・福井・勝山を結ぶ。 かつては この本線が途中で分岐して永平寺までも延びてい た。いつか見たTVで観たえちぜん鉄道のドキュメントが頭にある。「この越前鉄道に 若い女性の車掌さん(今回乗車して知ったのですが、本当はアテンダン トと呼ぶそうです)が乗車し、実にきめ細かく乗客の世話をして、実にほのぼのとした雰囲気が電車に漂い、それが人気となって乗降客が増えた」と言う。昔 京福電鉄の時代に永平寺まで乗ったことはあるのですが、 京福電鉄の時代からどんな風に変わったのかそれも興味。 4月3日 早朝 青春18キップを持って 「福井へ おろし蕎麦食べにいってくるわ」と家を出る。 今は敦賀へ直通の新快速が出来たので、神戸から敦賀までは直通である。 敦賀で 乗り継げば、福井まで1回の乗換えで行ける。 今回は朝ちょっと出遅れて神戸7時49分初の新快速に。 敦賀での乗継待ちを避け、早く福井へ到着したくて、新快速長浜行。 長浜から敦賀まで特急1区間乗り継いで,11時41分福井着。 福井駅周辺は北陸新幹線の工事と並行して 南北に走る北陸線の高架化 と線路の両側の市街地改造が急ピッチに進められている。 この4月駅の高架化と駅前周辺の整備完成により、従来は北陸のなんとなく重苦しい地方都市の駅だったのが、明るい活動的な駅周辺に一変していました 北陸新幹線と並行した福井駅高架化・駅前改造ですっかり変わった福井駅周辺 えちぜん鉄道の福井駅はJR福井駅の南側へ出た高架沿いの小さな駅舎。構内に入ると自動廉売機がない。 小さなキップの売り場がある簡素なもの。路線図をみると永平寺への路線もない。 京福電鉄からえちぜん鉄道に引継ぐ時に廃止 され、 今は永平寺口駅から永平寺の山門前までバス連絡となっていると聞く。 古代の鍛冶工房跡があるという九頭竜川の河口の三国へゆくか 永平寺に行って九頭竜川を勝山方面へダイレクトに遡るか 迷っていると「すぐに 勝山行がでます。また、永平寺に行くなら拝観券・シャトルバスセットの乗車券がいい。」と窓口から声。 「とりあえず 永平寺へ行って そばを食べて・・・・・」とセット券を買って 電車に飛び乗る。 JR福井駅出口すぐ横に隣接するえちぜん鉄道福井駅 2009.4.3 平日の昼食時 一番閑散とする時間帯であるが、電車の座席はざっと埋まっている。電車が走り出し、各駅に止まってゆくが、ほとんどが無人駅なのですが、人の乗降がある。 地方の昼下がりの電車はほとんどが がらがらで人の声もせず、また、無人駅には乗降もないというのが昨今。 しかし、えちぜん鉄道では車内に話し声があり、 駅では常に乗降がある。 「これは違うぞ」である。 えちぜん鉄道のキーワードは 「女性アテンダント・地域密着のサービス・ほのぼの接客」と聞いていましたがまさにそれ。 ほのぼの電車の体現でした。 えちぜん鉄道 路線図 街の中心で何でもでき、人であふれていた駅が無人となり、何にも出来なくなり、列車の発着も激減して、公共機関としての役割もままならぬい現状と随分と差がある。 この鉄道に公共機関復活 駅を中心とした街活性化のキーワードがあると乗っていて本当に楽しい電車でした。 勿論久しぶりの永平寺 九頭竜川の流れにの向こうに真っ白な峰々をみせる白山連峰も見ることができました。 また、今回は歩けませんでしたが、弥生後半から古墳時代の初め「鉄」の先進地をほこった北陸の王国の中心 松岡古墳群やそれを支えた鉄器工房集落 林・藤島遺跡がこの沿線のすぐ近くであることを知り、 土地勘が出来ました。次は事前にしっかり調べて 福井平野 鉄の大王国Walkにもう一度来ようと。 そんな ほのぼの電車 えちぜん鉄道Walkの体験を沿線写真アルバムとともに紹介します。 ほのぼの鉄道 福井 えちぜん鉄道と雪を戴く白山連峰 1. ほのぼの 電車 えちぜん鉄道 永平寺勝山線 車中で 2. 久しぶりの永平寺 3. えちぜん 鉄道沿線 九頭竜川本流越しに 眺める白山連峰 参考 弥生後期から古墳時代にかけて 福井平野は鉄の先 進地 先頭に戻る 次ページ: 1.ほのぼの 電車 えちぜん鉄道 永平寺勝山線 車中で . |< << < 0905echizen00.htm > 次頁>> 最後頁>|
