暑い日差しがあるかと思うと集中豪雨 男性的な梅雨の真っ只中です。お元気でお過ごしのことと思います。
新型インフルエンザの流行に見舞われた神戸の街もやっと人出が戻りつつあり、7月には中止になっていた神戸祭も開催されるとか。不景気の真っ只中ですが、活気ある街が復活しつつあります。
この梅雨の季節 今年もアジサイの花が庭先できれいな紫の花をつけています。
で
も、毎年おなじやなあ・・・・と。
そんな折にメールで珍しい初夏を告げる花が咲いていると教えてもらった。
六甲高山植物園で幻想的なヒマラヤの青いケシが咲いている 今が一番と。
そういえば、六甲高山植物園 関西では中々見れないコマクサが咲くという。これは是非いこう。
また、奥播磨 山崎の北の山奥 道が難しいが 山中に牧場があって、その草原にジキタリスの秘密の花園と。
奥播磨の山中の牧場??
それは山を崩したたたら跡。 たたら跡に咲くピンクの花園なんて 見たことない。
早速 地図・パソコンとにらめっこ 見つけました。 すぐ行こうと・・・
風来坊の強み フットワークは軽い。色々教えてもらって、梅雨の晴れ間 初夏の花Walk
六甲でこんなに沢山の高山植物が見られるとは知りませんでした。
また、奥播磨山中のたたら址に咲くジキタリスの花園にもビックリでした。
六甲高山植物園。
「植物園」の名と「高山植物」のイメージがあわず、入ったことなかったのですが、コマクサが咲く季節 「青いヒマラヤのケシ」や関西ではほとんど見る機会のない「コマクサ」見たさに出かけました。
山肌に接して可憐に咲く高山植物のイメージそのままに環境が整えられて、
数多くの珍しい初夏の花が咲いているのにびっくり。次は秋の花も見に行こうと。お奨めです。
梅雨の晴れ間 初夏の花Walk
ピンボケですがバックミュージックをつけて スライドにすると結構楽しく、気に入っています。
今月掲載しましたので、オープンに少し時間がかかりますが、アクセスしてみてください。
奥播磨 宍粟市の山奥で見たジキタリスの花園と 園ふもとの谷筋で
珍しい紅花の栽培がおこなわれていました 2009.6.21.
また、6月の初め 萩焼の田中講平さんから案内をいただいて、「萩焼の今」が見られる毎年恒例の「山口伝統工芸展」を見に行くのをかねて ほんの数日でしたが、山口ににも行って来ました。
ぐずついた天気の中でしたが、久しぶりに山口の空気を吸って帰って・・・・・・・。
萩焼の面白さ 忘れないうちにと萩焼の原料土について 調べました。
和鉄の道もせっせと話を聞いたり、出かけたり、これから面白い展開が見られそう。
6月20日 文化庁編「発掘された日本列島2009 新発見考古速報」が店頭にならび、届くのを待ちかねて 縄文・弥生・古代 そして製鉄遺跡の発掘をチェック。
今年はじめ淡路島で出土した弥生後半の鍛冶工房遺跡「垣内遺跡」の位置づけがどうなるのか そんな成り行きが今一番の興味。
なんせ 卑弥呼の時代の製鉄遺跡 卑弥呼とのかんけいは???
出土した鉄素材の分析値が早く知りたいものです。
6月27日 松山 愛媛大 東アジア古代鉄文化研究センターの講演会にも参加。
日本でたたら製鉄が始まった頃 南シベリアの匈奴・騎馬民族がたたらと同じ塊錬鉄法による「鋼」の直接製鉄をやっていたと・・・・・。
アジアでは 中国の鋳鉄法が広くいきわたり、たたら製鉄の類型はもう見られないと思われていましたが、
たたら製鉄が始まる同じ時代に たたら製鉄の類型がアジアに存在していた。
北方騎馬民族の技術が中国の周辺をぐるっと回って 日本のたたら製鉄のルーツになったことも考えねば・・・・と。
これから和鉄の道の展開が面白くなりそう。 勝手に喜びながら 風来坊を楽しんでます。
夏には孫たちも帰ってくるという。
早くカンカン照りの夏にならないか 待ち遠しい毎日です。
2009.7.5. by
Mutsu Nakanishi
◆ 2009.7月の便り from
Mutsu へ.
田中講平さんの新作紹介と萩焼の土について調べたことや「霧雨に煙る6月久しぶりの美祢」の写真など
久しぶりに紹介します
先頭に戻る
****************************************************
2009.7月の便り from
Mutsu
2009.7.5.
****************************************************
★ 初夏へ 庭先の初夏の花 今年の梅雨は男性的 集中豪雨にご注意を
この季節 庭先のアジサイについつい目が行くのですが、 ほかにもきれいな花が咲いています。
また、入口に掛けたぶどう棚にもたっぷり ブドウの実がつきました。
◆ 「2009.7月の便り」先頭に戻る
★ 愛媛大学 東アジア古代鉄文化研究センター 東アジア歴史講演会で 2009.6.27.
