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「IRON ROAD 和鉄の道」 Mutsu Nakanishi Home Page
和 鉄 『たたら』探訪 & 『風来坊』 Country Walk

2009年 8月  from Mutsu Nakanishi   


                 たたらの里 西播磨 佐用町西下野に咲くひまわり   2009.7.31.

早く梅雨が明けてほしいのですが、8月になってもめまぐるしい天気の変化
きょうも ゴロゴロ雷がなり、急に大粒の雨。そして 今は また まぶしい太陽が照りつけています。
大粒の雨と突風 集中豪雨の被害が各地で出ていますが、いかがお過ごしでしょうか・・・・
お見舞い申し上げます。
  
庭先の朝顔も清楚な花をつけ、夏の到来を待ちわびています  2009.8.1.

激変の世のなかで 相も変らぬ明るいひまわりと清楚な朝顔 気持ちの良い一日のスタート
8月のホームページに更新しました
「ひまわりの夏」
地球温暖化・経済混乱の中
今、ひとりひとりに 生きてゆく道が問われ、
手のひらを返したような「他人排除の自己防衛と自己責任」が渦巻いています
一人では 生きてゆけないが、今までのように 人任せでは 取り残される
時代が変わる変革の混乱  頼りは自分と家族・仲間か・・・・・・

   「変えられないものを受け入れる      心の静けさと
           変えられるものを変える        勇気と
                 その両者をみわける      英知を 」
   「Yes  We Can !!」
と呪文のように唱えるのですが・・・・・
地球人それぞれのもろもろの思いと願い 「平和」への願いを輝く「ひまわり」の未来に託したいと。

ほんとうに 一日中 からっと晴れた夏が早く来てほしいものですが・・・・・。
天候までが、最近の世相に呼応して・・・・・・・。
地球温暖化の影響といわれますが、猛烈な集中豪雨で 各地が被害がでています。
もう これ以上は沢山。 早く歯止めがかかってほしいものです。
こんなことを言っていると 「他力じゃなくて 自分で」とおこられそうですが・・・・・・・。
でも 「ひまわり」と「朝顔」 気持ちが晴れ晴れする夏の花です。
こっちの顔まで輝いて 楽しい気分。 
夏はやっぱり「ひまわり」です。


8月のページ更新は そんな「ひまわりの夏2009」の思いと7月に再度出かけた琵琶湖淀川の流れ出し口 
近江湖南 「近江 古代のたたら製鉄地帯 湖南アルプス・南郷 Walk」を取りまとめました。
また、ご意見などお聞かせください。
昼間 薄日もさしていましたが、夜になって また 大粒の雨。 
集中豪雨にも 気をつけてください。また、体調管理にも
早く 梅雨あけが待ち遠しい毎日です。
「ひまわりの夏」 
数々の困難の中にある方々そして 全地球人の上に 一日も早く、平和と安寧の日々が訪れますように

                      2009.8.1.   by Mutsu Nakanishi


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2009.8月の便り from  Mutsu     2009.8.5.
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★ 「ひまわりの夏 2009」       2009.7.31.
   西播磨 古代たたらの里で 素晴らしいひまわり畑に出会えました  
★ 7月23日 部分日食   神戸でも見えました
★ 愛媛大学東アジア古代鉄文化研究センター長
   村上恭通教授 第22回浜田青陵賞受賞との発表   2009.7.24.
     古代たたら製鉄の研究での受賞に 門外漢ながら 本当にうれしい

1.今月の風来坊 Country Walk
 ■「ひまわりの夏 2009」 
  たたらの里 西播磨佐用町西下野に咲くひまわり2009.7.31. 
2.今月の和鉄の道 製鉄遺跡探訪
  古代近江湖南の製鉄遺跡群を湖南アルプスより眺める2009.7.12.
         ナイフリッジの尾根が続く湖南アルプス(太神山・堂山)& 南郷洗堰Walk
3.from Kobe  2009年8月  2009年8月 Kobe 便り

