伊勢堂岱遺跡の丘陵地の北端をすり抜けて 秋田内陸縦貫鉄道が走り、すぐ横の平地に「小ケ田駅」がある。
当初 伊勢堂岱遺跡のある丘陵地を西から横切って東側の丘陵にある空港へまっすぐ取り付け道路が予定されていたが、
ストーンサークルの出現で、伊勢堂弟遺跡の丘陵地を横切らず、丘陵地の下を迂回して空港へ向かう道路が完成している。
この道路の完成以外は以前訪れた時のままにのどかな田園風景が広がっている。
遺跡の中も高い樹木に包まれた静かな環境が維持されて以前と変らず、気持ちの安らぐ空間。
ただ一箇所 眼下の米代川から鷹巣の街が見晴らせるように北側の樹木がきれいに切り払われている。
そして 鷹巣の街の背後に縄文人も信仰の対象としたかも知れぬ鷹巣の象徴 白神山地の駒ケ岳・田代岳が見渡せるように整備が進んでいました。
私には 以前の高い森に包まれているストーンサークルの方が好きですが、縄文時代はどうだったのでしょうか・・・・
世界遺産登録推進の遺跡整備のため、あまり遺跡の状態を変化させ、固定化した考えの下に遺跡が整備されると
かえって「縄文をイメージすること」の妨げになると思うのですが・・・
ちょっぴり あまりいらわず そっとこのままにしておいてほしいと。
環状列石 A
環状列石Cを取り囲む掘立住居群跡 環状列石 C ( 左半円 環状列石 D
環状列石
A の北端からながめた米代川(中央 緑の帯)と鷹巣の市街地
その後ろにういてみえる白神山地 駒ケ岳と田代岳
南側からながめた環状列石 A 樹木が切られ、 北側がオープンになっていた 2009.9.7.