京都北山は学生の頃から何度となく通った所ですが、「寝耳に水」みたいな話。
でも、京都の最奥の北山・芦生地域ならありそうである。
インターネットで色々検索するとハイカーたちが訪れた凄い杉の写真があり、「本当だ」と。
北山や比良を歩いても、巨樹を話題にしたことがなく、まったく知りませんでしたが、こぶだらけの巨体の凄い巨大杉。
本当に唖然とするばかり。驚きました。
「伏条台杉(芦生杉)」というのだそうですが、 雪深い京都と福井との県境に近い京都北山の芦生周辺。
長い冬の間 杉の枝が、その身を折り曲げながら雪の重みに耐え、何度となく冬を越すうちに、
ついには枝の先の方が地上に着き、そこからも芽を出す。(伏条更新)
長い時間をかけて、元の本体の周りには幾つもの垂れ下がった枝から芽を出した杉が、本体を取り囲み、
やがては本体と一緒にくっつ木ながら成長する。
そんな何百年もの風雪と戦いながら京都北山 芦生で育った巨樹を伏条台杉というのだそうである。
縄文杉に引けをとらない巨樹が何本も山の頂上近くの尾根の斜面に林立するさまは、
写真で見る屋久杉の森と引けをとらない。
京都の市街地のほんの1時間ほどの距離の山の中に、こんな森が残っているなんて、本当に驚きでした。
ただただ唖然とする凄い巨樹群生の森でした。
なお、良く知らずに地図を頼りに出かけたのですが、
この巨大杉群生の森は京都府・京北町の自然環境保護地域として保護されています。
林道の道脇 群生地に入る入口のところにある群生保護地標識と観察路の道標をみつけ、
そのまま巨樹の森に入り込んで、見学してきましたが、後で インターネットを見ると、
「巨樹の保護域へ入るには許可を得て 案内人と一緒に入ることを推奨している」との
記事もありましたしたので、行かれる場合は インターネットほかで
よくお調べください。。
また、車がないとちょつと交通が不便でちょっと無理。また標識・案内板などもなし。
保護地の中に、簡単な観察路に沿う巨樹の位置が記された案内地図が1・2ケ所ありました。
巨樹周辺の保護のための措置と思われますが、広くオープンになっていないようですが、
小さな尾根筋に巨樹を巡る観察路がよく整備されていました。
〔保護域へ入るのには許可を得て案内人と一緒に入ることを推奨しているとの記事もインターネットにあり、
よくお調べください。