原発の破壊事故に未曾有の東日本大震災になすすべもなく破壊された巨大建造物
そして、高度成長期を支えた社会インフラ 道路・橋・トンネルなどの構造物が
寿命を迎えつつあり、数々の維持保守不良の問題を起こして社会問題化している。
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これらの建造・技術に多少ともかかわってきた「団塊の世代のエンジニア・技術屋
」
にとっては それこそ「自分の生き様」。
でも今「多少とも 後ろめたさ」を感じつつ、「今後 技術屋はどうすればよいのか」
の迷いがある。
一方、これらの迷いを反映するかのように
「大学の理系 特に『工学部』を志望する若者が減っている」と聞く。
昨年12月21日の朝日新聞「教育」欄に「21世紀にふさわしいエンジニア像とその教育」
について掲載されていました。
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「21世紀のエンジニア教育には『工学と社会とのかかわりと理解』が不可欠。
大学の工学教育は、産学官協同を唱えるばかりでなく、社会とダイレクトにかかわっ
て実践していくエンジニアの育成へと変革してゆかねばならぬ」とこの記事を読みました。
米オーリン工大の取組「社会をデザインする工学 オーリンの三角形」。
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ここにも社会への「心くばり」が21世紀のエンジニアに必須と記されていました。
団塊世代の私には なかった21世紀のエンジニア像。
ご参考になれば。
老化が日に日に迫り来る世代 でも そこに仲間がいる
お互い笑顔で前向き思考 元気で乗り切って生きましょう
本年もよろしくお願いします
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2013.1月 From
Kobe by Mutsu Nakanishi
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