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インターネット検索資料レビュー 英国のストーンヘンジ(巨石環状列石)  0912igirisu03.htm

  3.ダーリントン ウォール環状集落周辺の発掘による新発見

2006年9月にストーンヘンジの近くのダーリントン ウォールで、先史時代の大規模な村落が発掘され、その何百という住居跡は不思議なことに 特定の季節に限定された村であることを示した。
また、この村落の木柱サークルと巨大な土塁が、道路、川、祭儀を通じてストーンヘンジにつながっていたという新しい証拠も発見され、この村落はストーンヘンジ遺跡の建造者が住んでいたとみられ、村自体が大がかりな「祝祭」を催すための重要な儀式の場だったとの見方が発表された。
 
住居からは、石器、飾りピンのかけら、がれき そして、ベッドやタンスの形跡、楕円形の暖炉跡も見つかった。
また、先史時代のゴミ捨て場は、豚や牛の骨、壊れた陶器など、石器時代の祝宴の証拠にあふれており、出土した先史時代の牛の化石を分析した結果、古代のストーンヘンジでは、遠方の巡礼者が家畜を連れて集まり祝宴を開いていたことが判明したという。。
【 出土遺物解析で明らかになったこと 】
   1.「まだ断片的なものだが、陶器の種類が住居跡の区域ごとに異なっているように思われる」と。

   2.牛の歯のエナメル質に残っていたストロンチウム原子の同位体を分析して、牛が生息していた地域を検討。

 
1. ストーンヘンジ周辺を含めイングランド南部は石灰岩を大量に含む白亜質の土壌が特徴的であるが、
調査の結果、1頭を除いて、この土壌範囲以外の土地で飼育されていたことがわかった。 
そして、この牛たちは、比較的古い岩盤上に形成された土壌 ウェールズやスコットランドで飼育されて
いた可能性が高く、ストーンヘンジ遺跡自体にウェールズ南西部から運ばれてきた青石が使われている
ことから、ウェールズから運ばれてきたと考えられる。
2. また、豚の歯の分析からはほぼ生後9ケ月の子豚が使われ、冬至の祭りがあったのでは・・・」と。
これらの発見化から、この集落はある季節に限って人が住むために造られ巡礼者が冬至と夏至を祝うためにこの地に生け贄となる家畜とともにこの地を訪れたのだという。
そして、ストーンヘンジは死者をまつるために造られたと考えられ、
ダ-リントンウォールに近接する木で造られたウッドヘンジとストーンヘンジを結ぶ祭りの存在が浮かび上がってきた
【インターネット資料出で見つけたダーリントン・ウオール遺跡の発掘写真】
ストーンヘンジ世界遺産地区にあるダーリントン・ウォール遺跡で作業をする考古学者たち。
写真の前面には、かすかに四角形の形をした小さな家の跡があり、炉の跡が中心に見える。
写真後方に穴が線状にいくつも並んでいるのは、かつて住居を囲んでいたもの。
この住居跡は、2006年に発見された他の多数の住居跡からは離れた場所にあり、おそらく聖職者が利用していたものだと思われる。
ダーリントン・ウォール遺跡にある新石器時代の住居で、土の床を考古学者らが掘り起こした。
これらの住居には、ストーンヘンジを造った人たちが居住していた。
写真右上の住居跡は、道の跡を横切っていて、火打ち石や折れた骨、陶器のかけらなどが残っていた。
この道は、ダーリントン・ウォール遺跡で祭りを行った人たちが利用したと考えられている。
彼らは葬送の儀式の最後の段階で、死者の遺骨をエーボン川に流した。
この調査は、ナショナル ジオグラフィック協会が支援している。
「ストーンヘンジ・リバーサイド・プロジェクト」調査で発見された新石器時代の牛の骨。
祭りの後の残骸と見られる。
ストーンヘンジ世界遺産地域にあるダーリントン・ウォール遺跡で大量に発見された動物の骨は、4600年ほど前にここで祭りを行った人たちが残したもの。
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0912igirisu03.htm    2009.12.5.  by Mutsu Nakanishi