一日大阪港の渡しを巡るwalk
大阪湾にそそぐ3つの川 西から東へ 安治川・尻無川・木津川の川筋に今も活動がつつく大阪北港。
川筋と運河にはさまれた狭い島の中 周囲は川に面した岸壁に直結した工場街
そして高架で島を渡ってゆく高速道や大通り網が島の港の機能の中核を担う。
しかし、その中央には多くの人たちが暮らす大阪の下町が今も健在である。
ひっそりとした渡し船かと思いましたが、住人達たちの話し声が飛び交い、
自転車ごと隣の島へ渡ってゆく。
都心から遠く離れた南の離れ小島などの妄想はいっぺんに木っ端みじんに。
そんな日常の島の暮らしを支え、街と街をつないできたのが、大阪港さん河川の渡しのネットワーク。
一日中渡船も15分〜30分間隔で運行され、都市内の市バスの運行間隔と変わらない。
今も多くの人たちが行き来する。
大阪港の渡し 全く飽きない楽しい渡し場巡りでした。
南港に港機能の主要部が移って、ドンドン疲弊しているのではと思っていましたが、
元気な大阪内港の活動にもびっくりでした。
また、鉄の街を見る機会がどんどん減って、寂しくなっていましたが、
ひさしぶりに 活発に動く川筋にある鉄の街・工場を見ることもできました。
ただ、造船所が次々、消えてゆくのはさびしい。
Walkの中で うっすら記憶にある地名が飛び出し、街中を歩けたのも収穫。
街で見かけるトラックの住所はこんな町だったんだなどなど。
親父がよく言っていた木津川沿岸 大正橋 三軒家 築港 天保山
安治川 九条 野田阪神などの地名。
そして学生時代の記憶 鶴町・船町もしっかり見てきました。
安治川口から桜島 USJができてからの変貌そして天保山の変貌にもびっくり。
もう 浦島太郎でした。
また、天保山にも登って三角点踏みそして日本丸・海王丸もみれました。
駆け足の大阪港の渡しwalkでしたが、一応予定通り全部回れましたが、
安治川の源平渡し代替地下歩道トンネルと消えた安治川の渡し群
築港ほか地名から見えてくる島々の埋め立てと港整備の歴史等々
まだまた面白いことがあると見える
大阪の渡しwalk。
次回はまた別のまわり方をトライしたいと。
今回は歩けなかった大正橋から西九条への港地域の北側界隈また次の機会にトライしたいと。
知っているようで知らない街歩き。今回もまた そんなうれしい街歩き。
私にとっては昔の記憶を呼び覚ます街歩きでもあり、うれしい私的な写真帳ができそう。
楽しい一日でした。
環状線の窓から 大阪内港の船やアーチ型水門を眺めながら
2017.10.27.午後 Mutsu
Nakanishi |