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From Kobe  8月 
 
惜  別 

この5月 「久しぶりに 江口サロンの人た ちに出会えた」と紹介した仲間

言 葉と心の壁越える達人( 朝日新聞 惜別より )と愛された 江口一久さんが急逝

また、ひとつ 僕の仲間のつらい話を伝えねばなりません。
この5月のホームページで「江口サロンの人たちに出会えた」と紹介しばかりの神戸の仲間 江口一久さ ん
西アフリカの民話の収集・研究者でその語り部である言語・民族学者 国立民族学博物館名誉教授 
その江口一久さんが、6月14日駅での転倒事故で、ほんの一瞬にして亡くなっってしまった。

どこにいても 日曜日にはその土地の教会へ行くというクリスチャンで、10 ケ国語を越える言葉が話せるという言語学者ではあるが、言葉がわからなくても 初めての人でも どこでも 話の輪の中に飛び込み そのうちに 言葉も内容 理解できるというまさに達人言語民族学者といわれた。
私とは正反対というか どこでも飛び込んで直ぐ酒をくみかわし、肩を組んで踊ってお友達・お仲 間。後先が逆で 行動を起こす人。 それでいて 学者としての鋭い視点・思慮を持つ論客でもあった。 

「ほな 今度一緒に行こ ええ酒の飲めるで」と青森の三内丸山遺跡のお月見の会に連れて 行ってくれて、縄文の道にはまるきっかけを作ってくれた人である。
また「民博で 2 西アフリカおはなし村の特別展 そこで 多くのボランティアの語り部が語る西 アフリカの「おはなし」の展示やるんや。手伝いにきてや」と。「おはなしの展示って それ何」とついつい引き込まれて ここでも多くの仲間に引き合わして くれた。(2003年4月から10月)

バウバウの大きな木を会場に据え その傍に語り部の語るお話の家をしつらえて、多くの語り 部が常時 西アフリカの昔ばなしを語り、アフリカからやってきた仲間や語りべ そして会場に来た人みんな一緒になって バオバウの木の周りを ジャンベの 太鼓にあわせて踊り回りまわり、その先頭にいつも 彼がいたのも懐かしい思い出。

語り部としても 本当にすごい実力で 登場人物になりきった語り口は むかし話を聞いてい るというより 独り芝居についつい引き込まれてゆく 楽しいものでした。

このおはなし村がベースになった「地球おはなし村」を起こして、その村長と して活動を進めて、民博退官後もこのおはなし村活動とアフリカ フルべの民話収集・研究をつづける現役で、、フルベの昔話の意味を語りとともに みんなに 伝えつづけ、アフリカを思い、「平和」を説きつづけた行動のひとだった。

「アフリカのために また何かやろうや。 また、15日 御所の中でお茶会とおはなし村や るよ 京都で一杯どうや」
と話したのが最後だった。

くちぐせは 「まあ そやな  ひとつよろしく」
まとまらない時でも、また 独り突出して収拾がつかなくなった時でも、にこっと「ひとつよろしく」

 「江口さんの ひとつよろしくには まいるわ」といいながらも みんな引き込まれてついてゆ く 
 世界に多くの友達を持ち 多くの人を愛し 愛された人でした。

まだまだ、聞かしてほしかった昔話。また 博識の先を見据えた地球人の話等々 
本当に残念で ぽっかりと 穴があいたような気持。
彼の「ひとつ よろしく」が耳に残っています。 
ひと付き合いの下手な私にとっては 分け隔てのない達人の心には 何とか少しでも近づきたいもので す。

また、 彼がこよなく愛した「地球おはなし村」  
この活動が彼のDNAを受け継いで、ますます 広がってゆくことを期待しています。
                                      
                                      2008.6月 by Mutsu Nakanishi


2003年4月 民博 特別展「西アフリカおはなし村」より

【参考 】
 
1. From kobe  2008.5月
  久 しぶりに アフリカのむかしばなし と アフリカのリズムを堪能
    江口サロンの人たちに出会えました   ( pdf file  )
2.2003.7月
  バオバ ブの木の下で 国立民族学博物館 特別展「西アフリカ おはなし村」 open  
3.2003.8月
  「マリ 国立民族舞踊団による音楽とおどり」 バオバブの木の下でみんな踊って
4.地球 おはなし村 home page

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2008.5.5.   0805kobe100.htm          by Mutsu Nakanishi