from  Kobe  12月 2010.12.20.  1012kobe00.htm
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【From Kobe   2010.12月

   和鉄の道・Iron Road  2010   一年を 振り返って

     あっという間の一年 神戸ルミナリエも終わって 12月もあとわずかクリスマス飾りが街を華やかにしています。
     激動の時代というのか 閉塞感の中 「どないかしてくれ」と叫びたい世相ですが、
     好くも悪くも日本が大きく変わろうとしている
     腹が立つことも多いのですが、我々年寄りにはもう登壇する場所はなし。
     年寄りの知恵というか 最近は「経験したことのないこの激動の時代を ゆっくり眺めたろう 」と。
     この一年 いろんなことがありましたが、健康で元気に笑顔で過ごすのが一番。 
        【仲間が教えてくれたロートルにならぬ知恵】
   一は一日一回 じっくり考える
         十は一日十回 腹から笑う 
         百は一日百回 深呼吸 
         千は一日千字 書くく
         万は一日万歩 歩く
どれもこれも 惨敗の今日この頃。
でも 昨日は仲間と一緒に
神戸で若手の落語会に腹を抱えて笑って
そのあと居酒屋で飲んで語って・・・・・。
これも健康法 そんな今日この頃です。

● 和鉄の道の一年

「鉄の話も もうそろそろ種切れか」「なんで 鉄やねん」の声に「そんなことあれへん。わからんことばかりや 」と
 言ってきましたが、今年も色々訪ねることができました。
「なんでも見てこよう ふしぎやなあ」の野次馬的好奇心ばかりですが、面白いところが随分見られました。
 また、「鉄」の周辺には 時代を生き抜く知恵や「鉄」のダイナミックな姿が見られてうれしい限りです。

 今年収録した和鉄の道資料一覧
1.  たたらの話 あれこれ〔たたら製鉄概説〕                           2010.1月
2.  桃太郎伝説の吉備路walk 鬼ノ城を訪ねる                           2010.1月
      唐の侵攻に備えた古代7世紀の朝鮮式山城「鬼ノ城」の中に鍛冶工房があった           
3. 「鬼の唸り・鳴釜」の再現を試しました                             2010.2月  
      意外にも澄んだ響き、イメージが次々と広がってゆきす 
4.   阿波 鍛冶工房から砂鉄が出土した弥生の大集落「矢野遺跡」を訪ねる              2010.2月. 
      弥生時代中期末から北九州と時期をほぼ同じくして鉄器生産を始めた鍛冶工房    
5. 「地球誕生から約46億年鉄の歴史と役割にびっくり岩波の科学ライブラリー「鉄学 137億年の宇宙誌」を読んで    2010.3月  
  「地球に鉄がなかったら 現在の地球環境も 人間を含めた生命体も存在しえず 
      人の歴史も生まれなかった」
6.  日本美術刀剣保存協会たたら「日刀保たたら」の操業  2005.2.7.鉄鋼新聞 記事より       2010.5月
7.    東近江 永源寺相谷熊原縄文遺跡 Walk                             2010.7月
   縄文のビーナス誕生を思わせる日本最古級の美しい土偶が出土 
8.    奥播磨千種川に注ぐ恋文川源流 たたらの郷 宍粟市山崎町小茅野集落を訪ねる          2010.7月 
9.   参考資料「ヒッタイトの鉄の謎に挑む」2010.8.7.朝日新聞朝刊に掲載された記事         2010.9月
10.  みすずかる信濃 信濃の鉄を象徴する褐鉄鉱 
    旧諏訪鉄山の痕跡を北八ヶ岳山麓 蓼科中央高原に訪ねる                     2010.11月
11. 【PDF】この秋 二つの弥生時代後期の製鉄関連遺跡の講演会を聞いて              2010.11月
     「阿蘇谷 大量の鉄を集積した集落『下扇原遺跡』」
12.   縄文を代表する国宝「火焔土器」が出土した新潟県十日町市笹山遺跡を訪ねる         2010.12月
13.  弥生時代から卑弥呼の邪馬台国・大和初期王権へ  古代国家形成の時代を動かした「鉄」   2010.12月
       無手勝流で鉄をキーワードに弥生から邪馬台国・大和王権への変遷を整理 
14.    弥生後期から卑弥呼の時代へ ベールを脱いだ「弥生のIron Road 和鉄の道」           2010.12月
       淡路島 五斗長垣内遺跡の謎 シンポ 2010.11.21. 聴講 して   
 