       ** 忘れかけていた言葉のマジック **

★ 「ひまわりの夏」
   西播磨 古代たたらの里で 素晴らしいひまわり畑に出会えました  2009.7.31.
気分的には もやもやの7月の続きの気分で 「ホームページの更新は 9月までパスや」と思っていましたが、
8月は恒例の「ひまわりの夏」 はっと 気がついて この便りを出さねば・・・・・・と。
自宅の「ひまわり」はまだ 咲くのが遅れ、気がついて、毎年出かける播州小野の「ひまわりの里」も もう咲き終わり。
田圃の畦などで咲いているのは見かけるのですが、「ひまわり畑」の一斉に太陽に顔を向ける「ひまわり」に出会いたいと、
一度新聞か何かで見た「西播磨 旧南光町のひまわり畑」へ。
山崎から 山崎断層地帯の中 中国自動車道と並行しながら、千種・佐用へ向かう県道53号線を西へ山越えする。
何度もたたら遺跡を訪ねた所で、この春 大きな一本桜「光福寺の糸桜」を見た佐用町「漆畑」の周辺である。 
千種から流れ下る千種川とぶつかる下三河の三叉路を流れに沿って少し下ったところで、川沿いの田がまっ黄色になっているのが見えた。
古代の製鉄遺跡を訪ねて 何度も出かけたことのある「西下野」の集落が良く聞く「南光のひまわりの里」であることを初めて知りました。
千種川の向こう側 中国縦貫道の赤い鉄橋がトンネルで山を渡って行くこの千種川沿いの山裾が、古代製鉄跡 西下野製鉄遺跡のあったところで、西下野の集落は私にとっては古代たたらの里である。
千種川沿いのひまわり畑一杯に無数のひまわりが晴れやかに太陽に顔を向け輝やいているのが見えました。
ほんとうにうれしくなる光景でした。
巻頭の「ひまわりの夏」の写真はそんな佐用町(旧南光町)西下野 古代のたたらの里に咲くひまわりです。

        千種川が流れ下るひまわりの里 西播磨 佐用町(旧南光町)西下野   2009.7.31.
  中国縦貫道の高架橋が走る西下野の山裾は古代のたたら跡(西下野遺跡) 下野は古代たたらの里でもある
    「ひまわりの夏」 たたらの里 西播磨佐用町西下野に咲くひまわり
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★ 7月23日 部分日食   神戸でも見えました
7月23日午前11時過ぎ 曇り空の神戸でも部分日食がみられました。
雲間がフィルターとなって、かけてゆく太陽がくっきりと。
肉眼でも見られました。
子供の頃 日食を見た記憶をたどりながら、童心に返って、プラスチックの下敷きや写真のネガフィルムをさがしたり・・・・・

やっぱり、ちょっとづつ暗くなってゆくと、気温も少し下がったように思うのですが・・・
でも 何か周囲に影響が現れないかと 
周囲を見渡したり耳をすましたり・・・・
でも 特に電波も 周囲も至って静かでした。
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★ 愛媛大学 東アジア古代鉄文化研究センター長の村上恭通教授が第22回浜田青陵賞受賞との発表   2009.7.24.
   古代たたら製鉄の研究での受賞に 門外漢ながら うれしいかぎり
古代鉄に関するシンポジュームをいつも聴講させて貰っている愛媛大東アジア古代鉄文化研究センター長の村上恭通教授が第22回浜田青陵賞受賞の記事が7月24日の朝日新聞に掲載され、翌25日の「この人」欄にも その業績が紹介された。
授賞の理由は「東アジアにおける鉄と国家形成過程との有機的関係の解明」などの業績。
まだ 40代ながら たたら製鉄など古代鉄研究の権威で 「倭人と鉄の考古学」や「古代国家成立過程と鉄器生産」の著書にはいつも世話になっている。
先端技術・先端材料が持てはやされ、鉄の研究を志す人もだんだん少なくなっている中、鉄の持つ文化の視点をとりこみ、日本のみならず、そのフィールドを東アジアにまで拡げ、こつこつとたたら製鉄遺跡など膨大なデータを収集するとともに、たたら製鉄炉の再現実験など現代の眼からの解析をも加え、しっかりと鉄の意味を問い続けられる姿勢とその業績が認められたことに門外漢ながら 本当にうれしい限
 
南シベリア ミヌシンスク盆地 アバガンで 
直接「鋼」をつくる塊錬鉄法で作られた鉄器がみつかった
6月27日 松山 愛媛大 東アジア古代鉄研の講演会にも参加。
村上恭通愛媛大教授の「シベリア騎馬民族の初期鉄器生産」の講演の中で、
ロシアのシベリア南部 大河エニセイ川が流れるミヌシンスク盆地のアバガン博物館でに保管されているたたら製鉄が始まる前夜の時代と重なる大量の塊錬鉄製鉄法で作られた「鋼」の鉄器や鉄滓が見つかった。」 との講演を聴講しました。
日本でたたら製鉄が始まった頃 南シベリアの匈奴・騎馬民族がたたらと同じ塊錬鉄法による「鋼」の直接製鉄をやっていたと・・・・・。

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愛媛大学 東アジア古代鉄文化研究センター 
東アジア歴史講演会で講演される村上恭通教授
 2009.6.27.で

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 今月の風来坊 Country Walk 
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■ 【写真アルバム】 「ひまわりの夏 2009」