南シベリア ミヌシンスク盆地アバガンで
たたら製鉄と同じ直接「鋼」をつくる塊錬鉄法で作られた鉄器がみつかった
愛媛大学 東アジア古代鉄文化研究センター 東アジア歴史講演会で 2009.6.27.で
6月27日 松山 愛媛大 東アジア古代鉄研の講演会にも参加。
村上恭通愛媛大教授の「シベリア騎馬民族の初期鉄器生産」の講演の中で、
「ロシアのシベリア南部 大河エニセイ川が流れるミヌシンスク盆地のアバガン博物館に保管されている
たたら製鉄が始まる前夜の時代と重なる大量の塊錬鉄製鉄法で作られた「鋼」の鉄器や鉄滓が見つかった。」 との講演を聴講しました。日本でたたら製鉄が始まった頃 南シベリアの匈奴・騎馬民族がたたらと同じ塊錬鉄法による「鋼」の直接製鉄をやっていたと・・・・・。
ミヌシンスク盆地 アバガンで たたら製鉄と同じ直接「鋼」をつくる塊錬鉄法で作られた鉄器とアバガンの位置
東アジア歴史講演会で 2009.6.27.で
ミヌシンスク盆地 アバガンで たたら製鉄と同じ直接「鋼」をつくる塊錬鉄法で作られた鉄器とアバガンの位置
中国の効率の良い銑鉄製鉄法が東アジアでは広がり、朝鮮半島や東アジア周辺ではたたら製鉄の類型は早くになくなってしまったと思っていましたが、「やっぱり たたらの原型が東アジアに残っていた」
これで 不思議だったたたら製鉄への技術連鎖がつながるかも・・・・・・。
場所は バイカル湖 イリクーツクの西 前漢武帝の時代 匈奴征伐にこの地にきた武将 李陵が投稿し住み着いた場所だと聞く。
南側に山脈を越えるとチンギスハンのモンゴル草原 西にはシルクロードが通るキルギスの草原。
中国に紀元を持つ鉄の長刀や素環頭たちがみられることから辺境の地ではなく、中国やその周辺との交流が古くからある地である。ここに高度な塊錬鉄製造法が息づいていたとなると北方騎馬民族経由の製鉄技術伝来も考えられる。
しっかりした年代や技術検討ゆや整理はこれからのようですが、これからの展開が待ち遠しい。
11月にたたら製鉄の国際シンポジュームがあるので、そこでまた 色々議論されるという。
今から楽しみである。
また、この地で、鉄器文化がはしまる前に青銅器があり、その時代 実用青銅器として武器や農工具があったと
見せてもらった。実用農工具に使われた青銅器をみるのも初めて。
こっちにもビックリしました。
アバガンで見つかった青銅製の武具や農工具
◆ 「2009.7月の便り」先頭に戻る
★ 神戸で 映画「剣岳 点の記 」
今 映画「剣岳 点の記」が公開中。久しぶりに山の映画 公開されるのを楽しみで すぐ出かけました。
満員でしたがお奨めです。
明治 剣岳の頂に誰も近づけなかった時代に三角測量点を設置のための登山ルートを探して 剣岳を踏査する剣岳登頂の映画。 落ち着いた雰囲気を最初から最後まで通したバック音楽に載せてせて 剣・立山の四季の姿が実に美しい。特に剣の岩場のルートや雪渓が次々登山実写で映し出され、仙人池の紅葉も素晴らしく、自分か実際に登っているような感。
また、この種山岳映画ではクライマックスを強調するあまり、登頂でのお祭り騒ぎや登山事故での死亡が挿入されることが多いのですが、それもなし。ストーリの進展の中で 淡々と剣岳・立山の登山ルートの四季が描かれます。
時代背景で仕方がないのですが、陸軍の場面にちょっと違和感を持つのですが、美しい山の四季に感動しました。
映画館の中で初老のおばちゃんが「わたしの青春の映画や」と言っていましたが、お奨めです。
◆ 「2009.7月の便り」先頭に戻る
******************************
風来坊 Country
Walk
******************************
■ 【スライド】 六甲高山植物園 「初夏
6月 高山植物 花 Walk 」 2009.6.8.
六甲高山植物園 関西では数少ない山に咲くままの姿で高山植物が見られる高山植物の宝庫
「神秘的なヒマラヤの青いケシが咲いて 素晴らしい」とメールをもらって、高山植物の女王コマクサの姿も見られる時期のはずと。
「オオヤマレンゲ」「ニッコウキスゲ」「ウスユキソウ」「ヒメサユリ」「ササユリ」「ベニドウザン」
「ハナイカダ」「ウツギ」「ヒオウギアヤメ」「キリンソウ」
そして六甲を代表する「クリンソウ」の群落 ・・・・・・
これが そうなんだと 名前をみて
うれしくなる。
植物園」の名と「高山植物」のイメージがあわず、入ったことなかったのですが、
「青いヒマラヤのケシ」や関西ではほとんど見る機会のない「コマクサ」見たさに出かけました。
山肌に接して可憐に咲く高山植物のイメージそのままに環境が整えられて、数多くの珍しい初夏の花が咲いているのにびっくり。次は秋の花も見に行こうと。お奨めです。
ピンボケですがバックミュージックをつけて スライドにすると結構楽しく、気に入っています。
今月掲載しましたので、オープンに少し時間がかかりますが、アクセスしてみてください。
◆ 「2009.7月の便り」先頭に戻る
■ 霧雨煙る美祢の6月
6月のはじめ 半年振りの美祢
ぐずついた天気の中でしたが、久しぶりに 会社時代の先輩とも歓談でき、また、ビックリした雨上がりの素晴らしい景色にも
住んでいたときには 思いもしなかったいつもの場所に思わずシャッターを切りました。
山口の空気を吸って うまいもの食べて ご満悦で帰ってきました。
◆ 「2009.7月の便り」先頭に戻る
■ 萩焼の主原料「大道土」の採取地 鋳銭司・大道を訪ねる
2009.6.6.
