日
本で箱型炉・縦型炉の製鉄炉が確立し、製鉄が始まる5世紀半ばから6世紀。
でも たたら製鉄と呼ばれるこの製鉄技術は 他に類型も無く 本当に突然 日本で始
まる。
このたたら製鉄が日本で始まる前夜には 日本各地に精錬鍛冶と呼ばれる鉄素材を精製する鍛冶技術
が展開され、
大量の鉄滓が随伴する。
でも この精錬鍛冶技術とたたら製鉄技術とは別というのが日本の通説。
精錬鍛冶は製鉄技術に結びつかないと言う。
日本各地には 植物の根にたまった褐鉄鉱などの
「高師小僧・尾鈴」伝承などのプレたたらの時代の製鉄関連伝承や
大陸・朝鮮半島からの鉄技術移転と渡来人伝承が本当に数多く残っている。
日本の製鉄開始はあまりにも大
型で精密な操炉管理が必要なたたら製鉄炉の技術に偏しているのではないか・・・・
精錬鍛冶の地炉での精錬の一部
は精 製というより、製鉄ではないか????
そんな思いが私の中で いつも
もやもやしている。
根拠は無いのですが、
多数の製鉄伝承の存在
種
鉄を地炉に入れてそれ を太らす沸かし付け
簡単な小規模炉に
餅轍と炭を入れて加熱反応させて製鉄実験をして「鉄」を作った釜石の実験炉
そんなイメージを膨らませて
種鉄に鉄素材や鉄鉱石を加えて高温反応を形成できれば、小規模な鉄塊が作れるのではないかと・・・・。
世界の製鉄技術から 何かヒ
ントがえられるのではないか・・・・と。
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