2. 草木萌える5月 神戸で  庭で咲く春の花 &  六甲高山植物園の石楠花
 
From Kobe 2010年 5月 【1】

1.「重複は無駄なのか? それとも無駄は無駄ならずか?」
       なにか おかしい民主党の事業仕分け

選挙をまじかにひかえ、今 民主党政権が揺らいでいる。人気回復の目玉は 高速道路の無料化や子供手当の支給に公立高校の学費免除などばら撒き施策と独立法人の事業仕分けだという。 
一気に政権が変ったのだから、色々問題があるのは承知と思っていましたが、あまりにもの迷走ぶりに 果たしてこれで良いのかと考え込んでしまう。

 
国家財政が破綻し、膨大な赤字国債発行の中での 当てのないばら撒き。
「いずれ すべて あなたたちに この付けを戻してもらうから・・」といってくれれば、
    この事情がもっとはっきりするのですが・・・・
高速道路網・新幹線網を張り巡らせて 何でJALを救わねばならぬのか・・・
海外だって 格安航空が今や主流 ANAだってある。 JALでなければならぬ理由なし。
必要なのは JALではなく 代替手段のない遠隔地・離島などの交通手段の充填確保だろう。
目的と手段が逆転している典型に見える。
金融・自動車に電気メーカーそしてJAL   強者ばかりに手厚い施策にはかんぐらざるを得ない
政治主導の独立法人の「事業仕分け」のスピード判断も不思議である
国会の使命とダイレクトな事業仕分けの問答無用の即断が本当にマッチングするのだろうか・・・
  一方的な付け焼刃勉強の国会議員がトリマキを連れて 事業仕分けと称して、即断のパフォーマンスとし
か映らない。 政治家が筋の通った考え方を持つ人たちであった時代ではない。
「連れもて」の時代 「素人療法はケガのもと」
  チェック監視し、指摘するのが悪いというのではない。わが意を得たりと即断の判断パフォーマンスを
していることに違和感を覚えている。
公務員・官庁の管理・チェックと行動指示は 会計検査院ではないのか・・・と。
  新しい組織でやるなら 前の組織をつぷす。 そうでないなら 前の組織の変革をやり、その組織が職
務を遂行で
きるようにするのが筋だ。 自分たちが代れるとする「自信」には「連れもて の おごり」を感じます。
  手前味噌の組織を作るのは その組織も以前の組織も両方を弱め、成果が得られないのは数々の事例が
それを証明している。
  自分たちの無駄・行動をチェクできない国会議員が、他を排して 「自分たちがすべてだ」というのは 
まさにパフォーマンスの何者でもなく、むしろ排さねばならない。
「事業仕分け」の項目もベースは裏で官僚が作ったものを俎上に上げているとも聞く。
それならば、なおさらである。。。。。。  
等々 
「事業仕分け」の中で 再三「重複」「無駄」「何の役に立つのか・・・」という言葉が飛び交って、
 それが「仕分け」の尺度のようであるが、この「仕分けの尺度」には よく考えてみる必要がある。
 一方 日本には これに対峙するかのような言葉も昔から数多くある。

  「無駄は無駄ならず」「瓢箪から駒」「学際を越えた連携」「コミュニケーション・討論が新しい考えを生む」等々
  「安全余裕・設計余裕」が未知の危険を防止した事例は数知れず。
   逆に「効率」「無駄排除」のもと「余裕」の排除によりもたらされた大事故もまた数知れない。

「二者択一」の一面的な判断は スピード・即決としてそれはそれで意味があるが、
その選択を行うものの資質が極めて重要であり、「事業仕分け」にかかわっている人たちが その器だろうか・・・・と。
今の日本を覆う「幸福感の共有」のない社会状況の原因は、
まさにこの事業仕分けのパフォーマンスの中に垣間見える考え方そのものへの不安感の増大が原因てではないか・・・。 
「事業仕分け」に喝采する一方で、仕分け人の言動に首をかしげる原因もその辺りにあるのだろう。

「器かどうか?」なんて どうやって見分けるのか・・・ということになろうが、
「仕分け人」は少なくとも「無駄」「重複が悪い」とする自分の視点と事業仕分けの対象とがマッチしているのかどうかを明
 らかにすべきであるはずなのに、それをせず、強引に自分の判断を押し付ける。
「政治主導」なんていわれると益々怪しげに思えてくる。
 政治化主導を掲げる弦政権の迷走ぶりと照らし合わせると結論は自明である。

 ノーベル賞を受賞した益川さんが TVで 大学入試に関して面白いことを発言されていた。

   「 入試得点の当落を決める1点差は そんなに厳密なものだろうか・・・・
     むしろ 8割かいくつかを得点で合格とし、
     残りの合格者はボーダーの得点に幅を設けて そこに居る人たちを抽選で合格にする方が理にかなっている 」

 正論かもしれぬ。
 福祉でよく叫ばれる「セーフティ ネット」「安全余裕」など 
 まさにこの直線の上にのっていると思うのですが、いかがでしょうか・・・・・

 「心地よい言葉とばら撒きのマジックはもう沢山」
 今回のばら撒きを含め、膨大な赤字予算の付けを 誰がどのように払うのか・・・・
自治体レベルでは すでに 夕張が・・・・そして、ヨーロッパでは ギリシャが・・・
日本の行く道をはやく示し、自衛への道もプログラムしてほしいものである。

                                   2010. 5.1.  by  Mutsu Nakanishi
 

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