春 青春18キップが発売されると決まって気になる場所が北陸。決まって北陸に足が向いてしまう。 昨年春 福井 九頭竜湖線で美濃・越前国境へ遡りながら、見られなかった九頭竜川をバックにする白山を今年は是非眺めようと。北陸の春のキーワード。 おろし蕎麦 長い長いトンネルを抜けてゆく異郷の地 早春の広大な平野と遠くに連なる白い峰々。 それに「古代鉄」 若狭・加越は北陸の鉄をバックに継体天皇も出現したといわれる「鉄」の故地。 早春の景色にどっぷり浸かって、また、良く知らぬ古代の製鉄関連地にも出会えるかも知れぬ。 陽だまりハイクのイメージにはぴったし。
「九頭竜川をバックにする白山」 walkにはもうひとつ理由がある。 福井からこの九頭竜川本流沿いを遡 る「えちぜん鉄道」に是非乗ってみたい。かつての京福電鉄から受継いで、えちぜん鉄道が九頭竜川本流 の河口から川に沿って三国・福井・勝山を結ぶ。 かつては この本線が途中で分岐して永平寺までも延びてい た。いつか見たTVで観たえちぜん鉄道のドキュメントが頭にある。「この越前鉄道に 若い女性の車掌さん(今回乗車して知ったのですが、本当はアテンダン トと呼ぶそうです)が乗車し、実にきめ細かく乗客の世話をして、実にほのぼのとした雰囲気が電車に漂い、それが人気となって乗降客が増えた」と言う。昔 京福電鉄の時代に永平寺まで乗ったことはあるのですが、 京福電鉄の時代からどんな風に変わったのかそれも興味。
かつては この本線が途中で分岐して永平寺までも延びてい た。いつか見たTVで観たえちぜん鉄道のドキュメントが頭にある。「この越前鉄道に 若い女性の車掌さん(今回乗車して知ったのですが、本当はアテンダン トと呼ぶそうです)が乗車し、実にきめ細かく乗客の世話をして、実にほのぼのとした雰囲気が電車に漂い、それが人気となって乗降客が増えた」と言う。昔 京福電鉄の時代に永平寺まで乗ったことはあるのですが、 京福電鉄の時代からどんな風に変わったのかそれも興味。
4月3日 早朝 青春18キップを持って 「福井へ おろし蕎麦食べにいってくるわ」と家を出る。 今は敦賀へ直通の新快速が出来たので、神戸から敦賀までは直通である。 敦賀で 乗り継げば、福井まで1回の乗換えで行ける。 今回は朝ちょっと出遅れて神戸7時49分初の新快速に。 敦賀での乗継待ちを避け、早く福井へ到着したくて、新快速長浜行。 長浜から敦賀まで特急1区間乗り継いで,11時41分福井着。 福井駅周辺は北陸新幹線の工事と並行して 南北に走る北陸線の高架化 と線路の両側の市街地改造が急ピッチに進められている。 この4月駅の高架化と駅前周辺の整備完成により、従来は北陸のなんとなく重苦しい地方都市の駅だったのが、明るい活動的な駅周辺に一変していました 北陸新幹線と並行した福井駅高架化・駅前改造ですっかり変わった福井駅周辺
今回は朝ちょっと出遅れて神戸7時49分初の新快速に。 敦賀での乗継待ちを避け、早く福井へ到着したくて、新快速長浜行。 長浜から敦賀まで特急1区間乗り継いで,11時41分福井着。
