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     【from Kpbe 3月】 「みんなで前向いて」 どこかで春が生まれ〜てる 
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                      2012.3.1. by Mutsu Nakanishi
   
   

 
                1. 幸せのパン カンパニオ 〔共にパンをわけあう人々 仲間 〕 
2. 日本の技術の甘さ  技術屋の自問自答がつづく いつものぶつぶつです
原発事故 信じて推進した我々の技術が木っ端微塵に 技術屋の自問自答が続く
  追い討ちをかけて、日本技術のほころびと物づくり技術が揺らいでいる
            だんだん 文章にまとめるのが しんどくなって ばらばらのままですが、 お許しください。

1. 幸せのパン カンパニオ 〔共にパンをわけあう人々 仲間〕
 
映画三島由紀子「しあわせのパン」。
同時に文庫本も発売され、若い人に映画も文庫本も大人気という。
「北海道の景色がきれいなユルユルの映画」と聞いて、遅ればせながら先日 映画「しあわせのパン」を見ました。
場内は若い女性でいっぱいの中におっさんが3人。 若い人にとりかこまれての映画鑑賞。
こんなに人気があるんだと。 
北海道の湖のほとりにあるパンカフェから届いたとある一年の物語。 
春夏秋冬、このパンカフェに訪れた3組の客との交流を通して家族、夫婦、幸せのあり方を温かい目線で描くユルユルの映画で、
筋はあってないようなイメージ映画で、展開する北海道 洞爺湖の四季の景色も素晴らしい。
そんな中で 「しあわせのパン カンパニオ」の言葉が頭にす〜っと入ってくる。
「カンバニオ」とは「共にパンをわけあう人々 」ということから「仲間」という意味だそうで、
「一人ではない 仲間がいる 」と「分かち合うしあわせのパン」を通して 全編ゆったりと語りかけてくれる映画でした。
 
最近は私ももう重たい映画は敬遠ですが、こんな映画が最近の若い人の嗜好そのものなんだと。
若い人好みの過剰すぎるゆるゆる嗜好にはちょっと心配にもなるのですが、
原田知世さんのすんだ声が本当に良くマッチしたほのぼのとした暖かい映画で、
「カンバニオ」「しあわせのパン」の言葉とともに、すがすがしい気持ちで映画館を出てきました。

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2. 日本の技術の甘さ  技術屋の自問自答がつづく いつものぶつぶつです
     原発事故 信じて推進した我々の技術が木っ端微塵に 技術屋の自問自答が続く
     追い討ちをかけて、日本技術のほころびと物づくり技術が揺らいでいる
東日本大震災・原発事故から 約一年。最近 仲間が集まると 
「 技術屋として、信じて疑わなかった原子力発電のプラントが制御不能になった原因は何なんだろうか 」
「技術を信じて 物づくりをやってきたのに集中砲火どこで ボタンの駆け間違いをしたのか・・・・・」
われわれは 間違いをおかしたのだろうか・・・・・と
こんな話がいつも話題になり、頭の片隅に自分達が歩んできた道へのおおきな引っかかりになっている。
また 追い討ちをかけるかのように、日本の科学技術に対する信頼が大きく揺らぎ、
また、今世界のビジネスの中で「物づくり日本」の地位も大きく揺らいでいる。
築きあけてきた安定した高い品質の作りこみ技術への信頼が揺らぎ、先への飛躍が出来ない。
韓国や東南アジアの諸国に商品化技術力・商品力で負け始めた日本。 
本当に賃金格差による競争力だけが原因でしょうか・・・・・・・ 
「商品に飛びつきたくなる魅力・商品技術力がなくなっているのではないか」
国際競争力と声高に叫んでばかりいても何も生まれては来ない。
一例を挙げると 私は溶接屋の端くれなのですが、原発の事故にも溶接を槍玉に挙げた人がいる。
「溶接」は技術というより、良く見慣れた作業のひとつとしてしか見ない人が多い。
組立には必須の最重要技術で、実は口で言うほど簡単ではなく、周りからは理解が難しい技術の一つ。
つい、ブラックボックスに置いて、しわ寄せをもってくる。
「設計はちゃんと出来ているのに現場の溶接やら建設はむちゃくちゃや」といった類の話になるのである。
「ちょっと待ってくれ どんだけ注意して溶接やっているのか知っとんのか・・・」と。
現場と各部門が相互に融合調和して 新しいものを生み出してゆく技術 これこそが 物づくりの技術。
それが、「言葉では『現場・現場』と叫びながら その中身を全く理解しない」人達が次々と技術をあおっていく。
先日も「梅田の地下鉄の火事 非常を知らせる放送経路が動かなかった」といい、
また、たびたび錦の御旗のように「想定外」の言葉がやたらに飛び出す。 
具体的な根本原因を考える姿勢に全く欠けている。
この「想定外」と片付ける流れこそ日本の科学技術凋落の病根、企業・ビジネス凋落の原因があるように思えてならない。
日本の現場には「無駄は無駄ならず」「ここまではやれる念のための余裕代の理解と組込み」そんな物づくりの技術力がある。
この技術力が国際競争力・コスト低減そして ディジタル2値化の流れの中で それらが そぎ落とされ、消し去らされてしまった。
「口で言う安全」と「真の安全」・・・
「安全」もまた、国際競争力の中では一番先に槍玉に挙げられた無駄なコスト。 
一番に見直しを迫る管理トップ層。
原点回帰が叫ばれるが、彼らの視点がはっきりしない日本。 
ディジタル化の時代が猛烈なスピードで進む時代であるからこそ、アナログ的な視点で歯止めをかけること 
それが原点回帰で、新しい技術・商品を生む原動力と思う。
ふっとふりかえってみると 最近の子供から大人まで日本では勉強しなくなったのではないか・・・と心配になる。
思考よりも手っ取り早いハウツーばかりが横行し、googleで検索すれば解が出る。そればかりに頼っている。
教育現場でも「教室で教えてきた答えに詰まった先生。子供を前に携帯で回答を検索した」といったうそみたいな本当の話もあるという。

ど素人の政治家・会社トップが 風通しをよくするといって 自分の身内を集めてやたらに会議を作っても結局何も出来ず。
欧米に学ぶなら 目標とアプローチと武器 責任と権限を明確オープンにして
論理的に進める道を進むこととゆるぎない理念に基づく教育と組織作りしか日本再生の道は遠いと感じる。
 

ビジネス現場から離れてもう10数年、ピンボケのたわごとですが、
内橋克人氏のいう「頂点同調・熱狂的な等質化」にくみし、あまりにも短絡的な理念なき対応に、
歯止の掛からぬ日本の思考力低下の現実が見え隠れして、さびしく感じる今日この頃。
  
それならば、何が起ころうとも 
柔軟な行動力と未熟とはいえ、未来への可能性を頭に詰めた若者群にホジションをどんどん譲ってゆくのも道かとも・・・・・・。
 

               2012.3.1. 神戸にて  by Mutsu Nakanishi


 

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