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鍛冶神大己貴命の伝説の地「神出」渡来鍛冶技能集団の進出地の伝承も
その東西に秀麗な姿を見せる神奈備山 雌岡山・雄岡山Walk 1104kande24.htm

4.金棒池から雄岡山頂上へ
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              金棒池民話と金棒池から見る雌岡山と雄岡山  2011.3.11.
雌岡山の東側登り口を外に出たところが金棒池の西端で、池の向こうに雄岡山が見える。この岸のすぐ南側で、老ノ口から雌岡山の南側を通って 雄岡山から押部谷へ抜ける幹線道路にでる。広い金方池の縁を雄岡山の麓へ。
金棒池の南側に沿って数分 雄岡山に向かって原付を走らせ、雄岡山の端で北側に道が折れまわったところが十字路になっていて、ちょっと北へ入ったところに雄岡山登山口のバス停がある。歩いていた高校生に雄岡山への道を聞くと折れ曲がりの角 南への細い道を入ったところに登り口があると教えてくれた。
               雄岡山の端 金棒池の東端に雄岡山登山口のバス停 2011.3.11.
雄岡山の山腹に沿って雑木林の間の細い道を入ってゆくと、デイサービスの建物の入り口にぶち当たる。その前から左手に雄岡山への案内標識が立っていて、雑木林の中を細い登山道がまっすぐ頂上へ続いていた。
この雄岡山の登山道のある山腹全体がどうも私有地のようで、雌岡山のように整備された公園にはなっていないが、ただ一本細い山道がまっすぐ頂上を越えて北の神鉄緑ケ丘駅へ伸びていてハイキングコースになっているようだ。
   
雄岡山の南側登り口へ入ってゆく小道と登り口にあるデイサービスの建物   
雄岡山の南側登り口 2011.3.11
南側のこの登山口から真直ぐ北へ
 頂上への登山道
               雑木林の中 山腹を北へまっすぐ続く雄岡山への登山道 2011.3.11.
雌岡山では道が鉄分を含むと思われる真っ赤な土だったので、この雄岡山の登山道にも赤土がないかと探しながら登りましたが、
赤土の部分は見つかりませんでしたが、なだらかな雑木林の中を歩いて約15分ほどで 小さな祠がある頂上の広場に出ました。
雑木林に包まれた頂上では 南側が開け、明石方面が見渡せるのですが、
残念ながら うっすらと淡路島が見えるだけで 明石海峡大橋は確認できませんでした。 
でも ここも 霞が取れれば 遮るもののない素晴らしい眺望ポイントになると思われます。

    雄岡山頂上241m からの眺望  うっすらと淡路島が見える明石海峡遠望  2011.3.11.

            雄岡山頂上標高241m  小さな祠と一等三角点がありました 
              祠の横にある雨乞い石                  一等三角点
雄岡山では古くからこの祠の前で雨乞いが行われていたという。祠に祭られているのは木花佐久屋比売命という女神と帝釈天。
旱魃の時・石のご神体に墨を塗り雨乞いをする。ご祭神はきれいな女神であるため、早く雨を降らして黒色を落とそうとされると言う。古くから伝承されてきた素朴な祭りで、数々の伝承とともにこの優美な姿の雄岡山が信仰の山である証拠であろう。
信仰の山 雄岡山の祠 そして雌岡山の神出神社の社殿いずれもが 明石海峡を正面になるように祭られており、明石海峡を強く意識していたことがわかる。 
また、この雄岡山の東側は 渡来の鍛冶集団忍海氏の進出地 押部谷であり、この雄岡山・雌岡山に強く惹かれていたに違いないが、この山にまつわる古代伝承や山との関係についてはよく判らない。 
この登山路で今回は雌岡山で見たような 真っ赤な赤土を見つけることができなかったが、インターネットには この雄岡山の登山路でも赤土がみられるとの記述があり、この山にも鉱物資源があったのかもしれない。

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1104kande24.htm   2011.4.5.  by  Mutsu Nakanishi