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和鉄の道 walk
2009.2.
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■ 鉄の街 尼崎 「尼ロック」って 知っていますか????
2
月 陽だまりハイク
工都 尼崎 を支える「尼崎港閘門(尼ロック)」Walk 2009.2.4.
「公園都市」を目指す尼崎 南部工場街・運河を巡るなぎさ回廊・緑地公園が整備され、美しい町並みに 2009.2.4.
「すごく 変わったよ」と聞きながら、前々から 一度ゆっくり歩きたかった わが故郷 「工都 鉄の街 尼崎」。
「春うらら」の2月4日一日南部工業地帯を歩きました。
「尼崎」というだけで、公害・煤煙・薄汚れた工場街といわれそうですが、工場街から港まで、なぎさハイクが楽しめるきれいな公園都市に変身。 目玉は ほかでは見られぬ大阪湾のなぎさに 尼崎の南端にある「尼ロック」。
「尼ロック」はかつて、尼崎港閘門と呼ばれた産業遺産。
今もゼロメートル地帯が市域の大半を占める尼崎を水害からしっかり守る現役である。 観たら やっぱり ビックリしますよ。
かつて 鉄の街として 阪神工業地帯の中核を担い、今 美しい公園都市の中のハイテク工場群となった尼崎南部の陽だまりハイクです。
今製造業は大きな危機。 でも この「鉄の街 尼崎」には 変身しながらも 50年を越えて生き抜いてきた歴史がある。
見違えるようにハイテク化されたそんな工場群 この街には 次を見据えた得るねぎーが沸いてくるだろう。
なんといっても 熱烈なタイガース ファンの街である。
海がキラキラ光る2月初め 常々頭にあった尼崎南部工業地帯 walk
をまとめ、掲載しました。
■ 卑弥呼の時代の「鉄の道」
倭国から初期大和王権誕生へ 日本誕生の謎を解き明かすかも・・・
弥生時代後半
国内最大級の鍛冶の村 国生み神話の淡路島 「垣内遺跡(鍛冶工房跡)」現地説明会 Walk
2009.1.25.
また、大和か九州か その所在が不明な邪馬台国 卑弥呼の時代から大和で古墳時代の幕開けを告げる1世紀から3世紀
群雄する諸国のキーワードは「鉄」といわれ、鉄の連合が邪馬台国をつくり、そして大和王権が成立する。
そんな時代の国内最大級の「鍛冶工房村」跡が、国生み伝説の淡路島から出土した。(淡路市垣内遺跡)
淡路島に出土したこの鍛冶工房跡」が示す意義はなにか・・・に注目が集まっています。
1月23日の朝刊各紙に 「卑弥呼の時代に国内最大級の鍛冶の村が淡路島から出土」と報じられた淡路市垣内遺跡
私の住む神戸からは、明石大橋を使うと車で40分ほど。発掘された生の鍛冶工房群跡を生の発掘したままの姿で見られる機会はまたとなし。それも弥生時代後半のすごい遺跡である。ミゾレ雪がちらつく1月25日現地説明会に参加して、つぶさにこの鍛冶工房跡を見てきました。
播磨灘を見下ろす尾根筋に 10棟の鍛冶工房が密集して出土した国内最大級の大鍛冶工房村
弥生時代後期(1世紀〜3世紀前半)の大鍛冶工房集落 「垣内遺跡」
淡路市黒谷 2009.1.25.朝
出土した鍛冶工房跡のひとつ SH303 2009.1.25.
1. 大型の竪穴式建物で中央部 鍛冶場の空間を広く取る為か 柱が壁際によっている
2. 床面に茶色く焼土跡が見えるところが、鍛冶炉跡で この工房跡からは3箇所見つかっている
炉跡の床面には掘り込んだ跡はなく、広く日本海沿岸・中国山地・畿内で出土するタイプの鍛冶炉
(比較的低温での鍛冶 高温にはできないタイプの鍛冶炉)
卑弥呼の時代の大鍛冶工房 鉄素材の流通路「鉄の道」が気になる。この遺跡がその謎を解き明かすかもしれない・・・・
弥生時代を含め、古代の数多の製鉄遺跡・製鉄関連遺跡の研究を進められている村上恭道愛媛大学教授の本と出土した鍛冶工房の形態や鍛冶炉を照らし合わせてみると そこから この時代の「鉄の道」が浮かび上がってくる。
この淡路島で出土した鍛冶炉・鍛冶工房遺構の特徴は日本海沿岸・中国山地・岡山で出土するものと良く似ており、この地域はまた、初期大和王権を支えたグループ。 卑弥呼の時代 既に朝鮮半島から畿内に至る「鉄の道」があったのかもしれない。
北九州に伝来した床面を掘り込んだタイプの炉(高い温度維持が可能)はすぐ近くの阿波で数多く出土しているにもかかわらず、この地では見られない。また、すぐ近くに望める播磨では 韓鍛冶の新旧鍛冶技術についての争いがあったことが種々記録されている。(播磨風土記)
この道が大和王権構成のスタート。 淡路島も大きな役割を演じていたのであろう。でも、大和王権せいりつまで、まだまだ この「鉄の道」の上で数々のドラマがあったに違いない。
神話は架空といわれてきた淡路島が重要な位置をしめていたのではないか・・・・・。
色々 資料と地図を見ながら、この時代の「鉄の道」にあれこれイメージを膨らませています。
1月25日 そんな 卑弥呼の時代 淡路島に出土した大鍛冶工房村の発掘調査現地説明会に参加。見学することができた出土したままのこの大鍛冶工房村の姿を当月まとめて掲載しました
■ from
Kobe 2009年3月 より
■「日本人の心」のルーツ「縄文」 連鎖的にいろいろ書きました
アカデミー賞受賞映画「おくりびと」と直木賞受賞天童荒太「悼む人」ほか
グローバル化に翻弄される時代 昨日の価値が今日は一変する。 何を頼りにせねばならぬのか・・・迷い続ける今。
日本人が忘れてきたものは何か?
それを問い直すことが、ブームたでという。
本年 新聞やTVなど見聞きした気になった言葉を少し書きました。
上記2件を中心に取りまとめ、 「和鉄の道 3月」のホームページ更新を実施しました
1. 弥生時代後半
国内最大級の鍛冶の村
国生み神話の淡路島
「垣内遺跡(鍛冶工房跡)」現地説明会 Walk 2009.1.25.
倭国から初期大和王権誕生へ 日本誕生の謎を解き明かすかも・・・
2.
2月陽だまりハイク
工都 尼崎 を支える「尼崎港閘門(尼ロック)」Walk 2009.2.4.
3.
From
Kobe 2009年3月
1.日本人の心ノルーツ「縄文」 連鎖的にいろいろ
アカデミー賞受賞映画「おくりびと」と直木賞受賞天童荒太「悼む人」ほか
2.ラグビー ぶつかり合う場面に血を騒がせて シャッターを 【写真ファイル】
相変わらずですが、暇な折にでもご覧ください。