インターネット & google earth 検索 walk
萩焼の土は遠く萩から離れた所で採取された3種の原料土のブレンドであること知っていますか・・・・・
そして、今も それが続いていて、それが 萩の器の魅力を引き出し続けています。
萩焼の陶芸家田中講平さんご夫妻の案内で田中さんの本年の新作を含め「萩焼の今」の多様な作品が見られる山口伝統工芸展へ。本当に多種多様な作品にエネルギーを貰う。
萩焼は一般的に言われる伝統的な美・特徴ばかりでなく、それにとらわれず、自由に自らの技の探求と創造に挑戦し、数々の新しい作品群を生み出し、それが次々と萩焼に新しい伝統と魅力を付け加えてきた。
金属材料屋の私には、「この多様な作品群を作り出したベースには伝統の「土」があるだろうなぁ・」と。
萩から離れた地で産する「大道土」「金峯土」「見島土」の3つの土をブレンド。
でもこの「原料の土についてはほとんどしらない」と。
長年 萩から離れたところで産する原料度をブレンドして使うその原料土の魅力は何なんだろうか・・・
おそらくそれが、今日の多様性ある作品群のベースに流れているだろうと。
萩焼原料土について調べ始めると共に 今回ベースの原料土「大道土」採取地を訪ねました。
まだ なにもわかりませんが、少なくとも 萩焼は土にこだわり続けてきたたことは確か。
ちょっとしか取れない原料土「大道土」の採掘地を点々と変えながら今も「大道土」を萩焼の主要原料土としていることに接しビックリです。
◆ 「2009.7月の便り」先頭に戻る
****************************
今月の和鉄の道 製鉄遺跡探訪
****************************
■ 奥播磨 かつてのたたらの郷に「ピンクの花 ジキタリス」の花園を訪ねる
黒尾山 西北山麓 宍粟市山崎町 野々隅原 大国牧場 花のWalk
2009.6.21.
6月20日 家内の友人から奥播磨 中国道山崎IC北の奥播磨の山中に 牧場全面にピンクのジキタリスの咲き乱れる秘密の花園「大国牧場」を訪れたと写真とともにメールを戴いた。
車一台がやっと通れる渓谷沿いの狭い道を山の奥へ奥へと遡って、その道の尽きた山中が、牧場の入口だったという。ジキタリスの群落のみごとさに家内と二人 飛びつきました。これば、たたら跡に違いない。
PCと地図に釘付けになって場所を見つけ、雨が上がった21日の午後 出かけました。
奥播磨宍粟市山崎町野々隅原 かつてのたたら跡 稜線に沿って細長く出来たすり鉢状の地形に作られた牧場
放牧を中止した草原にピンクのジキタリスの花が咲き乱れていました。
はじめてみるたたら跡の花園 本当に素晴らしい花園でした。
◆
「2009.7月の便り」先頭に戻る
**********************
from Kobe
2009年7月
**********************
■ 2009年6月 Kobe
7月 2009年7月 Kobe
便り
ぶつぶつぶつ
やめられない大人の価値観
政治の変革とともに 変わるでしょうか 変えられるでしょうか
******************
7月ホームページ更新
******************
上記しましたCountry
Walk などをベースに下記 5件の記事にまとめ掲載しました。
1.風来坊 Country
Walk
1.六甲高山植物園 「初夏
6月 高山植物 花 Walk 」 2009.6.8.
2.霧雨煙る美祢の6月 2009.6.5.
3.萩焼の主原料「大道土」の採取地 鋳銭司・大道を訪ねる
2009.6.6.
インターネット & google earth 検索 walk
2.今月の和鉄の道 製鉄遺跡探訪
1. 奥播磨 かつてのたたらの郷に「ピンクの花 ジキタリス」の花園を訪ねる
黒尾山 西北山麓 宍粟市山崎町 野々隅原 大国牧場 花のWalk
2009.6.21..
3.from
Kobe 2009年7月
■ やめられない大人の価値観
政治の変革とともに 変わるでしょうか 変えられるでしょうか |
早くカンカン照りの夏にならないか 待ち遠しい毎日です。
神戸にお越しの節は是非 お立ち寄りください。
2009.7.5. by
Mutsu Nakanishi
先頭に戻る