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初期ヤマト王権を支えた物部氏の本拠地「布留遺跡」再訪Walk 2012.5.19. 
今まで 布留遺跡に抱いていたのイメージが随分 変わりました

2. 随分印象が変った私の「布留遺跡」のイメージ   
    大布留展 &関連講演会に参加して 鍛冶工房だけではない姿が見えてきました
   2.1. 抱いてきた布留遺跡のイメージ「初期大和王権の鉄器生産工房」    1206furu02a.htm
        狭山博物館 平成19年特別展「国土を拓いた金物たち」図録より 
 
古墳時代の大和の鉄器工房 特に布留の鍛冶工房群についてその役割を含め、狭山博物館 平成19年特別展「国土を拓いた金物たち」図録に判りやすくまとめられていましたので、転載させていただきました。武器・農工具などの実用鉄器などを本格生産して、新しい国づくりを進める初期ヤマト王権の主要鍛冶工房として機能する姿が記されている。
一方 今回大布留展で見た布留の鍛冶工房は弥生時代から続く祭祀に使われる玉作りに連携して働く鍛冶工房の姿が主要と映りました。
布留遺跡の鍛冶工房には 弥生時代から続く玉作り工房の工具などの小さな鉄製品を作り続ける姿と新しい時代の要求に対応する大型鉄器作りを始める姿 の2つの要素がある。 
布留遺跡の時代には まだまだ近畿・ヤマトでは 国づくりの鉄というより 祭祀の鉄のイメージが強いと展示を受け取りました。
本当はどうなのでしょうか  古墳時代大和の鉄にいて どう考えるのか また ひとつ面白い疑問と感じています・。

◆ 布留遺跡の鍛冶工房の姿《1》 新しい国づくりの鉄
         武器を作った証拠?????   布留遺跡で大量に出土する刀装具 《柄・鞘・柄頭など》

布留遺跡の鍛冶工房から出土した 鉄滓・ふいご羽口・鉄鉗・砥石


布留遺跡から出土した遺物 刀装具とその復元模型
山博物館 平成19年特別展 「国土を拓いた金物たち」図録より
◆ 布留遺跡の鍛冶工房の姿《2》
       大布留展で知った布留の鍛冶工房の姿 弥生時代から続く 祭祀・玉作りに連動する鍛冶工法 
            玉加工・祭祀関連遺物と一緒に常に出土する布留遺跡の鍛冶関連遺物
布留遺跡の生産工房群は 玉作りに関係して機能していたのではないか・・・・   
鉄器製作ばかりでなく 玉作りの側面も
でも 布留の生産工房群は非常に規模が大きく 鉄器生産は本格的
こんな布留鍛冶工房群の姿は 何を意味しているのか、また ひとつ新しい疑問です

玉加工・祭祀関連遺物と一緒に常に出土する布留遺跡の鍛冶遺物 また 刀装具も大量に出土する
大布留遺跡展図録より      
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1206furu02a.htm   2012.7.1.   by Mutsu Nakanishi