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【 古代鉄 私考    古墳時代の幕開け 】
4.    一筋縄ではいかぬ古墳時代の幕開け 激動の時代 淡路島がその鍵を握るのか ????
淡路島で発掘された卑弥呼の時代の日本最大級の鍛冶工房村の位置付けに思いをめぐらす

2009.4.5.  repoaw00.htm  by Mutsu Nakanishi

1月23日 新聞紙上で「卑弥呼の時代の国内最大級の鍛冶工房村が淡路島北部で出土 」と報じられ、卑弥呼の鍛冶工房村か  はたまた、この鍛冶工房が古墳時代幕開け  大和倭国連合による日本統一のさきがけか・・・ と古代の夢を膨らませませ、1月25日 発掘調査された淡路市の垣内遺跡現地説明会にも参加し、10棟を超える鍛冶工房の出土にびっくり。 また、神話の 島 淡路島での出土に 古代のロマンをあれやこれや膨らませています。
まだ、詳細な調査報告もでていませんし、この鍛冶工房村の性格や位置づけはこれから・・・・・・。
でも まだ、鉄がさほど畿内に持ち込まれていないと考えられていた時代に びっくりする大きな鍛冶工房村が淡路にあった。
古墳時代の幕開けを演出した鍛冶工房村ではないか・・・・と勝手に思い込み、
あれこれ思いをめぐらせるのですが、でも どうも 腑に落ちない。 
 

1. 要 旨 縄文晩期 土器の相互移入が解き明かす諸国間の交流  
互いに交流する諸国の真っ只中で 淡路島は 周辺諸国との交流が乏しかったという
2. 資料 古墳時代幕開けの前夜 淡路島周辺諸国の動きが面白い
3.
【和鉄の道 Iron Road】 
弥生 時代後半  国内最大級の鍛冶の村「垣内遺跡(鍛冶工房跡)」現地説明会 Walk
国生み神話の淡路島で、弥生時代後半 卑弥呼の時代の大鍛冶工房村が出土した


淡路島北部で出土した卑弥呼の時代 国内最大級の鍛冶工房村 垣内遺跡  2009.1.25.

本当に 古墳時代・大和王権へと繋がってゆく鍛冶工房村だったら、
古墳時代 大きな前方後円墳が築かれても不思議でないが、前方後円墳もこの時代に始まる大型墳墓も出土していない。 
また、淡路島は後に「御食国」と重要視されながらも、戦国時代に至るまで、阿波国の一部と見られてきた。
本当のところ 淡路島の位置づけはどうなのだろうか・・・・・・。
色々資料に当たると知らぬことばかり。 
卑弥呼の時代から古墳時代への過渡期 東瀬戸内地域の諸国と大和との関係は一筋縄ではいかぬ。
特に 西から瀬戸内を経由して大和・河内へいたる道の入り口にある淡路・摂津西部は特異な様相を示している。
まだ 妄想・空想の段階ですが、
淡路に出土した大鍛冶工房跡ならびにこの時代の周辺諸国の動きを「キーワード」に 勝手な空想 
古墳時代前夜の淡路島についてイメージを膨らませています。

播磨・吉備・讃岐・阿波・河内・大和など周辺地域諸国が交流する中、他の地域の土器が入ら ぬ特異的な地域 淡路島と明石海峡を挟む攝津西部。 
また、播磨風土記には 播磨における渡来製鉄集団の争い・技術集団の入替りなどの記述が数多く記載されている摂津西部・淡路縞北部の特異的な高地性集落の 急速展開と消滅 

弥生の後半 卑弥呼の時代 淡路島は周辺諸国にくみしない独自の地域集団か・・・・  
そんな集団が明石海峡を挟む北淡路と攝津西部の集団が西から大和への通商の道を阻んでいたのではないか・・・ 
その独自集団の鍛冶工房が垣内遺跡か・・・・・・ 

この鍛冶工房村と時を同じくして この地域に数多くの高地性集落が出現し、古墳時代の幕開けには共に消滅する。 淡路で出土した国内最大級の鍛冶工房村はこれら淡路の高地性集落群と共に命運を共にしたのではないか・・・・
この地域が大和の連合に組み込まれることにより、西から大和への陸路 鉄の道は安定化 
製鉄鍛冶技術も大陸・朝鮮半島の最新技術が大和へ持ち込まれるようになり、 
本格的鍛冶(高温鍛冶)が始まり、大規模古墳群を築く古墳時代の幕開けをもたらした。 
出雲神話と同じく淡路島の国生み神話もそんな名残でないだろうか・・・・・ 

妄想かもしれませんが、ひとり そんな思いをめぐらせています。 
  
大量の強い鉄器生産なくしては築けなかった大規模古墳群 
朝鮮半島・大陸からの「鉄素材」の入手経路の安定確保が倭国連合の生命線だった激動の2・3世紀  
鞴を伴う高温鍛冶による強い実用鉄器製造が始まる前夜 ベールに包まれた古墳時代幕開けへの激動の時代   
瀬戸内・畿内でも「鉄」をめぐめる連合・離反の争いがくりひろげられたのではないか・・と。 

                                    2009.03.15. by Mutsu Nakanishi 


 

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repoaw00.htm   2009.4.5.  by Mutsu Nakanishi