home page top 新着monthly page2020 和鉄の道2020 風来坊2020 四季折々・from Kobe 和鉄の道 file DOCK 全ファイル収蔵庫 top
..
.
【2009和鉄の道】 初秋の青森・秋田風来坊【2】
11. 秋田県中央 マタギの里「森吉山」WALK  と  縄文の環状列石「鷹巣 伊勢堂岱遺跡」を訪ねる
.11-2.鷹巣 縄文の環状列石群 伊勢堂岱遺跡 再訪 2009.9.7  0911ani02.htm
                                     鷹巣 伊勢堂岱遺跡 周辺 
                   右 : 遺跡を迂回する秋田空港への取り付け道路     中央 : 背後に秋田内陸縦貫鉄道「小ケ田駅」
.
9月7日 早朝 鷹巣の病院へ定期健診に行くと言う宿の主人の車に便乗させてもらって 鷹巣へ
2000年9月に一度訪れた縄文のストーンサークル 鷹巣 伊勢堂岱遺跡を再訪する。
PDF File 
mp4動画

「伊勢堂堂岱遺跡のストーンサークルも まわりの森によって視界がさえぎられ、
  あたかも縄文の森がそのまま再現されているような静けさの中にある。


 道具のなかった時代に大規模な土木工事を施し、自分たちの祖先が集うこのような環状列石の墓を築き
、折にふれて祭りを行い、
 祖先を同じくする人たちの絆を強くしていたと考えられる。  

 このストーンサークルを中心とした祖先との絆 集落の人たちとの 絆 

 それが「縄文人の人達の心」を知る手がかりと言われている。 
 誰も居ないない森の中 唯一人立っているとひょいと宇宙人が現れてくるような錯覚に陥る      」
    
                         2000.9.15. 伊勢堂岱遺跡にて 

   和鉄の道 「秋田・青森 縄文のストンサークル 
        - 縄文人の心を考える これもIron Road ? -」より

北東の鹿角・大館の山間を流れ下ってきた米代川が鷹巣で西へ方向を変えて能代に注ぐ。
この鷹巣の市街地や米代川の南の丘陵地に「秋田北空港」があり、この空港の西の米代川が南から北へ流れてきた阿仁川が合流する地点に隣接する河岸段丘の上に伊勢堂岱遺跡がある。
この空港開設の取付け道路が作られる過程でこの遺跡が発見され、今も調査が続いている。
ストーンサークルの周辺を取り囲んで、掘建て柱建物群が出土し ]
ここで 弔いの祭りを行っていたことを明らかにした遺跡である。(環状列石C)
この伊勢堂岱遺跡が、世界遺産登録を目指す遺跡群のひとつとなった昨今 さらに何か新しいことがわかったのか
遺跡の周辺はどうなっているのか 
背の高い樹木に取り囲まれ、静けさの中にあった遺跡  今も その静けさは保たれているのだろうか・・・・・
そんな事が知りたくて 再度鷹巣伊勢堂岱遺跡を訪ねました。
伊勢堂岱遺跡の丘陵地の北端をすり抜けて 秋田内陸縦貫鉄道が走り、すぐ横の平地に「小ケ田駅」がある。
当初 伊勢堂岱遺跡のある丘陵地を西から横切って東側の丘陵にある空港へまっすぐ取り付け道路が予定されていたが、
ストーンサークルの出現で、伊勢堂弟遺跡の丘陵地を横切らず、丘陵地の下を迂回して空港へ向かう道路が完成している。
 
この道路の完成以外は以前訪れた時のままにのどかな田園風景が広がっている。
遺跡の中も高い樹木に包まれた静かな環境が維持されて以前と変らず、気持ちの安らぐ空間。
ただ一箇所 眼下の米代川から鷹巣の街が見晴らせるように北側の樹木がきれいに切り払われている。 


そして 鷹巣の街の背後に縄文人も信仰の対象としたかも知れぬ鷹巣の象徴 白神山地の駒ケ岳・田代岳が見渡せるように整備が進んでいました。

私には 以前の高い森に包まれているストーンサークルの方が好きですが、縄文時代はどうだったのでしょうか・・・・
世界遺産登録推進の遺跡整備のため、あまり遺跡の状態を変化させ、固定化した考えの下に遺跡が整備されると


かえって「縄文をイメージすること」の妨げになると思うのですが・・・
ちょっぴり あまりいらわず そっとこのままにしておいてほしいと。

環状列石 A 環状列石Cを取り囲む掘立住居群跡 環状列石 C ( 左半円 環状列石 D
環状列石 A の北端からながめた米代川(中央 緑の帯)と鷹巣の市街地
その後ろにういてみえる白神山地 駒ケ岳と田代岳

        南側からながめた環状列石 A  樹木が切られ、 北側がオープンになっていた  2009.9.7.
     【参考】 

  和鉄の道 「秋田・青森 縄文のストンサークル - 縄文人の心を考える これもIron Road ? -
 
 
 

|<先頭頁 << 前頁 < 0911ani02.htm > >> >|
0911ani02.htm    2009.11.5.   by Mutsu   Nakanishi