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広島県備北のたたら製鉄地帯 
11.  歴史の山 比婆山(御陵)1256m とその懐「六の原たたら跡」を訪ねる
   広島県庄原市西城町油木  0811hiba00.htm  2008.10.17.by Mutsu Nakanishi

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東西に伸びる中国山地脊梁山脈が島根県奥出雲と岡山県北備・広島県備北を分ける一帯は古代からの大製鉄地帯で、その中心に聳える吾妻山・比婆山には古事記に記された古い伝承があり、その南側には備北のたたら製鉄地帯が広がる。
比婆山の山頂には古い古墳御陵があり、その御陵は伊邪那美命の墳墓であると伝えられ、吾妻山に登った伊邪那岐命が比婆山に眠る妻、伊邪那美命を山頂で「ああ吾が妻よ」と追慕したといい、古来より信仰を集めた山である。
 この伝承もこの一帯が古くからたたら製鉄と関係して 山深い場所にもかかわらず、古くから開けた土地であったことに由来するのかもしれない。 また、10数年前 この比婆山には「ヒバゴン」が住むとして、センセーショナルに伝えられた山である。
 また、比婆山の頂上周辺の山腹には草原の多い中国山地には珍しく、うっそうとしたブナの純林におおわれている。わが国のブナ林の南限としても重要な位置をしめる比婆山のブナ林は国の天然記念物に指定されている。私にとっては あまり調べたことのない備北の製鉄地帯であるが、近世には豊富な砂鉄採取のため、山が切り崩され、山裾の谷間には数々のたたら場が営まれ、今もその痕跡として残丘が残るすり鉢型地形があちこちに見られるという。
一度このたたら製鉄地帯に足を踏み入れたいと思いながら行けずにいたところで、今回、山口へ行く途中、中国道東城ICを出て、比婆山山麓 六の原製鉄遺跡を訪ねると共に比婆山頂上にある御陵まで登りました。
ちょうど紅葉が始まったときで頂上部に広がる天然記念物 ブナの純林の森は秋のすばらしい景色を見せてくれました。
時間なく、残念ながら比婆山から吾妻山への縦走ができず、砂鉄を採取跡にできた残丘地形を見ることはできませんでしたが、気持ちの良い比婆山ハイクでした。

備北のたたら製鉄地帯 比婆山周辺地図
県民の森・六の原に残る鉄穴流し遺構 
比婆山の頂上にある円墳 御陵
比婆山天然記念物 ブナの純林

広島県備北のたたら製鉄地帯   
11.  歴史の山 比婆山(御陵)1256m とその懐「六の原たたら跡」を訪ねる

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0811hiba00.htm  2008.11.10.  by Mutsu Nakanishi