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 平安遷都1300年祭で賑わう奈良 Walk    大遣唐使展・若草山・平城宮大極殿 

2. 大和平野の素晴らしい展望台 若草山 walk  <2>
            若草山の頂上 一の丘から二の丘・三の丘へ(一重目から三重目)
        南北に伸びる三つの丘が細い尾根道を解して繋がる若草山の頂上部  
一の丘には沢山の小学生たちが 思い思いに走り回っていました。
一の丘からは北東へは幅の狭いなだらかな尾根筋が二の丘へ向かって続いていて、ニの丘に着くとまた広いスロープ。
三の丘へも同じで、案内板が「一の丘」「二の丘・三の丘」と呼ばずに「一重目」「二重目・三重目」と表記されているのもうなずける。
一の丘を登って 二の丘へ
二の丘  「若草山二重目」
北東側三重目 若草山山頂部
二の丘から一の丘越しに大和平野 
二の丘からの眺望 
正面に今まで屋根しか見えていなかった大仏殿の建物全体が見える 
反対側の北東側には谷越しに三の丘
   (若草山頂上部)
二の丘から細い尾根筋を回りこむと展望台になっている三の丘 若草山頂上部。
鹿が山頂付近で遊んで居るのが見える。また、この山上へは 地図見て知ったのですが、裏のドライブウエイを通って直ぐ下の駐車場まで、バスでは入れるので多くの観光客が展望台に居る。
南北に細長い頂上部の北側半分が4世紀末の前期前方後円墳「鶯塚古墳」で「枕草子」にもこの古墳のことが記されているというが、誰の御陵なのかよくわからぬという。
この古墳の北の端 後援部の頂が この三の丘の一番高いところで 標高342m 若草山の頂上である。
この古墳と関係があるのか知りませんが、若草山を下りて北西へ少し行ったところが4世紀末から5世紀前半にかけての王墓 佐紀古墳群があり、平城京が開かれる前 まだ 奈良の南部に都があった時代から、この地が王城の地であっことが窺える。
尾根筋を回りこんで三の丘(若草山頂上部)へ三の丘に登ったところが丘の中央部で ここだけに木々があり、
その木陰で鹿たちがのんびり休んでいる。ここから北側へ前方後円墳の「鶯塚」で 前方部の入口で 南側には展望台の野原が広がっている。
〔若草山頂上部にある初期前方後縁墳 鶯塚古墳〕

南北に伸びる三の丘の中央部 左手北側へ横たわる鶯塚古墳の入口(前方部 )
左奥に北側に後円部の頂上部にある碑が見え、またここより南側には展望台の野原が広がっている
 
三の丘中央部から先ほど登ってきた西側二の丘への
尾根道がみえる
鶯塚古墳正面より 墳丘を見る 手前が前方部で奥が後円部  
 この頂上が若草山頂上である  2010.6.11.
鶯塚の中に入って 墳丘の上を歩いて 墳丘の頂上に立つ。 ここが 標高342m 若草山の頂上である。
ここからは主に大和平野の北側部分を中心に360度の展望が楽しめる。 ちょうど 南北に伸びる三の丘の北側の先端ぶにあたり、正面にに奈良への北側の入口 木津川口周辺が見えている。木津から南山城・笠置の山の展望が広がり、直ぐ向こうが 関西線が木津川にそって三重県亀山へ向かう加茂町恭仁京のあった辺りである。
また南側には丘の中央部の右手に大和平野が霞んでいる。
       鶯塚頂上から南側 丘の中央部から西へ二の丘への尾根        鶯塚頂上より北側 木津川口を眺める


    〔 若草山頂上部 三の丘の展望台 〕

                           若草山頂上部 三の丘展望台からの大和平野の眺望    2010.6.11. 
鶯塚を降りて 南の展望台の野原へ。 
鶯塚の入口のところへ降りると奥山ドライブウェイの駐車場から 三の丘の東側の縁を通って中央部に出る遊歩道があり、ここから観光バスでやってきた一団が大和平野の案内板と首っききで 西側に広がる大パノラマを眺めている。

 
こんなに素晴らしい大和平野の眺望が見られるとは本当に知りませんでした。
● 南東の山裾から西へ 
  明日香 大和三山 青垣・吉野と金剛の間の紀ノ川・吉野川口 
● 大和平野の正面 金剛・葛城と生駒の間の大和川口
● 北側 生駒と山城の間の淀川・木津川口 

これら大陸・西日本から古代大和へ入る3つの入り口がそのままの姿で見られる絶好の場所が若草山。

関西の人も良く知っているようで知らない場所。「若草山」
新潟からやってきたという初老のご夫婦 そして 東京からやってきたという若い人たちもみな異口同音
「奈良にやってきて 何とはなしに 若草山登りだしたのですが、こんな素晴らしい景色が見られて感激」と。
「大和は国のまほろ場」ぼんやりと大和を眺めながら、古代のロマンを思い浮かべるには絶好の場所でした。

 

 
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1007narawalk02b.htm 〔1007narawalk02.htm その二〕   2010.7.5.   by Mutsu Nakanishi