雑な寄せ集めの粗いものばかりですが、自分の足で集めたもの。タイトルを眺めるだけでその時点・場所にすぐ戻れるのがうれしい。
「鉄が地球を作った 空気は地球に存在する鉄が作ったんだ」「地球は鉄の惑星や」などと言われて、
「嘘やろう」と思っていましたが、ホンマの話。 
「鉄系の材料にワイン飲ませたら すごい超伝導がでできている」などもホンマかいなと。
  強烈な印象。こんな地球創生の時から絶えることなく続く鉄の働きが、この地球温暖化など環境の危機
  を救ってくれるかもれないなあ・・・と思わせてくれる知見でした。
「鬼のうなり声 ? 聞かせてあげる」とやった実験の澄んだ音色にみんなが喜んだのも鉄の意外性。
  何でもやってみるもんだと。

また この秋「鉄」を視点にして 卑弥呼の事態を取り上げる特別展が数多く行われたのにもビックリでした。 
日本が石器の時代から鉄器時代に変わっていく鉄のダイナミックな時代 卑弥呼・そして大和王権成立に
鉄が深くかかわってきた。 

アウトサイダーにおかれてきた鉄の議論が 発掘による地道な知見と解析評価でで新しい壇上に
ヒッタイトの鉄にも新しい知見 
判っているようでわからぬ鉄 一つ一つベールがはがされてゆくのがうれしい一年でした。

そんな折、今年も 日本人学者のノーベル賞授賞のうれしいニュース。
何と言っても、「学問が何より好き」の笑顔に
コツコツと地道に積み上げてこられた研究のアプローチや人柄まで見えて、
こっちまでがうれしくなる。
 

● 我が家の今年のトピックスは 
  この秋 息子に赤ちゃんが誕生したことと関西に孫たちが帰ってきたこと。

    私の方は 相変わらず 神戸を根城に、鉄を訪ねて 風来坊 Walk 
  そして、仲間に誘われるまま 飲み会にせっせと顔を出しつつ、ラクビ―観戦・若手の落語会 
  関西に帰ってきた孫たちと遊んだりと元気に年を重ねている。

12月15日は私の誕生「誕生日 何かはっと我に帰る日」 
いつも応援のメッセージをくれるペナンの仲間から    
   「何歳になっても、誕生日はめでたいと思えば、長生きもする。
     人生のスタートの誕生をした日を、やはり大事に思い、両親に感謝をし、
   家族に感謝をし、そして自分にも感謝する日と。そして、夫婦で祝杯 --- これがいい 」
とのメッセージ。


いろいろな話を聞く中 家族や仲間がいて 3人目の孫も誕生  
みんな健康で過ごせるありがたさが身に染みる。

歳には勝てず 頭の老化はいかんともしがたしで、ホームページ更新は整理がつかず遅れがちですが、
「頭がぼけんよう 頑張れ」の声に 勇気づけられています。
本当に 一年間 付き合っていただきありがとうございました 
色々あった一年ですが みなさんと一緒に乾杯

ちょっと もう息切れ気味ですが、「風来坊のCountry Walkは趣味 鉄の探求は life work」
 頑張りたいと思っています。
                        
                   2010年 12月 ホームページ更新で 
                     神戸より  Muysu Nakanishi

 

1011kobe00.htm   2010.11.7.  by Mutsu  Nakanishi