福井駅周辺は北陸新幹線の工事と並行して 南北に走る北陸線の高架化 と線路の両側の市街地改造が急ピッチに進められている。
えちぜん鉄道の福井駅はJR福井駅の南側へ出た高架沿いの小さな駅舎。構内に入ると自動廉売機がない。 小さなキップの売り場がある簡素なもの。路線図をみると永平寺への路線もない。 京福電鉄からえちぜん鉄道に引継ぐ時に廃止 され、 今は永平寺口駅から永平寺の山門前までバス連絡となっていると聞く。 古代の鍛冶工房跡があるという九頭竜川の河口の三国へゆくか 永平寺に行って九頭竜川を勝山方面へダイレクトに遡るか 迷っていると「すぐに 勝山行がでます。また、永平寺に行くなら拝観券・シャトルバスセットの乗車券がいい。」と窓口から声。 「とりあえず 永平寺へ行って そばを食べて・・・・・」とセット券を買って 電車に飛び乗る。 JR福井駅出口すぐ横に隣接するえちぜん鉄道福井駅 2009.4.3
平日の昼食時 一番閑散とする時間帯であるが、電車の座席はざっと埋まっている。電車が走り出し、各駅に止まってゆくが、ほとんどが無人駅なのですが、人の乗降がある。 地方の昼下がりの電車はほとんどが がらがらで人の声もせず、また、無人駅には乗降もないというのが昨今。 しかし、えちぜん鉄道では車内に話し声があり、 駅では常に乗降がある。 「これは違うぞ」である。 えちぜん鉄道のキーワードは 「女性アテンダント・地域密着のサービス・ほのぼの接客」と聞いていましたがまさにそれ。 ほのぼの電車の体現でした。 えちぜん鉄道 路線図 街の中心で何でもでき、人であふれていた駅が無人となり、何にも出来なくなり、列車の発着も激減して、公共機関としての役割もままならぬい現状と随分と差がある。 この鉄道に公共機関復活 駅を中心とした街活性化のキーワードがあると乗っていて本当に楽しい電車でした。 勿論久しぶりの永平寺 九頭竜川の流れにの向こうに真っ白な峰々をみせる白山連峰も見ることができました。
地方の昼下がりの電車はほとんどが がらがらで人の声もせず、また、無人駅には乗降もないというのが昨今。 しかし、えちぜん鉄道では車内に話し声があり、 駅では常に乗降がある。 「これは違うぞ」である。
街の中心で何でもでき、人であふれていた駅が無人となり、何にも出来なくなり、列車の発着も激減して、公共機関としての役割もままならぬい現状と随分と差がある。 この鉄道に公共機関復活 駅を中心とした街活性化のキーワードがあると乗っていて本当に楽しい電車でした。 勿論久しぶりの永平寺 九頭竜川の流れにの向こうに真っ白な峰々をみせる白山連峰も見ることができました。
また、今回は歩けませんでしたが、弥生後半から古墳時代の初め「鉄」の先進地をほこった北陸の王国の中心 松岡古墳群やそれを支えた鉄器工房集落 林・藤島遺跡がこの沿線のすぐ近くであることを知り、 土地勘が出来ました。次は事前にしっかり調べて 福井平野 鉄の大王国Walkにもう一度来ようと。 そんな ほのぼの電車 えちぜん鉄道Walkの体験を沿線写真アルバムとともに紹介します。
ほのぼの鉄道 福井 えちぜん鉄道と雪を戴く白山連峰 1. ほのぼの 電車 えちぜん鉄道 永平寺勝山線 車中で 2. 久しぶりの永平寺 3. えちぜん 鉄道沿線 九頭竜川本流越しに 眺める白山連峰 参考 弥生後期から古墳時代にかけて 福井平野は鉄の先 進地 先頭に戻る 次ページ: 1.ほのぼの 電車 えちぜん鉄道 永平寺勝山線 車中で . |< << < 0905echizen00.htm > 次頁>> 最後頁>|
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