田圃の畦などで咲いているのは見かけるのですが、「ひまわり畑」の一斉に太陽に顔を向ける「ひまわり」に出会いたいと、
一度新聞か何かで見た「西播磨 旧南光町のひまわり畑」を訪ねました。
巻頭に掲載した「ひまわりの夏」 佐用町(旧南光町)西下野 古代のたたらの里に咲くひまわりについて、ほかの写真も纏めて紹介。
佐用・旧南光町のひまわり畑は兵庫ではよく知られたひまわりの名所ですが、この佐用町西下野の集落が古代たたらの里であったことはほとんど知られていない。
狭い山間の山裾に沿ってカーブを描いて流れ下る千種川に沿って自然堤防と田畑が伸び、反対側の山裾に家が点在する山間の小さな集落。
千種川に沿う山腹を真っ赤な中国縦貫道の赤い高架橋が渡ってゆくのガアクセント。
静かな美しいたたらの山郷の夏に こんな素晴らしい風景が広がっていること知りませんでした。
千種川沿いのひまわり畑一杯に無数のひまわりが晴れやかに太陽に顔を向け輝やいている。ほんとうにうれしくなる光景。
今 まっさかり、もう1週間ほどは見られそうです。
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今月の和鉄の道 製鉄遺跡探訪
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 古代近江湖南の製鉄遺跡群を湖南アルプスより眺める 
   ナイフリッジの尾根が続く湖南アルプス(太神山・堂山)& 南郷洗堰Walk   2009.7.12.

          湖南アルプス 堂山の尾根筋と 背後に広がる湖南の平野部   2009.7.12.

    瀬田川 南郷洗堰  2009.7.12.          堂山から見た古代湖南の製鉄地帯 瀬田丘陵
5月宇治の喜撰山へ行った時、宇治川沿いに歩いて南郷洗堰を目指しましたが手前で日没で行き着けなかった南郷。
琵琶湖から大阪湾まで淀川の流れを早くつなげたくて、7月12日 前回の宇治とは反対側 北の石山から南郷洗堰とその東側の湖南アルプスを目指しました。
この瀬田川が流れ下る両岸は花崗岩質の山地が連なる近江湖南の鉱物資源帯で、この周辺で産出する鉄鉱石を原料に、古代日本のたたら製鉄の安定量産技術を育んだ近江湖南の古代製鉄地帯。
文献でしか知らず、是非とも実際に歩きた田上・南郷の古代製鉄地帯を湖南アルプス堂山に登って、山裾に広がる古代の製鉄地帯を眺めるとともに、田上・南郷の製鉄地帯から洗堰まで歩いてきました。
洗堰は学生時代に行った記憶があるのですが、周辺の地形についてはほとんど覚えなし。
琵琶湖から大阪湾まで、淀川の水がとうとうと流れ下ると思ってきましたが、琵琶湖の流れ出し口 湖南に花崗岩質むき出しのナイフリッジの山があり、その狭い谷間を突き破って南へ突き破って流れ下るなど思いもよらぬこと。
また、この湖南アルプスなど花崗岩質の山々が育んだ古代の鉱物資源帯 眼下に広がる古代近江のたたら製鉄地帯をゆっくりとながめることができました。
阪神間にいてるとついつい京都・淀川を経由して東西へ伸びる大和・西国への道を考えますが、京都・淀川を経由しない 琵琶湖から田上山塊(湖南アルプス)・信楽を経由しての南北の道が初めて 実感されました。
また、今回のwalkで、関西の水瓶 琵琶湖の水の行き着く先大阪湾までの淀川の流れがやつとつながりました。
今回は湖南アルプス・南郷洗堰が中心のwalkですが、音羽山と田上山塊にはさまれ、巾約10mほどの一番狭い急流となって流れ下る南郷の南 立木山周辺そして、その跡すぐ瀬田川が山にぶつかって90度曲がる所や南郷のランドマーク袴腰山から洗堰や南郷周辺をみたくて、もう一度南郷を訪れました。
そのときのWalkは次回です。
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from Kobe  2009年8月
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 ■ 2009年6月 Kobe 8月  2009年8月 Kobe 
 
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         ** 忘れかけていた言葉のマジック **     


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8月ホームページ更新
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 上記しましたWalkの中から、下記 4件の記事にまとめ掲載しまし
 
1.今月の風来坊 Country Walk
 ■「ひまわりの夏」 たたらの里 西播磨佐用町西下野に咲くひまわり   2009.7.31. 
  ■古代近江湖南の製鉄遺跡群を湖南アルプスより眺める 2009.7.12.
         ナイフリッジの尾根が続く湖南アルプス(太神山・堂山)& 南郷洗堰Walk 

3.from Kobe  2009年8月 Kobe 便り
 
       ** 忘れかけていた言葉のマジック **

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2009.8.5.  index.htm    by Mutsu Nakanishi